前川かずおのレビュー一覧

  • うわさのズッコケ株式会社

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    釣り場で小学生が工夫して弁当や飲み物を売る話。
    子供の労働はタブーのよう。
    わたしが小学生だったら弁当なんこでラーメンやジュースとささっと計算してそこに届けるってことできる気がしない。
    めちゃくちゃしっかりした子供たち。

    そして、ツケのときにはハラハラした。
    高校の文化祭で手伝いして、働くってことの大変さをみを持って知ったというクラスメイトがいたけど聞くことと行動するってこうも違ういい例だと思った。
    放浪の画家は山下清画伯を思い浮かべる。

    和気藹々とした純真な子どもの話。

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    2023年03月03日
  • ズッコケ宇宙大旅行

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    あるもの注意。食べ物食べながら読むなよ!!
    絶対に読むなよ!!

    ハカセが一人ぼっちで
    奇妙な音を察知した山へと向かうと…
    そこには未知の少女がいたわけで。

    どうやら彼女は宇宙からやってきた子。
    とんでもない悩みを抱えているようで。

    実はホラー要素2つありよ。
    1つは絶対に読むなよの警告のブツ。
    もう一つはこの少女の実態。

    全力で著者はさては
    怖がらせにかかってるな…?

    面白かったからいいですが。

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    2023年02月02日
  • ズッコケ三人組と学校の怪談

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    このシリーズは小学生の頃にたくさん読んでいましたが、一番印象に残っているストーリー。
    学校の怪談なんて、小学生が大好きなやつ。
    だが、結構こわい。挿し絵がポップなので軽い感じだけど、普通に結構こわい。

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    2023年01月23日
  • 花のズッコケ児童会長

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    ここでは児童会長、という狭いものだけど
    これは実際の政治を動かす世界でも同じなのよね。
    いかにして「望むことに耳を傾けるか」ということ。

    そして一部の人をひいきしないということ。
    ハチベエに難を付けたやつにはそれが欠けていたね。
    たとえそれは見た目だけ強いだけで真の「強い人」ではない。
    (どうやらこいつ、別シリーズで因果応報となるみたい)

    ハチベエはね…リーダーにはなりえないんだよね。
    まず目先のことしか頭にないからなぁ。
    でも優しい子なのは確かだよ。
    悪いことを見ないことにしないからね。

    0
    2022年12月29日
  • ズッコケ山賊修業中

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    これは大人になってからすごくよくわかる本。
    子どものみんなは何でもかんでも~のせいという考え方は
    よくないことなんだ、ということを覚えておいてください。

    これは深い本でもあるよね。
    ただし救いなのはこの本に関してはこのある種の存在は
    幻、で終わるということ。
    ただしこの幻には深い意味が隠されているように
    思えてなりません。

    恐らく三人組はきちんと人としての
    「当たり前の事柄」を持っていたから
    戻ってこれたのだと思いますよ。

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    2022年12月15日
  • ズッコケ文化祭事件

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    こちらの本は、「木曜日は本曜日」というサイトで紹介された一冊。読者を子供としているため、すべての漢字にルビがふってある優しさに溢れた本だ。
    内容も面白いし、子供も教師も大活躍する様子がわかる。
    同世代の時に読んでいたら、また違った感想をもったかもしれない。50歳すぎたおっさんが読んでも面白かった。小学生の頃に思いを馳せた。

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    2022年12月02日
  • ズッコケ財宝調査隊

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    プロローグに気合が入っていますぞ。
    しかも内容も児童文学敏江はかなりの気合の入れようです。

    一応、このプロローグは頭の隅に入れておきましょうね。
    後々出てくる登場人物でピンと来るはずですので。

    今回はモーちゃんが主人公といってもいいでしょう。
    何せそっくりさんだったらしい
    モーちゃんの母の兄という人の在りし日の姿を
    追っていくのですから。

    そこには切ない真相も隠されています。
    だけれどもこれに関しては誰も悪くないと思います。
    確かにちょっと意地悪だったけど
    不可抗力だったと思うよ。

    でも、最後はな。
    頭抱えると思うぞ~大人の皆さんは。

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    2022年11月27日
  • こちらズッコケ探偵事務所

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    モーちゃんに災難訪れる!!
    プレゼントを取り違えたために誘拐されちゃう!!

    どうやらモーちゃんの荷物をすり替えたのは
    とんでもない悪人だったようで。
    秘密にすることはほかの子にはできっこないので
    しゃべっちゃうんですけどね。

    ハカセが間違えた荷物に仕組んだ
    思わぬ「モノ」が事態を逆転させてくれます。
    よく思いついたよな、明らかな強敵なのに。

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    2022年11月14日
  • とびだせズッコケ事件記者

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    終盤に、実はこの壁新聞で
    一番メインになりそうなネタが出てきます。
    でもね、これはまだこの年代の子には
    その心はわからないと思います。

    と、言うかね、大人でもまあまずわからない。
    所詮他人だもん。
    だから記事にできなくてもしょうがないんだよ。
    世の中の表現には限界があるのよ。

    ちなみに、ちゃんとその記事にできないものの行方は
    このシリーズの時代が進んだので
    解答が出てきます。

    最後はちゃんと彼ら、活躍しますよ。
    やっぱりこうでないとね。
    というかハカセは冷静だよな…

    0
    2022年10月25日
  • ズッコケ時間漂流記

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    このシリーズって子供だけに
    とどめるのがもったいないのよね。
    ちゃんと歴史を知ることのできる名作とともに
    タイムトラベルの原則もきっちり守っているの。

    彼らは何度江戸時代に飛ばされてしまいます。
    どうやらその原因になったやつは
    いろいろと意味深らしいのですが…

    展開は中途半端なところで
    横やりが入ります。
    そう、ある種のことは許されないからね。

    0
    2022年10月10日
  • ズッコケ心霊学入門

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    心霊現象というものは
    実はこういうものも紛れているんだよね…
    真相を突いてしまうと結構元も子もないけれども
    結構周りに影響されることはあるからね。

    私はこの手の話は大嫌い(一切興味がない)ので
    あまり引き込まれることはなかったけれども
    時にそういう現象は人が作り出すことがあるということ。

    今回は大人が関わっていて
    結構本格的に霊の現象を暴こうとしているんですよね。

    でも…その後放置されているのは
    なんなんだろ。

    0
    2022年09月23日
  • ズッコケ中年三人組age46

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    小6の頃、リアルタイムでちょうど読んでいた作品。
    同い年だったハチベエたちも46歳。自分も大人になってわかるけど大人って自分たち以外の人たちに翻弄されることが多いなと思う。親の世話、恩師の死、同級生の死。なにかと心が揺さぶられる出来事が多いのは自分たちも同じ。それでも色々抱えて生きていかなきゃと思わせてくれた。

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    2022年09月11日
  • あやうしズッコケ探険隊

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    ひょんなことから無人島に迷い込むことになった
    いつもの三人組。
    だけれどもどうやらその島、様子が変だぞ…?

    実はこの本は児童書だけれども、
    大人になってきてから戻ってきてほしい思いが
    実は込められている側面が強いです。

    たぶん子供の時はその面はスルーされることでしょう。
    だけれども大人になって(もしくはから)読むと
    違う面が見え隠れしてくるんですよね。
    特に途中で出会うことになる人物のくだり。

    なんだろう、大人向けなのよ。
    一応児童書だけどね。

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    2022年09月05日
  • ズッコケ(秘)大作戦

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    この本は子供の時に読んだ場合と
    大人になってからだと受ける印象が違います。
    おそらく著者はそれを見越して書いています。

    子供のころならば故意に目覚めた少年たちの
    ひと時の思い出。

    だけれども大人になってから読むと
    少女が否が応でもこれから体験していかないといけない
    つらい経験…

    そう思うとある部分がなおさら残酷なんですよ。
    うん。

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    2022年08月13日
  • ぼくらはズッコケ探偵団

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    まさかの殺人事件が発生します。
    どうやら事件のカギは「なかなか見つからないボール」
    にあったようですよ。

    なかなか野球の腕の目が出ないハカセ。
    運動はからっきしダメなのでまあ仕方ないです。
    だけれども、そんな彼が思わぬところで
    事件解決のカギをつかんでくれます。

    結構真相部分は本格的ですよ。

    0
    2022年07月01日
  • それいけズッコケ三人組

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    ようやく読めたよ…ずっと子供のころから
    名前だけは知っているシリーズ。
    冊数もものすごくあるけど
    何でここまでシリーズができるかわかるのよね。

    多分今の時代では批判を受ける部分は
    あるのかもしれないけれども
    子供って絶対誤りをおかしてしまうのよね。
    (一部犯罪描写も出てきます)

    でもちゃんと三人組は悪いことは悪いって
    ちょっとあれな方法だけど
    真面目に立ち向かっていったのよ。
    芯のある子たちだよな…

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    2022年06月16日
  • こちらズッコケ探偵事務所

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    たぶん初めて読んだ推理小説です。小学校の学級文庫にありました。
    分厚い本だけどちょっと読んでみようと思ったら、ぐいぐい引き込まれて最後まで読んでしまいました。
    休み時間のたびに誰かに取られないように本を取りに行っていたなぁ。
    でも今思い返すとだれも学級文庫なんて見向きもしていませんでしたが・・・。
    「なんだかこの世には自分の知らない面白いものがあるらしいぞ、しかもそれはテレビに出なかったり学校でも教えてもらえないものらしいな」ということを、この本を通して学んだかもしれません。

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    2022年05月30日
  • それいけズッコケ三人組

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    約25年ぶりに読んだ一作目。
    那須さんは私の子供時代の御三家作家の一。
    那須さんのお名前は信頼のブランドだ。

    小学生のときに出会ったズッコケは、八割読んだところで大人になり、二十代で仕事をやめて時間ができてから、残る数冊を読んでコンプリートした。どこから読んでもいいのもありがたい。中年シリーズも読んだ気がする。
    今夏、久しぶりに読みたくなり、好きだった忍者編を読んだので、今冬は原点に戻って一作目を手に取った。
    (実家にポプラ文庫のズッコケが全巻あるから、今後は帰省のお供になるかも)

    感想としては、一作目から本当に完成度が高くて、大興奮。
    キャラクターも世界観も完成しているし、那須さんのスト

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    2021年12月31日
  • ズッコケ時間漂流記

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     前作の「ズッコケ心霊学入門」の巻末にある次巻予告で「三人組をSFの世界に招待しましょう」と紹介されていたから物凄く期待していたのだが、SFと言えばスペーシーなウォーズしか連想できなかった当時の貧弱脳では時代劇のような格好をした表紙と全く結び付かなかった。
    しかしタイトルにもあるようにこれはタイムスリップものなので立派なSFであり、私のSFに対する間口を広げてくれた作品と言っても過言ではない。

     タイムスリップものでは歴史上の実在人物に会うのが定番だが本書で三人組が会うのは平賀源内であり、江戸時代から見れば「未来」となる現代の先進的な技術を披露する相手としてはまたとないチョイスだろう。
    源内

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    2021年09月11日
  • それいけズッコケ三人組

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     ズッコケシリーズ第一作は短編集のようなもので後続の作品に比べるとどうしても話のスケールが小さく感じてしまうが、ズッコケ三人組シリーズの特徴が一番出ているのは本書ではないかと思われる。
    ズッコケ三人組とは話の最後に主人公を含む登場人物達(もしくは読者)がズッコケるようなオチが待っているものであり、それは長編よりも短編の方が効果が高い。
    長編だと伏線回収の方が先に立って話のオチはなおざりにされがちだからだ。

     那須正幹氏の訃報を聞いて本書を30数年ぶりに読み返してみたのだが、後にシリーズのマドンナポジションとなる荒井陽子が本書から登場していて驚いた。
    てっきりこの場面に出ているのは安藤圭子だと

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    2021年08月03日