小林秀雄のレビュー一覧

  • モオツァルト・無常という事

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    高校の教科書で「無常という事」と出会い、「解釈を拒絶して動じないものだけが美しい」という言葉に深く打たれた。
    座右の銘にしたいけれど、そこまでよく意味が飲み込めていない。
    無常ということを体感してみたいと思う。

    小林先生は全般的に、読んでなにかすごいことがわかったような気分になる。それを説明しろといわれるとできないんだけど。

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    2010年02月14日
  • 考えるヒント3

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     論理とはまた異なる、別のものがあるのではないか。そんなものを思わせる本であった。小林秀雄は、読めば読むほど奥深く、鋭いものだ。

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    2010年01月27日
  • モオツァルト・無常という事

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    美しい文章という定義付けは難しいだろう。
    たとえばノーベル文学賞に輝くアーネスト・ヘミングウェイの骨太ながらも。危いまでに繊細な心の陰影をのぞかせる文脈とか、妖しく美しくあることが、まるで運命づけられたようにしなやかに律動する川端康成の筆のすさびなどは、その最右翼と目してもよいだろう。

    この本の表題にあるモオツァルトとは、あの18世紀に登場した天才的作曲家のことである。僕はミロス・フォアマンの映画でしか知らないが、この小林の書き残した評伝には間違いなくあの映画で描かれた天才が息づいている。それよりも並々ならぬ著者の洞察力と、その見識の水準のとてつもない高さに、ただただ脱帽するしかないという面

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    2009年10月04日
  • モオツァルト・無常という事

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    小難しい日本語なのに、何故か心地よい。
    日本人でよかったと、時たま心に刻みたくなるような一節があちらこちらと転がっていて大好き。かっこいい。むしろバイブル。

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    2009年10月04日
  • モオツァルト・無常という事

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    西行についての本を片っ端から読もうと決めて、手に取った本。
    『西行』だけを読むつもりが、すっかり読みふけってしまいました。
    受験生の時は鬼門だった小林秀雄が、かくも心に沁みるものかと、驚きのあまり泣けてくるほど。
    絶品の日本語だと思います。

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    2009年10月04日
  • モオツァルト・無常という事

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    この人の著作にはまらない人というのは僕は尊敬します。この人に心底批判的になってみたいです。 ぼくにはできません。 それくらい、僕は彼の不確かな日本語の論評が大好きです が

    この頭でっかちの巨人は「音楽」を理解していたとはとうてい思えません。 音楽批評にはほころびがありませんが、だめです。  音楽をほんとうに理解する脳を、彼は封印していたとしか思えません。

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    2009年10月04日
  • モオツァルト・無常という事

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    天才の孤独に肉薄する小林秀雄の闘争心に圧倒された。教科書が教えてくれた最大の財産。何度文章を書き写したかわからない。

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    2009年10月04日
  • Xへの手紙・私小説論

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    初期の小林秀雄の創作には面食らいますが、面白いです。『新人Xへ』にある、「始末に悪いのは自意識の過剰どころか自意識そのものだ」という言葉は胸に刻むべきだなあ、と。

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    2009年10月04日
  • ハムレット! ハムレット!!

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    シェークスピアが開けた小窓から無限の宇宙が広がっていく。16-17世紀に書かれた作品が現代でもこれほど人の心を掴んでいることに鳥肌が立つ。文学の持つ底知れなさを思う。

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    2026年03月28日
  • Xへの手紙・私小説論

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    小林秀雄の『Xへの手紙』『私小説論』を読んだ。私小説論の方は、マルクス主義文学批評の時代背景がかなり色濃く出ていて、それへの反論として読むことももちろんできるが、いわゆる純文学というものが結局は民衆から乖離しては存立し得ないこと、またジイドによる試みが文学の客観性への疑いから次第に文学の成立過程そのものを自己言及的に題材とすることで延命を図ったが、それが次第にどん詰まりに陥ったこと、また通俗小説と純文学との関係など、文学を取り巻く状況はこの時代からあまり進歩していないように感じる。マルクス主義がポストコロニアリズムとなりフェミニズムとなり変わっても、結局他者と個人主義、社会と個人をめぐる問題の

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    2026年03月02日
  • 地獄の季節

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    ランボウの詩集ですね。
    訳は、小林秀雄さん。
    初版は1938年。復刻版です。
    ランボウの代表作であり、最後の作品ですね。
    散文詩が主です。

          「錯乱 Ⅱ 」

     夏、朝の四時、
     愛の睡りはまださめぬ、
     小立には、
     祭の夜の臭いが立ちまよう。

     向こうの、広い仕事場で、
     エスペリードの陽をうけて、
     もう『大工ら』は
     肌着一枚で働いている。

     苔むした『無人の境』に、黙りこくって、
     勿体ぶった邸宅を、大工らは組んでいる、
     街はやがてその上を、
     偽の空で塗り潰そう。

     ヴィナスよ、可愛い『職人ども』のために、
     バビロンの王の家来たちのために、
     暫くは心驕った『

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    2026年02月04日
  • 批評家失格―新編初期論考集―(新潮文庫)

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    美には断固たる法則はないし、絶対的な形式もない。
    芸術活動は決して子供の喧嘩でない。仕方ない、批評は心理的になっていくのだ。

    印象(作品から受ける印象)を判断するのではない、了解するのだ。

    小林秀雄の芸術に対する愛や信が彼の批評の原動力となっていた事がわかる言葉に出会えて、私も納得がいった、良かった。

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    2025年12月20日
  • モオツァルト・無常という事

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    批評の良し悪しは判断できませんが、このように美しいと感じる文章の出てくることが少なくなったと感じる2025年現在、文章に対する感性を磨くために読む価値はあるのではないかと思います。

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    2025年09月28日
  • 人間の建設

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    数学は理論的に筋が通っていたとしても感情に訴えられなければ数学とはいえない。なるほどなぁ。。たしかに、数学という枠組みの中で論理が一貫していなければいけないという伝統?があるのは知っていたが、いわれてみればそれと同等くらいに「美しさ」も追求するのが数学だなと思う。そういう意味で数学は完璧で、数学者も完璧主義的なところがあるのかなと思った。

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    2025年08月11日
  • 地獄の季節

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    読んだのは小林秀雄版ではなかったけど、もうこれで投稿してしまおう。詩はかくあるべき、な強く美しい言葉の羅列。

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    2025年07月08日
  • 地獄の季節

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    藍色の海峡からオシアンの海にまで、葡萄酒色の空に薄くいろどられた薔薇色とオレンジ色の砂のうえに、幾筋もの水晶の大通りが高まり交叉すると、時を移さず年若く貧しい家族が住みついて、果物屋で命を保つ。豊かなものは何ひとつない。


    詩集にはランボオの生い立ち、人生についての記載が沢山あり、解説者もランボオの人生と織り交ぜながら詩を解説しているのに最後のページで村上龍がランボオの人生とこの作品は全く関係ない。暇な日本人が作品と作者の生き方を重ねるというセンチメンタルな愚を犯すのが大好きなだけ。と書いてあって笑ってしまった、きっと深い意味はなくその通りなんだろうな。

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    2025年06月29日
  • 人間の建設

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    むっっっずーーーーーーー!笑
    頭のいい人たちってこんな会話をするんだ、できるんだ。。。。すごい。。。
    けど、理解できるようになるまで何回も読み直したいなと思いました。

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    2025年05月22日
  • 人間の建設

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    天才同士の対話、と聞くと思わず尻込みしそうになるけれど、扱われているテーマはとても普遍的で、人間の学び、創造の根源について考えさせられる
    数学・批評論だけに留まらず、芸術、特に絵画についての意見交換を楽しく読んだ

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    2025年05月15日
  • 人間の建設

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    小林秀雄と岡潔の対談。
    痺れるほどの知性。
    ただ自分には正直半分も理解できたとは言い難い。
    何かに突き抜けたひとたちというものは、あらゆることを見通せるものなのだろうか。

    日本人は欧米の個人主義を真似るのをやめて、小我を捨てるべしという考え方は、奇しくも昭和史の中で半藤一利さんも似たようなことを仰っていた。
    もっと研鑽を積んでから読み返したい。

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    2025年04月06日
  • 人間の建設

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    批評家小林秀雄と数学者岡潔の対談。
    今の感覚からするとうーん、と思う部分も多々あるが対談の端々から感じる知性の瑞々しさや柔らかさからはキラキラと光るものも多く感じる。
    特に「情緒」≒「直感」の考え方はとても面白く感じた。

    あと小林秀雄がどうしても岡潔とベルクソンを引き合わせたい感が面白かった。

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    2024年12月04日