小林秀雄のレビュー一覧

  • 作家の顔

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    中原中也関連だけ読んで、多分そのまま。
    久世光彦さんの中也論が好きなので、何となく、彼の言葉が白々しく見える。
    面白いですが。

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    2010年02月14日
  • 本居宣長(下)

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    15年ほど前に読んだこれを、急に思い出しました。

    当時の評価で★4つ以上。

    また読んでみよう。

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    2009年10月04日
  • 本居宣長(上)

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    15年ほど前に読んだこれを、急に思い出しました。

    当時の評価で★4つ以上。

    また読んでみよう。

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    2009年10月04日
  • 作家の顔

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    ランボオに関する記述が好きだ。人っていうのはそりゃあ恐ろしく理解できない部分を持っている。ボクがボク自身でもあまり理解できない部分を持っていて。なんでさっきまでみんなとカラオケをしてぶっ飛んでバカ騒ぎをしていたのに。バイバイした後。喫茶店でおもむろに。読みかけのランボオを開いているのかと。そこでなぜランボオかと。これは何かの間違いじゃないかと。そう思うときが正直ある。あまり自分を肯定できない瞬間だ。でもこの本には救われた。人々は品物に惚れこむと心の裡に他人にはわからぬ秘密を育て上げるものだ。と。さらにこの秘密は愚かさと共に棲みながらもっとも正しい事情をつかんでいるのを常とする。最後に。人間の心

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    2011年09月15日
  • 地獄の季節

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    ランボオは120年前くらいにこんなこと言ってる。”ところで暮らせるものだけは、決して手に入るまい、僕は静かに生きも静かに死にもしまい、これほど確かな事はありますまい。””要するに、回教徒が言う「世の定め」だ。これが人生です。人生は茶番ではない。”言い切ったね。問題ない。そのとおり。そっから。人って歩き出す。カッコいい。

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    2011年09月15日
  • モオツァルト・無常という事

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    収録作:モオツァルト、当麻、徒然草、無常という事、西行、実朝、平家物語、蘇我馬子の墓、鉄斎、光悦と宗達、雪舟、偶像崇拝、骨董、真贋

    小林秀雄の好きだったものを並べましたよ、みたいな。要するに好きでもないものについて語るべきじゃないのである。とこれを読んで思ったのである。

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    2011年01月24日
  • 地獄の季節

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    3.8/5.0

    反逆的、反抗的で、自由な言葉遣いと豊潤なイメージを想起させるフレーズが印象的だった。
    小林秀雄訳によるカチッとした文体もカッコよく感じた。

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    2025年06月02日
  • 人間の建設

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    2010年版だが、昭和40年に掲載されているが、今も色褪せない。

    ただ、なにぶん難しい。

    これもまた時間を置いてから再読したい。

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    2025年05月26日
  • ドストエフスキイの生活

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    ドストエフスキイという文豪の苦難に満ちた知的苦悩を期待して読むと、肩透かしを喰らわされる。
    「ドストエフスキイの生活」とは、とんでもない男ととんでもない女たちとの破滅的生活を意味する。
    そのどこにも知的苦悩のかけらもない生活から偉大な文学が生まれる奇跡。
    小林秀雄は、ドストエフスキイの無茶苦茶な生活を蘇らせながら、中原の破茶滅茶な生活と彼の天才を想起している。
    無限の前に腕を振る二人の天才。
    この二人に鍛えられて、小林もまた天才になった。

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    2024年08月01日
  • 人間の建設

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    薄い本ではありますが、一度読んだだけでは理解できません。とても深い本だと思います。何度も繰り返し読む価値のある本のような気がします。
    年齢によっても感じ方は異なるでしょう。
    ドストエフスキーやトルストイと言ったロシアの小説家の名前が出てきましたが、まだ私は読んだことはありません。罪と罰や白痴にチャレンジしてみようと思います。
    私の故郷、三重出身の本居宣長や芭蕉の話も出てきました。この2人に関する私自身の無知さにも忸怩たる思いです。少しは勉強したいと思う読後感です。

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    2024年07月26日
  • 人間の建設

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    面白いが、文理の碩学泰斗が対談していることに価値があるのであってその内容に価値があるかは疑問である。
    世の中の中年男性が2人と同じくらい理性的でかつ低俗でないならば、きっと同じような会話をするのだと思う。
    もちろんここから何らかのインスピレーションを引き出すこともありうるのだろうけど、一読した限りではそれは難しかった。

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    2024年07月15日
  • 人間の建設

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    数学界の天才と評論界の天才による対談。
    解説にもある通り、内容は雑談であり、テーマは多岐にわたる。
    二人の対話は非常に高度かつ知的で、すんなりと理解するのは難しかった。そんな私でも、知情意に関する数学論文の話は、相手を理詰めで追い詰める昨今の風潮に対して1つの気づきとなった。

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    2024年06月24日
  • 人間の建設

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    悔しいけれど、今の私の知力では1割しか理解できなかった。

    やはり、良い議論をするにはほとんど同じレベルの頭脳が必要だと思う。
    これから先もっと沢山の素敵な人たちと対話するために、言語を覚えるような気持ちで教養を身につけていきたい。

    30歳になってもう一度この本を読んだ時、5割は理解できるように。

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    2024年04月25日
  • 人間の建設

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    普段使ってない脳みそを使って読んだ感じ、まさに筋トレというか脳トレ…!教育分野に関しても言及されていて、とくに素読教育の是非はわたしも賛成。初等教育の時点では子供たちはスポンジのように知識をスイスイ吸収していくので、九九だけと言わず、国語分野でも素読を入れるのは良いかもしれない。ちなみに教育に携わる者の給料が薄給なのはこの時代からだったのか…

    p.115
    小林 言葉と言うものを、主人はそれくらい信用していると言う、そのことなのです。言葉の組み合わせとか、発明とか、そういうことで新しい言葉の世界をまた作り出している。それがある新しい意味を持つことが価値ですね。それと同じように、数学者は、数

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    2024年04月12日
  • 人間の建設

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    ネタバレ

    うーん難しい。普段使わない脳みその筋肉が頑張っている音がした。数学者の文章って普段読まないから思考回路が違くて面白かった。あと唐突にはじまる形式なのも、面白い。

    最後の解説で、茂木健一郎が「声に出して読みたい」と書いてあったが、そんな暇ないんだが!?と思う。茂木さんとの格の違いを見せつけられる。

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    数学は、発見の前に必ず行き詰まる。

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    2024年03月03日
  • 本居宣長(下)

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    上巻に続く下巻。

    「物学び」「やまとごころ」「もののあはれ」をキーワードとして、形式的な当時の学問世界や、中国から輸入された儒学への傾倒を批判。
    師匠である賀茂真淵や、同時代の学者である上田秋成との論争についても触れられている。

    ひとえに自分自身の経験不足からであるが、古事記や書紀(宣長は『日本書紀』という言い方を嫌う)にある神話世界が非常に重要であるということが、どうしてもはっきりとした納得性を持ってこない。

    「文字」を持たなかった時代に人々によって「口伝」として語り継がれた神話こそ重く見るべき物語、というのは何となく理解できる。
    しかしそれでもやはり文字の力は覆せない、と若輩者は思っ

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    2023年10月19日
  • 人間の建設

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    言葉を選ばずに書けば「最近の若いもんは…」の精神が通底していて、読んでる間中説教されているような感じでした笑。
    といっても、当時からの最高位の知識人2人の語ることなので、とても一般人の理解に及ぶところも無く。。。
    「情緒として納得できない」ということでアインシュタインの理論に与しない態度については、なんとなく目から鱗でした。頭のいい人の考えたことは無条件に受け入れるべきだ、もしくは受け入れられた態度をとるべきという先入観が一つ外されたような気がします。

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    2023年09月28日
  • モオツァルト・無常という事

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    基礎知識がないと読み進めるのが辛いかも。頑張って読むと、その後の読書で感じ方が変わってくる気がした。
    文字や知識からではなく直観で理解する、というと今の時代ではトンデモ論のように聞こえるかもしれないが、訓練され研ぎ澄まされた感覚ではそういう事が起こり得る。羽生善治さんの「大局観」とも通じる感覚だろう。

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    2020年01月10日
  • 地獄の季節

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    ふと古書店で気になって手に取ってしまいましたが、
    仕事やプライベートで忙しい時に外国の、しかも詩を読もうとしちゃいけない……。

    こういったものは心と時間に余裕のある時にゆったりとした気持ちで読むものだ、と実感いたしました。

    またいつかゆっくりと読んでみよう。。

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    2019年09月22日
  • 10分でわかる ITビジネスキーワード(日経BP Next ICT選書)

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    2015年の著作。日経BP社の「ITPro」に連載されていた「新人D太と先輩M子のITのビジネス日誌」を再構成したもの。

    01.IoT
    02.磁気テープ
    03.センサー
    04.CDO
    05.データサイエンティスト
    06.DMBOK
    07.ドローン
    08.BI/BA
    09.予防保守
    10.量子コンピュータ
    11.顔認証
    12.クラウド型セキュリティソリューション
    13.CSMS/EDSA
    14.CSIRT
    15.シャドーIT
    16.水飲み場型攻撃
    17.BYOD/CYOD
    18.リスト型攻撃
    19.インターネットバンキング
    20.ウエアラブル端末
    21.オンラインストレージ
    22.O2O
    23

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    2018年08月21日