綺月陣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
慟哭の物語でした。近年、こういった「同性愛」を真っ向から禁忌な題材として扱ってる作品少ないので、新装版ではあるけど、たいへん貴重なJUNE系。
イラストも往年のJUNEぽく、いかにもな感じでベストマッチです。表紙がすばらしい。
圭介への報われない愛に絶望した彰は、生まれ変わることで愛されようと人生の全てを懸けます。そしてそれは、神の領域をも侵す罪を繰り返す発端に。
彰や安藤たちが優秀な外科医でなければ、そんな発想はなかったはず。彰は自殺して終了するしかなかったでしょうね。
ここで大切なのは彰が性同一障害とは違うところ。愛されるための手段として変身します。自己意識では男だと認めているし、圭介に -
Posted by ブクログ
13歳の頃に気持ちを打ち明けてから5年間、身体を繋げる事はなかったけれどずっと次郎を愛してきた颯太はある日、同級生で颯太に想いを寄せる真藤と偶然にも次郎が組の医者である黒崎を抱いている現場を目撃してしまう。「裏切られたんだ、騙されたんだよ。」という真藤の甘言に乗ってしまった颯太は愛する次郎ではなくて真藤に身を任せてしまい。。。
ずっと好きでその想いを抱えて信じてきた気持ちが砕けてしまって、自暴自棄になる颯太です。それを我が儘だと言われればそれまでですが、18歳になったらと信じてきたのに、好きな人が別な人を抱いている現場に遭遇すれば捨て鉢にもなるってものです。
颯太が居なくなって、危ないところを -
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
「いきがるな。もっと俺に甘えろよ」両親を亡くし、幼い弟と二人暮らしの乙部竜城は生活のために掛け持ちでバイトをしている。昼のバイト先・カフェで知り合った常連客が市ノ瀬組幹部・石神龍一郎と知ったのは、夜のバイト先のホストクラブ。トラブルに巻き込まれ怪我をした竜城を自宅まで送ってくれたのがきっかけで、石神は何かと理由をつけてはアパートにやってきた。人に頼るまいと肩肘を張っていたはずの竜城だがその優しい一面に心を奪われて…。
ちょっとグロテスク表現がありますが…
キュンキュンしっぱなしの本でした。
受けと弟が可愛いのなんのって…(*´Д`*)ハァハァ!!!! -
ネタバレ 購入済み
ふふっ
あとがきにもありましたが
真崎の初々しさがあちこちに散りばめられております。
それにしても倫章…
あそこまで鈍感だなんて!
真崎が可愛さ余って憎さ百倍いや、万倍になってしまうのも無理はないですね。かなり歪んだ真崎を誕生させたのは、倫章の存在が大きいかも!
若い2人の話が見れて良かったです。 -
購入済み
GOODでした
倫章のネガティヴ思考にモヤモヤしたり、真崎の相手を思いやる気持ちのなさにイラっとしたり、2人の言葉足らずにヤキモキしたり…
感情が忙しい感じの中、いつもシリーズを読んできました。今回、2人の絆がより一層強いものとなったのと、精神的にかな〜り成長した2人が見れて良かったです。 -
ネタバレ 購入済み
良い!
遠距離恋愛が始まって、すぐ真崎に浮気の兆候が!
っつうんで、パリへ飛び立った倫章だけど、ありがたいモスラの助言もすっかり忘れ、ネガティヴ思考をグルグル…毎回学習しねーな、倫章…
ま、雨降って地固まるってとこかな?
毎回、真崎の執着愛に救われてる感じがします。 -
ネタバレ 購入済み
言葉足らず…
前作からいい感じで同棲スタートが…
真崎に未練があった元妻(籍は入れてないけどね)の再登場に、同僚に関係がバレたり…
あらまぁ!真崎が転勤!しかもパリ!
異動の事、何も知らされてなかった倫章もびっくりですよ。ただ何も言わなかった真崎なりの考えと、言って欲しかった倫章…
なんか2人、拗れ過ぎ!
思った事が言えないだなんて、ホントに恋人なの?と少し引いてしまいましたが、
今後の進展に期待を込めて☆4つ! -
購入済み
ほっこり
いつもハラハラドキドキの獣シリーズですが、ホッとする内容に、ほのぼのと心が温まる感じがしました。
洋平目線で組長を語るところに、洋平の組長への優しさが伝わって来ました。 -
ネタバレ 購入済み
予想外ばかり
今回も、予想外の展開に驚き!
嫉妬に狂う九堂の行動が、予想外!
わざと騙されに行ってるの?と思わせる、幼稚な廉に少し…いや、かなりモヤモヤしてます。
でもでも次が気になります。早く読まなくちゃ! -
ネタバレ 購入済み
私は好きかも
ハードでヘビーな内容
組長になんてなりたくなーい!と言ってても やってる事を見ると『充分 素質あるやんけー』とツッコミしたくなります。そんな廉にはやっぱり九堂がお似合い。エッチなシーンも読むだけで獣臭がするくらい激しいです。