あらすじ
ズッコケ三人組がでかけた瀬戸内海の島には、謎の海賊の秘宝がかくされているという。その場所を記した暗号文を手に大冒険に出発!!
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Posted by ブクログ
これが私のファーストズッコケでした。
ハードカバーで、知人からの貰い物だった。
ここから全てが始まったんだ…と、遠い目。
そしていま、謎のズッコケ再ブームで、家族みんなで黙々とズッコケを読む日々。
こんな夏休みになろうとは(笑)
それはともかく、今読んで驚くのはこのサスペンス展開。
え、ひと死んでるじゃん、ズッコケだよ?
え、え、えええ?
ハチベエがモーターボートを操縦できるってのは、あやうし探検隊からのつながりですね。
いやあ、ドキドキハラハラ。
今見ても素晴らしいエンタメだわ。
この本にでてくる、空腹シーンのハチベエのセリフ=人間、一食や二食抜いたって死なねえよ、は今でも空腹時によく思い出す(笑)。
今回ハードカバーのあとがきを読んで、しみじみと、作者の言葉に頷いた。
いわく、宝探しの物語は、児童文学に必須の要素がみんなあるのだと。
たしかに、出だしの急展開なんて、スティーブンソンの宝島まんまだよね〜!
コレが児童文学のある意味スタートの一冊だからねえ。
私が漂流モノ、島モノ、海モノが今も好きなのもその影響だろうし。
そのためか、冒頭シーンでモーちゃんが釣りをする話がけっこうあるのね。
釣りキチ三平ならぬ、釣りキチ三吉、と思いついてしまったのでここに書かせてください…すみませんでした。
それにしてもモーちゃんのお母さんは偉いなあ。今回は彼女が丁寧に電話したことでピンチを察することができたのだから。
おしょうさんもgjだよね。また遊びにおいで、と言ってくれたラストシーンに、ちらちら今まで作中にでてきた島の名産ミカンの挿絵がかかるラストシーンはとてもいいなと思った。
Posted by ブクログ
モーちゃんの優しさを感じる作品。
しかしながら赤ちゃんの頭ほどのおにぎりって…
食べてみたい気がします。
そんな助けた男性はあるお宝を探していました。
しかしながらそれはある事件で
かなわぬこととなったのです。
後半の男性をひどい目に遭わせたものたちとの
遭遇にはハラハラさせられるでしょう。
やばいやつらからの逃走後の…
でもオチはそうじゃないとね。
Posted by ブクログ
大昔に読んだズッコケシリーズをかなり久しぶりに再読。シンプルな文体ながらぐいぐい引き込まれる。この時代のズッコケ三人組はキャラが生き生きしていてとても眩しい。
ハゼ釣りをしていたモーちゃんが貧しいおじさんにおにぎりをご馳走し、海賊の宝を隠したという島への暗号をもらうところから冒険が始まる。
そして、同じく宝を狙うヤクザまがいの連中とも三人組ははち合わせてしまい…。という話。
児童文学らしく、ストーリーは分かりやすい展開ではあるものの、ハラハラさせるところもあり、しんみりするところもあり、内容の濃いアニメ映画を観たかのよう。結末が手放しのハッピーエンドとはいかないのも、それでも「やりきった感」の香る爽やかな読後感があるのも「らしい」。これは小学生ならハマるでしょ、と納得の面白さ。こんなアグレッシブな小学生、絶対成績も良さそうなものなのに三人ともテストが苦手なのもご愛嬌。今の時代だからこそ、三人組の行動力が際立って見える。
また、解説もすごくよかった。小学生の目線を忘れず、やわらかな文体でズッコケシリーズを紹介されていて、本当に「大人が子供へ語りかける」よう。子供が思う「大人の理不尽さ」を、親身になって言語化してくれている。ストーリーの余韻を上手く味わわせてくれる名文。一昔前の、優しい、大人のおじさん、って感じ。
改めてズッコケ三人組は面白い。ズッコケ黄金期のリアルタイムよりちょっと遅い世代だが、この三人組と共に子供時代を過ごせてよかった。
Posted by ブクログ
さらりとした残酷な描写の裏には那須先生の挑戦的な思惑が見え隠れ。一度肝が座ってからの勇気と冷静さには目を見張るものがある三人組だけど、今作ではハカセのそれが光った。そろそろ警察沙汰・新聞沙汰に慣れてきたかもしれない三人組。
Posted by ブクログ
けっこうスリルがあって、面白かった。dy<kouta6>
そんなわけで~今回の一言~宝探しは、スリルがつきもの。以上!
(今回の一言とは、本を読んでわかった教訓を短くまとめたもの。)