河島弘美のレビュー一覧

  • ラフカディオ・ハーン 日本のこころを描く

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    怪談のラフカディオ・ハーン
    という事しか知らなかったので
    読んでみた 
    ギリシャ生まれで家族に恵まれなかったハーン
    4歳から大叔母のブレナン夫人に育てられフランスで学び イギリスへ
    しかし夫人の経済的変化により
    大学をしアメリカへ
    苦労して新聞記者となり執筆生活へ
    日本に職を得て
    松江 熊本 神戸 大阪 東京と
    教師として日本文化の執筆を続ける
    松江でセツと結婚して穏やかな家庭生活を送る
    セツの協力で多くの作品を表す
    耳無し芳一 雪女
    そうだったのかと懐かしい思いが
    湧いた
    惹かれたのは 布団の話
    兄よ寒くないか 弟よ寒くないかと
    問うて来る布団
    何だか心がキュンとしてきた

    ハーンの生い立ち

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    2026年04月28日
  • ジェイン・エア (上)

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     作者シャーロット・ブロンテ本人は公には絶対に認めないであろうが、先輩女流作家(ジェイン・オースティン)の影響をそこかしこに感じました。オースティン作と比べると設定が少しドラマティック(虐げられや孤児院、火事や野宿など)過ぎますが、小間使いを含め男性達の描き方は面白いと思いました。

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    2026年07月03日
  • ラフカディオ・ハーン 日本のこころを描く

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    ばけばけが好きで、ヘブンさんの生涯をたどるように、ハーンさんの話を読んだ。

    とても、ハーンさんの人生や性格、交友関係、そして、日本をどう見ているかがよく分かった。
    同時に、ばけばけのヘブンさんがぴったりすぎて、びっくり!
    (住んだ場所など、史実と違うところももちろんあります)

    なんというか、日本のどこを素晴らしいと思っているのか、妻のこと、家族のこと、松江のこと、どれだけ大切に思っているか、美しい文章の中に、すごくよく表れている。

    実際の奥さんとのやり取りで、ヘルンさん語と呼ばれる、カタコトのやり取りがあったり、とにかく優しい。

    また、ハーンさんの前にいた在日の外国の方がとらえた日本、

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    2026年04月17日
  • 嵐が丘 下

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    着々と自分が思っていた復讐を遂げていくヒースクリフ
    思っていた復讐が全て完遂した時ヒースクリフは何を思うのか?
    ヒースクリフが本当に欲しかったのは1番好きだった人が一緒にいてくれることだったのではないのか?
    残された子どもたちの表情や瞳を見た時にヒースクリフは好きだったキャサリンのことを思い出す

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    2026年04月07日
  • ジェイン・エア (下)

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    上巻から物語は怒涛の展開を見せる。ロチェスター様については、事情があったとはいえ、重婚は許される行為ではないな。彼の孤独や苦悩に同情するが、その選択はあまりにジェーンにとって失礼。

    ジェーンが彼のもとを去った後に出会うセント・ジョンは、怖すぎる。理性的でおだやかで普通にしていたら完璧な人だが、その内側には他者を自分の理想や目的に従わせようとする冷酷さがあり、支配的な存在として恐ろしさを感じた。ジェーンが彼に説得されてインドへ行ってしまうのではないかと、読みながら不安になった。

    最終的にジェーンがロチェスターのもとへ戻ったことですごくよいラストで幸せな気分になった。

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    2026年02月07日
  • ジェイン・エア (上)

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    伯母に疎まれていたと描かれているが、幼少期のジェーンは、正直なところ本当に育てにくい子どもだったのではないかと感じた。もちろん、いとこたちの態度もかなりひどいのだが。

    時代背景を考えれば仕方ない部分もあるのだろうが、ローウッド学校の生活はあまりに厳しく感じられた。特に食事に関しては、子どもたちにはきちんと食べさせてあげてほしいと思ってしまう。ただ、そのような環境の中でも、ヘレンや人格的に優れた教師と出会えたことは、ジェーンにとってはよかったと思う。

    ロチェスター様の態度は終始思わせぶりで、その振る舞いについてはどうなのかと思った。それがおもしろいのかもしれないが。

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    2026年02月07日
  • 嵐が丘 下

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    リンバスカンパニー:ヒースクリフから購読。

    嵐ヶ丘は、単なる復讐劇ではない。
    ヒースクリフは運命に翻弄され、欲望のまま全てを手にする悪人に見える。
    最後のシーンで、自己の理想をヘアトンに投影するシーンがある。
    本当に望んだのは、キャサリンとただ一緒にいたかった事。
    復讐ではなく自分の想いを認めて死ぬ所が、たまらなく好きだ。

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    2024年06月30日
  • 嵐が丘 上

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    閉鎖的な世界で混ざり合う愛と憎しみ。
    終始暗雲たる雰囲気が立ち込めている。
    アーンショー家はどうしてこうも皆狂っているのか、、、。

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    2023年10月18日
  • 嵐が丘 上

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    18世紀イギリス片田舎のドロドロ愛憎劇。愛は独善的で人間関係は閉鎖的で、カップルとなりうる男女の組み合わせが循環しており純粋に恐いなと思う。そこが面白い。親世代のそれぞれの復讐心混じりの愛が目指していた、または目指せれば生前から安らぎを得られていた価値観が、下巻18章ラストでネリーが指した、19世紀に生きる若者二人の姿だったのかなという印象。主人公ヒースクリフが清々しいほどのヒール振りを発揮してくれていて、あくまで小説だからという前提の下、小気味よく感じられた。彼が心の恋人キャシーへの熱情を語るいくつかの場面は、作中屈指の暗い輝きを放っていて読み応えがある。

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    2023年06月19日
  • ジェイン・エア (下)

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    ジェーンの怒涛の人生を一緒に駆け抜けて、面白かった、ジェーンが好きになった。多くの人に愛されるのが分かる小説。この時代のハッピーエンドは結婚だから、最後はロチェスター氏と結ばれるけれど、それは完全に独立した女性としての彼女の意志で、しかも男は身体も不自由にされているという作者の徹底したジェーンの精神の自由への配慮に感心した。貧しくて不器量で身分が低くても毅然としたジェーンの生き様を見習いたい。

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    2023年03月21日
  • ジェイン・エア (下)

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    ネタバレ

    とにかく地の文ーー語りが良い。油断して意識が語りにふっと吸い込まれて、何ページも何時間も経ってしまったこともあった。途中、3度くらい「このパートナー運の(男運とはいうまい、彼女の果敢な魂に懸けて)なさは何なの!?」と本を置いて溜め息を吐いたものだが。全体は主人公ジェインの、「その自由な魂のほんとうに充ち足りる『愛』」を指向して、大きく波立ちうねりながら進み、その愛に呼応したものの述懐が示すところによって閉じられる。前巻導入部に勝る「美」はない、けれど、ふたりが場所を越えて感応する箇所はまさしく完成されたもので、とても、うつくしい。

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    2022年01月23日
  • ジェイン・エア (下)

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    自分の考えを直球で相手に投げるジェインは感情的だけど、その一方で穏やかに過ごす術も知っている。どんな状況でも自分がどうあるべきかを考えて自分で決めていく姿はカッコいい。すべてがシンプルで、無駄がない。必要なものが必要な分だけあれば、人はこんなに活動的に生き生きとしていられるんだと思う。
    貧しく境遇にも恵まれないなかでも、前向きでいることができることをジェインは教えてくれる。自分のやるべきことを知り実践していたら、嘆いたり不貞腐れたりしている暇なんてない。
    ロチェスターとの結婚は、そんなジェインの唯一と言っていい望みだったんだと思う。何が自分の幸せなのかを知るジェインの夢が叶ってよかったなぁ

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    2017年04月08日
  • ジェイン・エア (上)

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    ヘレンとの別れが悲しかった。小さな子どもなのに年上としてジェインをしっかり導く姿に感心する。子どもだけど十分、大人だ。ジェインがヘレンを抱いたまま、最後の時を過ごす場面はひどくもの悲しかった。
    ロチェスターとの関係、ジェインに幸せが訪れることを期待して上巻を読み終えた。

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    2017年04月02日
  • 嵐が丘 下

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    陰気くさいメロドラマとしか言いようがない。
    訳者にこだわったので、読みやすかったのが幸い。名作だとは思う。

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    2016年09月28日
  • 嵐が丘 上

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    ネリーの語りまでが長い。
    登場人物がとらえにくい。
    皆狂っていて、嵐が丘にとりつかれている。心を尽くしても贅をつくしても
    満たされない寒々しさが苦しい。

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    2016年09月28日
  • 嵐が丘 下

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    流石に最後の、ヒースクリフがなにものかにとりつかれたような死を遂げるシーンは圧巻。彼の一生は本当に孤独だったんだろうなぁ、と今回、しみじみ彼に同情しました。

    他者から傷つけられた痛みや、キャサリンとの失恋を、外で別の方法で癒やすことができていたら、彼の人生も変わっていたんだろうなぁ、と思います。
    でも、それだけキャサリンの存在が彼にとっては大きかったんだろうな。

    決して幸せではないけど、不幸せでもない死に方だったのでは。
    読んでいて切なくなりました。

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    2016年01月10日
  • 嵐が丘 上

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    十年以上ぶりに読み返した名作。
    印象度としては初めて読んだときの方が強烈だったかな、とは思いますが、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読んでしまいました。簡潔な表現なのに、人物の感情描写がずはずば!と心の中に切り込んでくる感じはさすが。

    キャサリンが、自分の選択について「魂と心では思うのよ、私は絶対にまちがっているって」と言う下りがありますが(160ページ)、こういう直感を絶対に無視しちゃいけないんだよな、と、この歳になってつくづく思います。
    「この選択は間違いだ」と魂がはっきり言ってくれる場合は勿論、「なにかおかしい、引っかかる」というレベルでも、そのシグナルを無視しては駄目。とくに人生を

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    2015年11月19日
  • 嵐が丘 上

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    サマセット・モームが"世界の十大小説"の中で名を挙げている、エミリー・ブロンテが1847年に発表した唯一の長編小説。個人的には1939年のローレンス・オリヴィエ主演のものが好きですが、何度も映像化されています。今までにも原作に何度かチャンレジしたのですが、いつも挫折してました。ということで、念願の原作読破に成功しました。なぜ、今まで読み終われなかったのかわからないくらいに、今回はスラスラと読めました。大人になったということですかね?

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    2015年08月24日
  • 嵐が丘 下

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    エミリー・ブロンテが1847年に発表した唯一の長編小説。イギリスのヨークシャーにある2つの館"嵐が丘"と"スラッシュクロス"を舞台に、ヒースクリフの愛と復讐を描いた作品です。ヒースクリフ以外にも、一癖も二癖もある登場人物ばかりで魅力的なキャラクターが皆無な気もするのですが、それでも続きが気になっていまい、ページをめくる手が止まらなくなります。作中でヒースクリフ自身もネリーに語ってますが、ラストまで読むと彼が道化師に見えてきてしまい、少し可哀想になってしまいました。ある意味ハッピーエンドの作品かな。

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    2015年08月24日
  • 嵐が丘 上

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    狂気狂気の復讐劇。狂人ばかり出てくるので、そのテンションでいろいろ進むが、視点が常識人の女中のものなので、それがバランサーになり、物語を成り立たせている。恨み憎しみの悲劇は芸術として長く語り継がれる。反対に美談に芸術性を語る人は少ない。共感できる側面がないからだろうか。そんな単純な問題ではないようだが、今日はあまり深く考えるには疲れすぎた。

    ヒースクリフの次の言動が気になってしまう。お互い独善に酔い、相手をののしり合いながら結びつくヒースクリフとキャサリンの関係に人間の悲しさを見る。本能と理性と良心に股をかけた悲しき姿である。ヒースクリフの怨みのエネルギーが強すぎる。それに当てられ次々に登場

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    2014年08月22日