河島弘美のレビュー一覧

  • 嵐が丘 下

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    内容については上巻に記載

    翻訳について

    この新訳はとっても読みやすかったです。原書は難しくて読めなかったのでどっちが正確かは言えませんか、どちらも読んだ身としては(旧訳は空っぽの大学時代に読んだため比較していいかわかりませんが)こっちがおすすめ

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    2011年03月16日
  • 嵐が丘 上

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    とにかく凄い。
    そんじょそこらの昼ドラより過激なセリフと行動の嵐。

    今の時代にこれだけ衝撃的なんだから昔はやばすぎて酷評されたのもうなずける。

    洋書で読みたかったけど難しいので翻訳に逃げました。

    おいお前やりすぎだろ!という精神錯乱状態の人がいっぱい出てきますが、怖いもの見たさのような面白さがあります。完全に背筋も凍るホラーの域なのに、なぜか穏やかな感じもある不思議な話です。神話に近い。

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    2011年03月16日
  • 嵐が丘 下

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    ツイッターから引用

    2011年01月26日(水) 2 tweets
    小説:嵐が丘:サディストとダメ人間しか出てこないのか。
    posted at 22:40:24

    小説:嵐が丘:キューブリックの『シャイニング』を横目にしながらラストスパート。ジャックとヒースクリフのどっちがひどい親父かな。
    posted at 23:07:12


    2011年01月27日(木) 1 tweets
    小説:嵐が丘:ヒースクリフが、未来のある三人の子供の人格も人生もめちゃくちゃに破壊していく過程は、マジで怖いよな…。下手なホラー小説より上を行ってる。
    posted at 00:04:36


    2011年01月28日

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    2011年01月28日
  • 嵐が丘 下

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    悲痛な展開の中でキャサリンお嬢さんの成長だけが僕の救いだった。
    ロックウッド氏の立ち位置は絶妙だ。
    満足度7

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    2010年10月12日
  • 嵐が丘 下

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    世界的名作ともいえるこの小説。
    はっきり言っておもしろかった。
    まさに「ページを繰るのももどかしい」という感じ。上下2冊の文庫本を4日で読んでしまいました。
    19世紀の女性が書いた小説が21世紀の読者にこんな思いを抱かせるとは。そういうところもまた読書の醍醐味。

    舞台はイギリス郊外の荒野に立つ2軒の家。登場人物もそこに住む人々。それだけです。
    わがままお嬢様キャサリンと、拾われてきたひねくれ坊主ヒースクリフの愛憎劇。
    なんか、これだけだと、安っぽい昼ドラ的な内容をイメージしがちだけど、もっと、こう、凝縮されたエネルギーが渦巻く、非常に濃い小説です。

    個性的な人物、荒野に立つ館

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    2010年09月17日
  • 嵐が丘 下

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    2010/3/1(~54)2(~106)3(~114)4(~170)8(~378終)

    必読書150にて紹介されていた、すごく賞賛高い作品。
    とてもよかった。
    狂気・憎悪・悲観に満ちた主人公達も多く、多少暗い内容なのだけれど、上下ともに、読み始めると止まらなくなる不思議な作品だった。
    とてもおもしろかった。

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    2010年03月08日
  • 嵐が丘 上

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    ネタバレ

    Wuthering Heights(1847年、英)。
    登場人物が見事に病んでいる。ただ、少なくとも虚無的ではない。彼等は力の限り相手を愛し、憎む。泥沼の愛憎劇なのに多くの人を魅了してやまない理由は、このひたむきさにあるのだろう。特筆すべきは、語り手の批評眼の公正さだ。道を踏み外す者にも理由があり、本人だけの責任ではないことを、彼女は熟知している。しかし、最終的に運命は自分で選び取るものであり、苦境を乗り越えて相手を許せる者にしか幸せを掴むことはできないと、物語の結末を通して言外に語る。病的なドラマの背後に、まっとうで強靭な人生観がある。30歳にもならない作者がどうやってこの心境に達したのか、

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    2025年09月08日
  • 嵐が丘 上

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    キャシーとヒースクリフ、道徳や常識を超えた、自由な1対の魂が嵐が丘の厳しい自然と共に綴られています。
    既成の常識でなく筆者独自の人のあるべき様など、文学の自由な息遣いを感じられた。

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    2013年01月30日
  • 小泉八雲のレシピ帖

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    ネタバレ

    作者あとがきを読んで納得。
    これはつくるためのレシピではないです。
    まさにエッセイ。食への熱量が高いエッセイです。
    ザリガニって海老とかと同じ味なのだろうか…?
    牡蠣の使う量多すぎる。
    クレオール文化をもっと知りたいと思うようになった。好奇心の幅を広げてくれる一冊です。

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    2025年11月15日
  • 無垢の時代

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    何かを思い出い出させようとするのだが、具体的にそれが誰のどの作品なのかがはっきりしない。似たような雰囲気や文体の作品があったような。

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    2025年04月06日
  • 翻訳に挑戦! 名作の英語にふれる

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    翻訳の魅力をわかりやすく、読みやすく紹介しているのは素晴らしい。しかし取り上げた英書がちょっと古いくないか。『あしながおじさん』は心温まる話だが、他にも最近でジュニア向けの英米文学書はたくさんある。巻末の翻訳をする上でのエッセンスは参考になった。

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    2025年01月21日
  • 復刻版 ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本

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    ラフカディオ・ハーンがニューオーリンズで暮らしていた時期に出版した料理本の再編集版。


    四方田犬彦の『ラブレーの子供たち』で触れられていた本!邦訳があったとは。
    挿絵などなく、文字がびっしりの昔の料理本。レシピも「台所に立つ人ならわかるよね」というノリがあるので、画像検索しないと正直なかなかピンと来ない。逆に、19世紀の料理再現動画で見たことあるものに再会できたりもした。
    ソースやドレッシング、保存食の紹介数がめちゃくちゃ多くて手厚い辺りにハーンの学者魂を感じる。これらのレシピをどんなふうに学んでいったのかは書かれてないけど、訳者が推測するように家庭の主婦や料理番の女性たちから教わったのだと

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    2024年06月27日
  • 嵐が丘 下

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    キャサリンとヒースクリフの純愛

    ヒースクリフがキャサリンの面影を感じたり、
    ヘアトンに自分を重ねるところは切なくなったが、
    人の道を踏み外して行ってきた悪魔のような行いの
    数々を忘れられなかった
    (希望の埋葬方法もエドガーが不憫だった)

    キャサリンとヘアトンが幸せでありますように

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    2024年09月15日
  • 嵐が丘 上

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    三代にわたる三角関係の話

    育った環境によるのか、
    元々の人格が環境によって育てられたのか、
    登場人物たちの個性が強く、語り手の印象は薄い

    子供が虐待されるのはきつい

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    2024年01月11日
  • ジェイン・エア (下)

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    「それでいいの?」と主人公に苛立ってしまうのは、現代人だからかもしれないが、当時の読者もハラハラしながら読んだのだろう。ラスト数行、宗教的な意味合いもあるだろうが、主人公が自身の選択に対して抱く「影」を感じる。この先もそれを生涯抱き続けるのだろう。

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    2023年12月04日
  • ジェイン・エア (上)

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    表紙絵は本作のために書かれたものではなく、ヴィクトリア朝時代の画家の作品らしいが、本編のエピソードによく合っていると思う。物語の本筋は現代ではよく見るものだが、ここに源流があると考えると、当時はだいぶセンセーショナルだったのだろう。人物描写が細かく、冷静な語り口。飽きずに先へ先へと読み進められる。

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    2023年12月04日
  • ジェイン・エア (下)

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    男が視力と片腕を失うことでようやく結婚に至るというのは、歪んだ関係性に見える。ジェインの望んだ自由というものは、自身の能力を十全に発揮できる場のことだと思ったが、それがこういう形で実現したことに違和感を感じざるを得ない。ジェインの望む女性の自由とは男の不自由によって齎されるものなのか…

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    2020年05月08日
  • 嵐が丘 上

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    昔ながらの名作は読みにくいものが多いけど、その中ではすらすら読み進められた。キャサリンとヒースクリフの恋愛物語とおもいきや、最終的にはそういうわけでもないらしい。

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    2016年12月22日
  • ジェイン・エア (下)

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    19世紀イギリスの女流作家として知られるブロンテ3姉妹の長女Bronte Charlotteの出世作。

    主人公ジェインの生きざまには、現代にも通用する女性の強さを感じる。少しメロドラマ的だけど、ジェインの波瀾万丈な人生の物語は読みごたえがある。

    ヒロインが精神的にマッチョ。頭いいし。ロチェスターも、オースティン小説に出てくるような、ハンサム王子様じゃないところに好感をもてた。ジェインとロチェスターの会話のやりとりは面白いんだけど、ちょっと台詞が多すぎると思う。

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    2015年01月03日
  • 嵐が丘 下

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    終盤の、ヒースクリフの心情吐露。グッときた。


    まあ全体的には、
    登場人物が何故そのように思ったのか?というのが
    さっぱり理解できなくて、よくわからない話だったんだけど。

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    2014年04月10日