toi8のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2013年アニメ放送時、面白くてキャラクターデザインも好みで好きな作品だった。いずれまとめて原作を読みたいと思っていた。(12年経過…)
読み始めてみれば、台本のような書き方で統一しており、登場人物名も魔王や勇者、メイド長という調子なので独特である。
頻繁に左ページの端に、本文に登場した経済・歴史用語の解説が載っているので、序盤は、この本はラノベで学ぶ経済学の本だった?!という認識のズレが生じてこんな話だったか??と若干驚き。
読み進めていくうちに、魔王様の可愛さや勇者の発言だったりにp138にやにやしつつ、戦争を早く終わらせるために魔王の未来や経済の知識を使って貿易が進んでいく様が面白い。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレミステリー仕立てのちょいとビターなファンタジー。
このシリーズのテーマは「贖罪」なのだと思う。
マリアがこの世界のOSである大神の顕現として、バグであるシェイプシプターを消滅しなくてはならないのは「仕様」。彼女が贖罪としてエレナにできたことは、奇跡を見せることで前に進ませること。それすら詐術なのかもしれないが。
後に魔王を斃す勇者一行だが、出来立てパーティーは纏まりがなく、戦闘はチート級な各人の力業。勇者アレスもクセ強メンバーに気圧されてリーダー感皆無。
そんなアレスが、リュドニア国の勇者カルロス王子に出会い、勇者とはなにかを見つめなおす第3巻。
なんといっても「聖女」マリアの主人公への好 -
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Posted by ブクログ
ネタバレミステリー仕立てのちょいとビターなファンタジー。
連載中の漫画が面白かったので、出張用に空港で既刊3巻購入。読みだしたら止められない。ええ、出張中に3巻とも読みきりましたよ。
勇者パーティは魔王討伐を果たした。しかし勇者は斃れ帰還することはなかった。そして4年後、勇者の伝記編纂のため、かつてのパーティーメンバーにインタビューが行われる。「誰が勇者を殺したか?」
大神と呼ばれるOS上で、アプリである魔族の神と人間の神が、それぞれの眷属を使ってライフゲームをやってる感じ。なのでOSである大神の恩寵、治癒は魔族、人間ともに使用可能。
魔族は明らかに外見、知性が異なる種族が混在している。高等魔族 -
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Posted by ブクログ
ネタバレもう、RPGそのもの。
この作品はずっと『読むRPG』として楽しめるから、本当にあっという間に読み終えてしまう。
2巻以上は勝手に出ないものだと思っていたし、3巻にいたってはタイトルだけが一人歩きするのだろうと思っていたら、しっかりと『誰が勇者を殺したか』という内容だった。
今作もしっかりと1巻の勇者ご一行が出てきて、魔王を倒す前の話が掘り起こされている。
3巻にもカルロスという、ザックに言わせるとアレスに似た勇敢な『勇者』が出てくるのだが、内乱を起こさせないために自ら毒をあおぎ、それが治らず最期を迎えたと知り、胸が締めつけられた。国を、民を、仲間たちを想って死んだ勇者。
カルロスの意思を受け