福井直樹の作品一覧
「福井直樹」の「統辞構造論 付『言語理論の論理構造』序論」「我々はどのような生き物なのか 言語と政治をめぐる二講演」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「福井直樹」の「統辞構造論 付『言語理論の論理構造』序論」「我々はどのような生き物なのか 言語と政治をめぐる二講演」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
学生時代に生成文法を学んだ身でありながら、誠に恥ずかしいことに、チョムスキーのこの記念碑的著作を読んだことがなかった。文庫が出たのを好機として読んでみた。
文法の形式的側面の自律性、構造依存性、変形部門の必要性など、言語学の入門書に必ず書いてあるような議論はこの著作で示されたものだったということを知った。
チョムスキーが1975年に書いた文章と、訳者による解説が付されており、生成文法が誕生した時代背景やその後の発展過程をリアルに感じ取ることができる。訳者の福井氏も解説で述べているように、生成文法は当初から、チョムスキーがたった一人で理論を構築したのではない。むしろチョムスキーの学問的貢献は、
Posted by ブクログ
「言語」とは、人間がある個別言語を話せるというときに、脳内に内蔵している認知システム、さらには、限られた資料(経験)を基にしてそのような認知システムに到ることを可能にする生物学的賦与物(生得的機能)である。
このような言語研究に広く深い影響を与え、しばしば学問上の「革命」と称される生成文法理論の誕生は、本書で告げられたものである。
句構造に基づく直接的な記述の範囲を基本的な文の核(複合的な動詞句や名詞句を含まない,単文かつ平叙文かつ能動文)に限定し,これらの基本的文(精確に言うと,これらの文の基底にある連鎖)から他のあらゆる文を変換(の繰り返しの適用)によって派生させるようにすれば,英語の記述