ノーム・チョムスキーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
<目次>
まえがき 利己性、利他性、社会性
第1章エドワードOウイルソン
人類は石器時代の感情と神のようなテクノロジーを持ってい る
第2章ティモシー・スナイダー
テクノロジーのロシアとファシズム
第3章ダニエル・C・デネット
世界は理解していないけど能力がある現象で回ってい る
第4章スティーブン・ピンカー
なぜ人類の暴力が減ってきたのか
第5章ノーム・チョムスキー
新自由主義はファシズムを招く
あとがき 嘘と孤独とテクノロジー
P47人類が種として生き残っていくためには~何百万年
にもわたって自然が維持し続けていた環境を守って
いくこと
インタビュアーの吉成氏は元NHKのデレクターで
知の逆転、知の英断などのインタビュー番組、本が
あって、安定である。
この手のインタビュー本の中では、一番いい聞き手
だと思う。 -
Posted by ブクログ
チョムスキー、カーツワイル、マーティン・ウルフといった斯界の大御所たちとのインタビュー集です。テーマは題名の通り、人類の未来。
とくにカーツワイル氏の世界観にはショックを受けました。情報テクノロジーの指数関数的進化により、AIが人類の知能を2029年に超越するという所謂シンギュラリティの提唱者なのですが、その先には超小型化したデバイスが人間の神経系に入り、知能と認識の飛躍的拡大が可能になる、とのことです。また資源・エネルギーの制約という問題が克服され、国家の役割が薄れて人々が世界市民となっていく、と。氏の思考そのものが指数関数的です。
またFT主幹のマーティン・ウルフの世界経済に対する俯瞰は、氏の歴史と社会に対する深い見識に裏打ちされていて、自分の蒙が啓かれる思いでした。哲学にも造形が深く、問いかけが哲学的なところもあります。
建築が好きな方は、デンマークのビャルケ・インゲルス、科学に興味のある方にはフリーマン・ダイソン両氏のインタビューに特に興味を持たれるでしょう。 -
Posted by ブクログ
「言語」とは、人間がある個別言語を話せるというときに、脳内に内蔵している認知システム、さらには、限られた資料(経験)を基にしてそのような認知システムに到ることを可能にする生物学的賦与物(生得的機能)である。
このような言語研究に広く深い影響を与え、しばしば学問上の「革命」と称される生成文法理論の誕生は、本書で告げられたものである。
句構造に基づく直接的な記述の範囲を基本的な文の核(複合的な動詞句や名詞句を含まない,単文かつ平叙文かつ能動文)に限定し,これらの基本的文(精確に言うと,これらの文の基底にある連鎖)から他のあらゆる文を変換(の繰り返しの適用)によって派生させるようにすれば,英語の記述を大いに単純化できる上に,英語の形式的構造に対する斬新で重要な洞察を得ることが出来る。
文法は,3部構成の内部構造をもつと考えられる。文法には,句構造を再構築することが出来る諸法則の列と,形態素の連鎖を音素の連鎖に換える形態音素規則の列がある。この2種類の規則の列を結びつけるものとして変換規則の列があり,変換規則は,句構造を伴う連鎖を形態音素規則が適用できる新たな連鎖に換える。句構造規則と形態音素規則は,変換規則とは異なり初等的であると言える。変換をある連鎖に適用するためには,その連鎖の派生の履歴を知っていなければならないが,変換以外の諸規則を適用するときには,その規則が適用される連鎖の形が判っていれば充分なのである。