前川かずおのレビュー一覧
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再読。
これは大人になってから読んだほうがグッとくる作品かもなあ。
とにかく超名作なのは間違いない。
これって実質卒業式でしょ?
最終回だよね?!?
ラスト、なんだか涙で目がにじんで読みにくいってばよ。
作中大きくとりあげられる、あの児童文学作家さんの経歴は、作者の那須さんと重なるものでもあり、コレは自戒というか、児童文学にかかわる大人たちへの警告でもあるのね。
自分のなかの子供たち像を壊されることを恐れるな…と。
いま読むと、ハカセのように勉強好きだけど成績は振るわなかった子からの私立中学受験組への感情なんかもちゃんと言語化されていたんだな、と気づくことができた。
子どものころにリアタイ -
Posted by ブクログ
これが私のファーストズッコケでした。
ハードカバーで、知人からの貰い物だった。
ここから全てが始まったんだ…と、遠い目。
そしていま、謎のズッコケ再ブームで、家族みんなで黙々とズッコケを読む日々。
こんな夏休みになろうとは(笑)
それはともかく、今読んで驚くのはこのサスペンス展開。
え、ひと死んでるじゃん、ズッコケだよ?
え、え、えええ?
ハチベエがモーターボートを操縦できるってのは、あやうし探検隊からのつながりですね。
いやあ、ドキドキハラハラ。
今見ても素晴らしいエンタメだわ。
この本にでてくる、空腹シーンのハチベエのセリフ=人間、一食や二食抜いたって死なねえよ、は今でも空腹時によく思 -
Posted by ブクログ
約30年ぶりの再読。もとはもちろんハードカバーだったが、今回は実家にある文庫で読む。
元来、漂流モノが好きなので、これも大好きな話だった。
当時、この話を舞台化したものを小学校の体育館で見た覚えがある。
目の前で、この話をお芝居として、というのは、なかなか贅沢な体験だった。
再読して思ったのは、やはり、無駄がない構成だということ。
冒頭、子供だけで海に出た流れも非常に自然だしリアルだ。
モーちゃんは食、ハチベエは漁や狩り、ハカセは住環境改善に興味をもち、たくましく生きていく無人島ライフも子供心にとても楽しい。
後半、☓☓との出会い、◯◯との戦い、盛り上がるなー。
☓☓のその後には少し心にかか -
Posted by ブクログ
ネタバレかわいらしいハチベエたちが見られる
レアな作品です。
だけれども内容は結構ハードで
ハカセにも、ハチベエにもなかなかな
事件に巻き込まれているのです。
(ハカセの場合は身内が)
途中、ハチベエの様子がおかしくなります。
どうやらハチベエの述べた事実には
何やら不審な点があったようなのです。
これはさすがに罪にはなりえないでしょう。
精一杯自分を守りたかっただけ。
だけれども結果的に大きな騒動を
巻き起こすことになったのです…
だけれども彼は最終的に
ちゃんとした事実を知ることができました。
実は一人の女の子を
守っているのよね。
まあスケベハチベエは変わらんけどね。