藤子・F・不二雄のレビュー一覧

  • 映画ドラミちゃん アララ・少年山賊団!

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    同時上映の『ドラえもん:のび太のドラビアンナイト』がかすむほどの名作だと名高いアララ少年山賊団です。戦国時代の農村が舞台で、のび平、剛蔵、スネ丸、お静のテンポの良い動きと思考が印象的。野菜にむしゃぶりつくスネ丸とベットに気持ちよさそうに寝そべる剛蔵の描写が秀逸。

    特にスネ丸に焦点を当てられており(彼が主人公だと言っても過言でない)、「大切なものは何か?」を突き詰めていきます。

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    2009年10月04日
  • 映画ドラえもん のび太の結婚前夜/おばあちゃんの思い出

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    人生に大切なものはほとんどすべて『ドラえもん』から学んだといって過言でないピヨピヨですが、特に、「結婚前夜」でしずかちゃんのお父さんが語る「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる〜云々」は、確かに僕の理想の人間像を形成しています。

    成長しても相変わらずのおっちょこちょいさを発揮するのび太、ジャイアン、スネ夫、出来杉と飲むシーン、ドラえもんはいないけれどもその絆(「ねぇドラえもん…、僕は明日、結婚するよ…」 )、何度見返しても、最初から泣いてしまいますね。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん24 のび太のワンニャン時空伝

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    旧ドラえもん映画の最後を飾るにふさわしい名作。イチをはじめとしたゲストキャラクターたちとの友情劇に心温まります。時空の歪みを絡めた設定がビバ。『アニマル惑星』を彷彿とさせるかぶり物(猫耳など)や設定も面白く、『宇宙小戦争』より、ロコロコ系の乗り物も活躍します。

    映画化25周年記念作品兼、最後の芝山努監督作品。島谷ひとみによる主題歌「YUME日和」も秀逸です。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん23 のび太とふしぎ風使い

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    フー子が最後に敵に立ち向かって死んでしまう(消滅してしまう)、悲しい作品です。『海底鬼岩城』のバギーや『鉄人兵団』のリルルを思い出します。舞台が地球上(チベットやモンゴルを彷彿とさせる風の村)であることが何だか新鮮。

    セル画からCGへの移行とともに、総作画監督が、富永貞義から渡辺歩へと代わり、『宇宙開拓史』以降お馴染みだった絵柄に変化があります。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん22 のび太とロボット王国

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    最後のセル画製作作品。個人的には、後期の映画ドラえもんの中で一番泣けます。ドラえもんも、のび太も、のび太ママも、ポコママも名言連発。特に、ドラえもんとポコママが死にかける(惑星に衝突しかける)最後のシーンで泣いた人も多いことでしょう。

    ドロイドたちの不気味さが『鉄人兵団』並みなところも高評価。タイムマシンが新型になっていたのと時空間のCGの進歩に、地味に驚かされました。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん21 のび太と翼の勇者たち

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    手塚治虫『鳥人大系』に対するオマージュ的作品、と言って良いのではないでしょうか。イカロスレースが、あの名作『21エモン:宇宙いけ!裸足のプリンセス』(『雲の王国の同時上映作品))を彷彿とさせつつ、グースケの最後の頑張りの顔に泣けます。グースケたちとのび太たちとの友情も深く、なかなかの名作です。映像も綺麗。

    コエカタマリン、久しぶりの登場でしたね。ホゲ〜。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん20 のび太の太陽王伝説

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    ドラえもん誕生30周年記念作品&20世紀最後の映画ドラえもん。のび太そっくりのマヤナ国王子ティオとの王子と乞食的友情物語です。優しいのび太とその名言(「1+1は1より少なくなるとは思わない!」あり)がビバ。忠誠心満点のジャイアンの男気もビバ。本作品、ドラえもんは完全に脇役に徹していますね。

    ドラえもんの映画らしからぬ、ラストのキスシーン(及びウィーン少年合唱団の主題歌…)に焦りました。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん19 のび太の宇宙漂流記

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    ドラえもん映画もついに20周年。エンドロールで流れた芝山努監督直筆の過去20作品(本作品を含む)のプレートがすばらしや。環境破壊に警鐘を鳴らすパターンがお馴染みとなってきたこともあり、なかなかつかみどころのない作品です。幻惑の星の幻惑から冷めた瞬間が怖すぎで、『銀河超特急』同様、トラウマになりそうです。

    ちなみに本作品が、映画におけるしずかちゃんの最後の入浴シーン登場となりました(笑)。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん18 のび太の南海大冒険

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    後期の映画ドラえもんの中では群を抜いた秀作。ベティもジャックもルフィンも、その友情の物語がとても良いです。『タンタンの冒険旅行』のようなテンポの良さやリヴァイアサン伝説の絡みもさすが。ドラえもんの道具が使えない中(結局、使えそうもない道具をうまく使いますが)、のび太やジャイアンが大活躍です。『宇宙開拓史』以来の「夢たしかめ機」の活躍も、嬉しいです。

    ただし、吉川ひなのの舌ったらずな歌には、皆ずっこけただろうなあ…(笑)。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん17 のび太のねじ巻き都市冒険記

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    藤子・F・不二雄先生の遺作。序盤の物語の展開が妙にはやく、例えば『宇宙開拓史』でのギラーミンとの決闘や『鉄人兵団』での戦いのような迫力はないのが(それだけ僕が大人になったということかもしれませんが)少々残念ですが、ホクロの優しさが際立っていて、ほのぼのさせられる作品。ジャイアンとティラちゃんの兄弟愛も(?)かわいいです。

    エンディングが矢沢永吉なのは、武田鉄矢派を自称する僕としては少々引っかかります…。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん16 のび太と銀河超特急

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    『銀河鉄道の夜』もしくは『銀河鉄道999』に対するオマージュ的作品。メンデルスゾーンの曲が良い味出しています。駄目そうで意外とできる車掌さん、好きです。そういえば、『無幻三剣士』あたりから、ゲストとの友情話が少しばかり浅くなっていますよね。それが少し残念。

    子どもにとっては、物語の最初のほうで超特急の窓に現れる忍者や鏡に映るドラキュラは、トラウマになりそうな怖さがあります。最後の武田鉄矢の主題歌作品ですね。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん15 のび太の創世日記

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    本作以降の映画ドラえもんは、僕にとっては卒業後のドラえもん。思い入れもあまり深くありません。ただし、改めて映画を見てみると、やはり考えさせられることも多いです。『創生日記』は地底世界との出会いが『竜の騎士』に通じるけれども、争いは深くなく、平和的なお話。少しあっけない終わりかたでもあります。

    ビタノさん(のび太よりも出来杉より)とエモドラン(たいした働きしない)にはずっこけました(笑)。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん14 のび太と夢幻三剣士

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    思えば、僕が最後に劇場まで見に行った映画ドラえもんは、『無幻三剣士』でしたっけ。夢と現実が逆転する…という発想はちょっと怖いです。物語に巻き込まれるという設定は、『ドラビアンナイト』にも通じるところがあります。社会性を醸し出していないからか、スラスラ読み進めることができます。

    三剣士ですが、最終的にはシズカールを合わせて四剣士です。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん12 のび太と雲の王国

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    ドンジャラ村のホイくんやキー坊、モアやドードー鳥など、懐かしキャラがたくさん出てきて微笑ましい、というか、最後のキー坊の演説は普通に泣けます。『アニマル惑星』同様、環境問題に対する示唆に富んだ作品です。大長編内で初めてドラえもんが故障してしまいますが、故障中の目と発言がヤバいです。

    これまた、武田鉄矢による主題歌が素敵です。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん11 のび太のドラビアンナイト

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    僕にとってのアラビアンナイトの入門書。イスラム圏に興味を持った初めての場でした。ただし、同時上映の『ドラミちゃん:アララ少年山賊団』のほうが、僕の中では評価高し。前半のしずかちゃんはかわいそうすぎ、後半のジャイアンは格好良すぎです。どこかオマヌケのシンドバッドも良い味だしていますよね。

    今読み返すと、ハッサンとクマサン(スネ夫とジャイアン)というネーミングセンスも面白し。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん10 のび太とアニマル惑星

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    『のび太とアニマル惑星』は名作で、主題歌「天まで届け」を聞くと、正直今でも泣けてきます。小学2年生のとき、有楽町マリオンに映画を見に行ったことが懐かしく思い出されるなあ。オープニングのピンクのもやの中を寝ぼけながら歩くのび太から、チッポとのお別れに至るエンディングまで、全編秀逸。

    環境問題に対するメッセージ性も強くて、小学校低学年の僕には良い勉強材料でもありました。二ムゲの住む星、怖かった〜。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん9 のび太の日本誕生

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    僕が初めて映画館に「自主的に」見に行ったドラえもん映画。当時小学1年生でした。有楽町マリオンに見に行ったのですが、そのときのことを興奮気味に日記に書きましたっけ。物語の隅から隅までを、恐ろしいくらいに詳しく覚えています。主題歌も完璧に歌えるなあ…。ある意味、一番思い入れのある作品と言って良いでしょう。7万年前の世界に憧れたものです。

    同時上映の『ドラミちゃん:ミニドラSOS』も恐るべき名作ですよね。これは泣けます。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん8 のび太と竜の騎士

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    僕が初めて映画館に見に行ったドラえもん映画。浪漫溢れる話の展開に、当時まだ幼稚園に通っていた僕は、すっかりドラえもん映画と恐竜と地球の歴史の虜になりました。当時、風雲たけし城ファンだった僕は風雲ドラえもん城の登場にもちょっと興奮しました(笑)。僕にとっては、最も思い出深い映画作品のひとつです。

    話の内容はさることながら、『大長編ドラえもん』の表紙の格好良さ、映画ポスターの秀逸さも共に必見です。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん6 のび太の宇宙小戦争

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    スター・ウォーズシリーズよりも断然『宇宙小戦争』派の僕は、それを「F先生、スター・ウォーズに影響されすぎ!」と言われ続けようと、本作を愛してやみません。『ドラえもん』の普通の漫画にも、アカンベーダーとか、スター・ウォーズネタって意外と多いですよね。

    普段はあまりいい役どころがないスネオの大活躍っぷりもさることながら、しずかちゃんの「やれるだけのことを、やるしかないんだわ」も名言です。

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    2009年10月04日
  • 大長編ドラえもん5 のび太の魔界大冒険

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    ハリー・ポッターシリーズよりも断然『魔界大冒険』派の僕は、名作ぞろいの初期大長編の中でも、この作品が最も名作だと思っているところがあります。その物語性はもちろんのこと、魔界の生物・植物・建物などのオドロオドロシイ造詣がやたらと印象的です。あと、「チンカラホイ」というかけ声も…(笑)。

    魔法帽子をかぶったがために、頭にタケコプターをすることができず、結局、終始お尻に装着しているドラえもんにややウケです。

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    2009年10月04日