グロービスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ファイナンス基礎を振り返るために久々に読書。
さすがにクラスほどの学びを思い起こすことはできなかったが、それでもファイナンスってこんなこと学んだなぁ、ということは星野さんの分かりやすい解説で網羅的に振り返られる。
【書いてあること】
「キャッシュの重要性」「DCF、NPV、IRR」「WC」「IR」「残存価値」「Debt、Equity比率」
【書いてないこと】
「WACC、CAPM」の詳細な記述
※以下、健忘録
・何にでも値段をつけて、相互比較できるようにするのがファイナンス。
・価格は自分なりのロジックで、「これからどれだけキャッシュを生むか」で決める。
・キャッシュは嘘をつかない。会計方法の選択肢・変更に影響を受けることなく客観的な評価が下せる。
・同じ額のキャッシュが生まれても、「いつの時点での」キャッシュかによってその算定価値も変わってくる。事業からキャッシュが生み出されるのが遠い未来ならば大きく割引き、近い将来であれば小さく割引く。これを合計したものが「事業の現在価値」になる。
・定価や簿価ではだめか?定価は仕入れ値にマージンがついているから、もうちょっと安くしたくなるというのが普通。簿価は20年前に購入した土地をその値段で売られるのはどうか?を考えたら、やっぱりちょっと割に合わないと思うのではないか?
・NPV(正味現在価値)とは、PVから初期費用(投資額)を差し引いたもの。
・将来のキャッシュは必ず割り引く。割引率は「リスクの大きさ」で決まる。
・「リスクの大きさ(期待収益率)」は、「お金を預けているために、そのお金を動かせない不自由さ(リスクフリーレート)」と「もらえるリターンのぶれやすさ(マーケットリスクプレミアム)」を足し合わせたもの。
・ハードルレート=リスクフリーレート+マーケットリスクプレミアム+不確実性プレミアム(特定企業に仕入れ原料を依存している、属人的な仕事、新手のネットビジネスetc.)
・マーケットリスクプレミアムの設定は、まず業界平均を参考にする。
・NPV=0の割引率がIRR。つまり、PV-投資額=0のときのPVの割引き率のこと。
・投資には2種類ある。
Debt:銀行や債券市場から借りる。決められた期間・利子をつけて返済の義務がある。Equityよりも優先で元本支払いの義務がある。
Equity:機関・個人投資家、ファンドから借りる。返済の義務はないが、配当や株の売却で売却益(キャピタルゲイン)を得ることで儲ける。
・投資家が納得するハードルレートで計算した事業価値も、時と共に変化する可能性が高い。なので、キャッシュフロー計算は、「予測可能期間」+「それ以降の価値(残存価値)」で計算することになる。
・残存価値の計算
1.そのまま続けると仮定したときのキャッシュフローを算出
2.事業継続を前提に、それを売却したときの金額(これは将来のその時点で分かることであり、事業を売却する側が価値を計算するので、現時点では読めない)
3.清算すると仮定した時、すべてを売却したときの金額
※Cの方が、現実をシビアにみた考え方で、価値算定は低めになる。
・WCとは、流動資産から買掛金を引いたもの。流動資産は資金が資産に姿を変えたものの、利益にまだ結びついていないためリターンを生んでいないと言える。では、現預金(やすぐに換金できる有価証券)は極力少ない方が良いのか?、というとそうでもない。現預金が少なすぎると、現金なら20%割引の設備が購入できるという突発的な機会を逃したり、急激な経済状況の悪化に対応できずに倒産する危機に瀕することもあり得るため。つまり、WCは、会社運営のために大切な「スタンバイ要因」で適切に管理される必要がある。
・デットとエクイティの比率
①キャッシュフローの安定性(安定ならデットのが良い)
②金額の大きさ
③事業のライフサイクルの想定のしにくさ
④収益のブレ度合い
などを見極めて、どちらから投資を受けるかを検討するのが財務担当者の重要な仕事。
・経営者からみたデットのメリデメ
→エクイティコストに比べたら、コストが低い。
→金利や元本の支払タイミングが決まっている。
・株主からみたデットのメリデメ
→同じ利益レベルならば、発行株式が少ない方が、一株当たりの利益が高くなる。
→資金繰りによる(金利や元本支払いに追われる)倒産リスクが高まる。
・より少ないエクイティでより大きな事業展開をすることが「レバレッジが効いている=一株当たりの利益率が高くなる」ということ。
・格付けが高ければ良い経営をしているわけではない。単に、債務を返済する能力がどのくらいあるか、で評価されているので、WCになる現預金がたくさんあると高く評価される傾向にある。
・ROE,ROA
ROXはReturn Onのことで、「Xからみた利益率」(リターン/X)
Eはエクイティで、ROEの言いたいことは、この株を買ってくれれば、この程度の利益が出るよ!ということを表している。つまり、新株発行の時に注目される値。また、ROEはエクイティ比率を下げれば、利益が下がっていても高いROEを上げることが可能なので、デットの値の変化にも着目する必要がある。
Aはアセットで、ROAの言いたいことは、調達してきた資金で買った資産でこの程度の利益を上げてますよ!ということを表している。
・会社はだれのものか?「リスクを負担したすべての人のもの」
会社更生法の低順では、①従業員への給与支払い、②商業債務であるサプライヤーへの支払、③債権者への金利支払い/元本返済、④株主への資産配分と株主が一番のリスクを負担している。 -
Posted by ブクログ
著書の先生の授業を受講して、テンションが上がって購入(ただ、受けた授業のテーマはこれとは違うのだが…)。
当然と言えば当然であるが、過去に受けた「ファシリテーション&ネゴシエーション」の復習のような内容。
ノウハウ本なので、いきなり全てやるのは難しく、自分の気になったところをピックアップ。
「仕込み」と本番の「さばき」の二章立てなのだが、自分がファシリテーションをした場面を思い出しながら読むと、どうも今の自分には「仕込み」に課題があるらしい。
・「仕込み」=議論の出発点と到達点を明確にする、参加者の状況を把握する、議論すべき論点を洗い出し・絞り・深める
・参加者の把握は、話されるテーマから、何を知っているのか、どのような考えを持っているのかを考えるのがポイント
・論点とは「その意見や主張がどういった問いに答えているのか」ということ
・いろいろあるが、絶対に忘れてはいけないのは、「議論の到達点」と「重要な論点とその関係」
ちなみに、先生曰く、帯裏にキーフレーズが隠れており、電子版より本を買った方がよいとのことです。 -
Posted by ブクログ
この本では、商品(サービス)が「良いもの」から
「売れるもの」にするためにはどうしたら良いかという、
利益追求の思考方法が紹介されている。
日本では、「利益を追及する」ということが
悪と捉えられがちな風潮があったが、
本当の意味で利益を追求することは社会貢献になるし、
企業と顧客を「Win-Win」にすることが本当の利益追求である。
●第1章
「利益思考」とは何かについての紹介。
また、この思考を身につけるためには
どうしたらいいのかについての実践方法と考え方。
利益思考の考え方は、基本的には以下の2つ
a.無駄を最小化する
b.新しい価値を生み出す
●第2章
より大きな利益を生むビジネスとは(題より)
☆事業評価マトリクスの利用
→競争力×市場の魅力という考え方
●第3章
ビジネスにおける「発想力」についての紹介。
発想力を身につけるためには、
まず自分(自社)の発想の癖を知ることが必要。
また、発想力があると言われている人は発想しやすい仕組みを知っていることが多い
→例:見方を変える、類推する、組み合わせる、前提を疑う。
●第4章
利益思考でビジネスモデルを考える。
☆23の利益モデル
●第5章
利益思考を基にしたビジネスの実践。
現場まで巻き込んだ利益の出し方についての紹介。
また、周囲を動かすためのモチベーション論についても語られている。
<私的○(マル)>
今回は感想。
この本に関しては、「歯が立たない」というのが強い印象。
私は理解を進める上で、具体例を自分の中で考えることが多いのだが、
これに関しては難しいどころか、思いつかないものがほとんどだった。
日頃からいかに利益思考をしていないかと、
物を知らないか(例えばモノの値段。コストを全然意識できていない)を痛感した。 -
Posted by ブクログ
グロービスの経営戦略を講義形式で教えてくれる本。
ポーターの競争戦略から始まり、
今、流行の!?フリー戦略やプラットフォーム戦略まで、
幅広くカバーされています。
前半部分はやや中途半端な感じがして、
ん~と感じていたのですが、
読みどころの後半部分からはとても勉強になりました。
特に、差別化戦略を各社が取ることによって、
結局は各社の差別化ポイントが陳腐化してしまい、
レッド・オーシャンに陥ってしまうという話の流れは
とても分かりやすかったです。
ポーターの競争戦略は別の本も合わせて勉強するとして、
全体的な流れを理解するには、
とても分かりやすく書かれた本だと思いました。
戦略の定義(=目的・競争優位・アクションプラン)が
きちんと明記されていれば、よりよかった思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ経営戦略論の定石である規模化戦略や差別化戦略といったポジショニング論の前提が「他社との比較」であるため、成熟した社会では熾烈な戦いにしかならないことを解説。現代においては「新しい価値、新しい市場」を開拓する必要性があり、そのための方法として、新たな定石となりつつあるネットワーク外部性や、時代に対応したクリエイティブな組織を作るための全社戦略等を解説した本。
気になる方が講師をされていたためグロービスに興味があって購入してみた。思ったより簡単で驚いた。MBAと題してあるが、知っている人は知っている(というか常識レベルかも)ことが書いてある。
私は3時間ほどで読み終わった。私のような戦略論初心者にはよい復習になった本であった。
(でも1400円は高いかな・・・・新書にして700円くらいがよかったかと。) -
Posted by ブクログ
・ロジカルシンキングのルール
●明確な結論
●根拠➻結論、結論➻根拠
●根拠をしっかり事実に立脚させよ
●論点の重要性を把握し、全体のバランスを考えよ。
まあ、ここは『イシューからはじめよ』が基本書でしょう。
・ロジカルシンキングの思考方法:全体像を理解すること。
●MECE、ロジックツリー
●マトリックス:テーブル型とポジショニング型。ここで双方とも軸を選ぶ必要があるが、そこでSWOT分析などが役だつ。
●フロー図:面白い例がソシオグラム。これは、社内の人間の関係図のこと。
●関係図
●仮説検証:仮説を立てて、そこから推論していく。まあこの分野は内田『仮説思考』が基本書だろう。
・フレームワーク
●3C、4P、採用の(スキル、マインド、組織へのフィット感)、心技体
●SWOT分析とそのあとのクロスSWOT分析、アンゾフの事業拡大マトリックス
●ポジショニングマップとパーセプションマップ
●フロー図を作るとボトルネックが分かる。ガントチャートもフロー図の一例。
・伝える
●ビジネス価値を向上させるようなイシューを重視する。
●ピラミッドストラクチャーで、必要なファクトを収集することと、すでにあるファクトが正しいか検証する作業をする。
●十分な根拠、そして実り多い結論
・問題解決法
●問題の特定:あるべき姿と現状のギャップ
●問題箇所の特定:重要な箇所を、どこを繰り返して。
●原因の特定:なぜを繰り返して
●解決策の立案:MECEなどを駆使して。
・クリエイティブにアイデアを出す方法
ブレスト
スキャンパー
マンダラート
水平思考の10のスキル -
Posted by ブクログ
ネタバレ前々から欲しかったので買っちゃった。
オイラ、将来は財務部門で働きたいからそのためのお勉強と思って購入。
内容的にはコーポレート・ファイナンスがメインになるのかな。
とても読みやすく、分かりやすい。
ファイナンスの入門書としてはすごく良い気がする、って言ってもオイラ素人だから当てにはならないか。
でも素人のオイラがそう思うんだからきっとそうだ!
オイラ書店巡ってけっこーな本を見比べてみたけどファイナンスって難しく書いてあって、その中でもグロービスのMBAシリーズが分かりやすくて値段的にも手ごろだと思っていたから、こっちのほうが更に安くて内容も限定されているからGoodなのでは?
少なくともこれまでファイナンスに興味を持てなかった人はこれを入口に読んでみれば、世の中で起きていることへの理解が深まるはず。
あ、あくまで「はず」だよ!
だってオイラは素人だもん! -
Posted by ブクログ
利益思考とは、ただ単に利益を出すためには何をしてもいい、というわけではない。
整理すると、
(1)無駄を最小化する
(2)新しい価値を生み出す
にまとめられる。
・ひとつひとつの仕事の意味を考え、それが顧客に対してどんな価値を生み出しているか、会社に対してどんな価値を与えているかを常に考える習慣をつけるようにしましょう
・あなた方の会社における存在意義とは何なのでしょうか?
・「何をやればシェアをとってビジネスに勝てるのか」というKSFを持続的に押さえ続けなければ、たまたまヒット商品が出て瞬間的に売上はあがるかもしれませんが、持続的に勝ち続けることはできません
・その企業の強みがいつまでも強みであるかというと、そんなことはありません
・多様性を活用する
・技術的な種(seeds)からの視点で発想していくやり方
・説明≠説得