【感想・ネタバレ】ファシリテーションの教科書―組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年06月03日

ファシリテーターの教科書と言うタイトルの通り、議論や会議をいかに進めてさばくかと言う目的に対して、押さえておくべき基本やさらにレベルアップするための基本的事項、技、テクニックを網羅しているような本。

3、4年前にもこのような内容の通信教育を受けたけれども、この本で充分だったなぁと思う。

ファシリ...続きを読むテーターは、単なる会議の進行ではなく、課題解決のステップをであると捉えた方が良さそう。

印象に残ったのは、上司と部下の関係の人が会議の間に入る場合、上司におもんぱかって、部下が発言できなくなった際、部下の人の意見を出す方法とか。

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Posted by ブクログ 2023年04月16日

全ビジネスマンにおすすめ

ただし、クリティカルシンキングの習得が大大大前提だと感じる。
この書籍マスターし、社内でも力を持てれば、相当イケてる感出せると思う

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Posted by ブクログ 2022年10月01日

ファシリテーターの役目とは何か、どうやってファシリテーションしていけばいいかを、論理立てて文章化した本。
今まで何気なくやっていた会議進行。これが体系化されており、目からウロコな内容が多かった。
今の自分が出来ている事も多数あったが、全く出来ていないことももちろん多い。この本で学んだことを早速活用し...続きを読むて、身に付けて行けるようにしたい。まあ何回も読み直して愚直に経験を積んでいくしかないな。

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Posted by ブクログ 2022年05月09日

ファリシをするためにはクリシン力と論点の地図を事前に作って議論中に迷わないようにすることが重要。

まずは、議論の到達点を決める。
課題のブレスト
内容を理解して欲しいか
課題に共感して欲しいか
行動まで移して欲しいか

その到達点に向かうまでの論点を整理する。
議論すべきでない論点
確認する論点
...続きを読む置いておく論点
議論すべき論点

この作業をすることで、今何の話をしているのかを把握できる。

議論中は、論理の三角形を思い浮かべながら聞く。

結局、クリシン力が試される。会議のファリシにトライし続けることが大事。

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Posted by ブクログ 2022年04月24日

本書は大きく分けて「仕込み」と「さばき」について説明されているが、うち
「さばき」の部分が本書の大きな価値ではないかと考える。
(「仕込み」の部分もわかりやすく役立つが)

仕込みは自分の考える量を減らしてオーバーフローを回避するものと心得る。
合意形成のステップ:
①場の目的の共有と合意(What...続きを読む、Where)
②アクションの理由の共有と合意(Why)
③アクションの選択と合意(How)
④事項プランのコミットの確認と共有

What→Where→Why→Howの順。
飛ばさない。途中から進めない。前提変わったらWhatに戻る。

以下はさばきについてのメモ。

・発言しないにも、論点や背景を理解できていない場合、関心がないなど様々な理由がある。
・聞く力が大切。
・対立をマネジメントする。
・論点から外れる人には、とりあえず意見を受け止め、本来議論するところに意識を向けてもらう。だめなら今話していることの必要性を問い、後で個別に聞くなどのフォローを忘れない。
・論理の三角形(主張<根拠<前提・情報)を意識。実際の議論では論理の三角形のいろいろな部分が欠落しているので、意識して整理する。
・締めで合意点、対立点を整理し、後者はどうすれば合意形成できるかを話し合う。
・感情の力を軽視しないこと。
・ファシリテーションは合気道に似ている。

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Posted by ブクログ 2022年04月05日

すごくわかりやすかった。
仕込み 日々の仕事で強く感じる。
論点の出発点 到達点 論点はきちんと抑える必要がある

さばき テクニックが多く、明日から使えそう。
STAYが難しい。。

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Posted by ブクログ 2022年02月21日

《ファシリテーションの全てが1冊で学べる良書》本書は、ファシリテーターに必要な技術を、基礎スキルから上級テクニックまで、幅広く網羅している。これを読み、内容をもれなく実践できれば、完璧と言えるのではないかと思えるくらい、充実した内容だった。これほどに密度の濃い本は久しぶりで、これからも長く頼りにした...続きを読むい、非常に心強い1冊である。ただ、ファシリテーションがいかに複雑で高い能力を要するものかもよく分かった。1回読むだけではとても身に付かないので、実践を繰り返す中で確実に身につけていきたいと感じる。

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Posted by ブクログ 2021年10月24日

7 腹落ちとは。目的と理由を深く理解し、具体的なあるべき姿を自ら描き、ワクワク感や当事者意識を持てるレベルまで納得すると言うこと。

20「仕込み」とは。
自分の考えている結論に向けて仕込むのではなく、「その場で議論する目的を達成するために、考え、議論すべきこと」を考え、そこに参加者の思考を誘導する...続きを読む

39 ビジネスにおける賛成反対の理由にはいろいろなものがあるが、
-やるべきか、
-やりたいか、
-できるか、
-わかっているか、
をチェックリストとして考えると賛否の理由を幅広く洗い出せる

127発言を引き出す具体的な言葉の例

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Posted by ブクログ 2021年05月05日

ファシリテーションに苦手意識があり、個人的なGWの課題図書とした。ファシリテーション技術を「仕込み」と「さばき」に分解して丁寧に説明してあり分かりやすかった。一読して一定の理解はできたものの、定期的に読み返して実践度をチェックしていきたい。

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Posted by ブクログ 2021年02月02日

ファシリテーションをうまくできるようになりたかったら、これでもかというくらいの準備が必要だということがわかった。準備の仕方もめちゃくちゃ細かく説明されているのでわかりやすかった!

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Posted by ブクログ 2020年07月19日

ファシリテーターにとって必要な考えた方、スキルがまとめられています。
最終的な目的を考えると、やっぱりサポーターやリーダー、カウンセラーなどのまとめ役は孤独だと感じました。
それでも、目的や集団のため。
それがかっこいい。

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Posted by ブクログ 2019年03月16日

これは何度も読み返そう

・議論の出発点と到着点を示す
・参加者の発言の理由とその背景まで理解する
・議論すべき論点と議論になりそうな論点を分ける
・確認する論点と議論する論点を分ける
・議論の到着点と論点の関係は絶対に忘れない
・本当に聴きたいという姿勢(発言者に体を向ける、見る、うなづく、要約す...続きを読むる、質問する)を示す
・発言者の論点、主張、根拠、発言の背景・意図、隠れた前提を構造的に意識して聴く



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Posted by ブクログ 2018年10月10日

自分のバイブルとなる本。
会議での進め方というより、もっと適用は広く論点整理の仕方が書いてあり、これを読めば、大体のディスカッションを構造化できるだろう。
他の本を読むぐらいならこの本を熟読した方がファシリテータへの近道。

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Posted by ブクログ 2017年12月03日

ファシリテーター関連本2冊目。グロービスの本。

感想。超良書。自分の意見に近い内容が多かったせいかもしれないけど。ここまで体系立ててくれていると、日々の業務に軸を組み立てて頂けた感じ。

備忘録。
・議論の仕込。あるべき議論を設計する。まずすべきは議論の出発点と到達点を明確にする。
・賛否の対象の...続きを読む分解。問題意識、問題箇所、原因、打ち手、それぞれが賛否の対象。
・立場の違いが価値判断の違いを生む。複数の価値判断の基準が存在しうることを認め、参加者に相対化して示す。その上で立場を超えて合意できるポイントに導く。
・意見が言いづらい立場の人からの意見を引き出す。例えば上司と来ている部下へ、「Aさん、B部長の意見により近い立場から付け加える点はないですか?」「実際に実行されるAさんからすると大丈夫ですか?」
・論点とは何か。
・ファシリテーターは、事前に参加者の数倍論点について考え、どんな論点があり得るのかを考えておく。様々な論点が相互にどのような関係にあるのかも。論点の地図を作り、様々な意見を即座に位置付けられる状態を、頭の中に作っておく。
・論点の種類を認識しておく。議論すべき論点と議論すべきでない論点、議論する必要はないが確認する論点、一旦置いておく論点。
・アウトプットとインプットの時点で物事を捉える。アウトプット:売上=単価×販売量とかの各結果。インプット:商品、店員、価格とか結果に影響を与えるもの。
・人間の思考の癖その1:決め打ち。新たな課題や問題に、過去の経験や知識から原因を決めつけ、先に対策を考えてしまうこと。こうなると、自分の考えに沿った情報しか見なくなる。
・人間の思考の癖その2:絨毯爆撃。決め打ちを避けるあまり、対象を絞り込まず、しらみつぶしに対策を打つこと。
・思考の癖を回避するべく、広げて絞るをうまく使い分ける。
・問題の構造を解析し、打ち手を考える。
・ファシリテーターは、発言者がなんの論点について、どういう意見を言ってるのかを読み取るべし。
・議論が参加者間で活性化してる時は見守るのが良作。常にファシリテーターが意見を展開しなくても良い。
・対立の背後にある認識と感情を扱う。人間は感情の生き物な為、感情に対する配慮を欠くと、まとまるはずの議論もまとまらない。
・場の空気に細心の注意を払う。

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Posted by ブクログ 2017年11月13日

まさにタイトル通り、ファシリテーションを行うための教科書。
しかし、読み物としても面白い。何しろファシリテーションはビジネスパーソンならば誰しも経験することであるが、多くの方は失敗した経験を持っているはず。
そういった失敗によりそった上で、何をすべきか、を解説してくれているので、非常に親近感が湧く。...続きを読む
ファシリテーションは本書にある通り準備が大事だが、同様に場数を踏むことも大事と考える。しかし、場数も踏めば踏むほど、失敗も多くなり、結果ファシリテーションから遠ざかってしまうひとが多いのではないか。
本書では、何度となく『難しい』といったフレーズが出てくる。実際、ファシリテーションは簡単ではない。が、スキルの側面もあり、決して限られた人だけのものではないかと思わせてくれる。

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Posted by ブクログ 2017年10月11日

ファシリテーションの教科書。
クリティカルシンキングをベースに、非常に汎用性高く、ファシリの技術、考え方をわかりやすく、構造的に記した名著。

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Posted by ブクログ 2017年02月16日

個人的には、ファシリテーションとは「なまもの」であり、それを言語化することは難しいと思っている。その中では、よく言語化してあると思う。ただし、実際できるかどうかはその人のスキルの有無や経験値にもよるので、あくまで理論として押さえたり、自分のスキルをチェックするために読んだ方がよいと思う。

1部の「...続きを読む仕込み」では、議論の骨格をつかみ、出発点と到達点を設定することから、参加者の状況把握、議論の予想(論点の洗い出し、絞ること、深めるポイント)をすることで議論が成立するための準備についてまとめている。

2部の「さばき」では、実際の議論の実践で、発言を引き出して理解して、まとめること、それを方向付けて結論にもっていく手法、時には対立をマネジメントをして、腹落ち(感情のコントロール)までを扱っている。

準備と実践に分けて書いてあるがケース・バイ・ケースのことも往々にしてあるので、そのあたりの判断もファシリテーターの能力によるとは思う。

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Posted by ブクログ 2016年12月14日

立場上、会議をファシリテートすることが多いのですが、
この本に書いてある内容は、すごく腹落ちしました。
とはいえ、実践出来ているかと言えば、また別の話。

誰に参加してもらうべきか、議論する内容の組み立て方、
どんな展開が行われるかといったシミュレーション、
どれも重要な内容ではありますが、ファシリ...続きを読むテーション
だけを仕事にしているわけではないため、どうしても
準備がおろそかになってしまいます。

とはいえ、準備したほうがうまくいくのは事実なので、
時間との兼ね合いで何から取り組めばよいのかと、
優先順位を決めて準備して会議に臨んでいきたいと思います。

この本の良いところは、準備以外の会議進行における、
さばきの部分にも触れてくれているところかなと思います。

【勉強になったこと】
・ファシリテーションの本質は、会議に参加している
 メンバーから意見を「引き出し、決めさせ、自ら動く
 ことを助ける」ことである。

・会議をする意義は、1人で決められない・考えきれない
 多くの物事を決めるために、前提の違うメンバーが
 集まって決定していくことである。
 また、決定した内容に対して腹落ちしてもらうため。

・合意形成のステップ
 場の目的の共有・合意→アクションの理由の共有・合意
 →アクションの選択・合意→実行プラン・コミットの
 確認・共有

・人は自分が十分に理解・納得・検討する時間を
 与えられずに判断を求められると強いストレスを感じる。

・多くの人は議論に参加する際、無意識に場の空気を探り、
 それに適応しようとする。
 そのため、会議の冒頭の空気は極めて重要。

・合意形成のステップを細分化することで、
 合意に向けた会議の構成を詳細に考えることが出来る。

・人は多くの場合、何らかの問題・課題に直面すると、
 どうしたらよいのかから考えてしまいがち。
 そうではなく、問題の本質を捉えるためにも、
 What→Where→Why→Howの順番で整理するとよい。

・因果関係が成立するのは以下の3つがそろったとき。
  相関関係がある
  時間的前後関係がある
  第三因子が存在していない
 全てを確認する時間はなかなか無いので、上位2つだけ
 でよいから確認するという姿勢を怠らないこと。

・本当は言いたいことがあるのに言えない人に対しては、
 発言を躊躇する原因を取り除くことが重要。
 場合によっては、個別にヒアリングするといったこと
 も効果的。

・ファシリテーターは議論している内容を完全に理解
 出来ない可能性も十分にあり得る。そんなときは、
 知ったかぶりをするのではなく、素直に確認する
 姿勢を見せることで、理解も深まり信頼も得られる。

・メンバーは話したいことを整理して参加しているわけ
 ではないため、話している内容が重要だったとしても、
 内容が理解しづらいこともある。
 そんなときは、何が足りないからわかりにくいのか、
 といった視点で傾聴し、聞いた内容を補足するような
 質問を投げかけるようにするとよい。

・メンバーの発言を引き出す方法
 ①発言に対する意欲を高める
  話しやすい、興味を持ちやすい論点から始める
  個人名で呼びかける
  立場・役割から発言を促す
 ②発言をしやすいような刺激を与える
  論点を具体的に絞る
  反対意見、別の意見を求める
  事例を紹介する
  制約となっている条件を除外する

・今、ここで議論すべきではない論点を見極めること。
 見極めのポイントは、今議論しても結論が出せない、
 そもそも議論すべき内容ではないの2つ。

・議論すべきではない論点が話されている場合は、
 議論を止める必要があるが、議論を遮られることで、
 人は以下のような不安・不満を感じてしまう。
  - 自分の意見が他人から否定された
  - 自分の意見や論点には価値がないと見なされた
  - 自分の意見を理解してもらえない
 そのため、無理に議論を止めるのではなく、
 話している本人に議論を止める必要性に気づいてもらう
 といったアプローチが大切。
 まずは共感し、その論点を話す前に話すことがある
 ことを提案するといったアプローチが有効。

・会議の最後は、決まったことはもちろんのこと、
 決まらなかった内容に対してもケアすること。
 決まらなかった内容については、何がないから決められ
 なかったのかを振り返り、それを解決するための
 アクションプランについて合意すること。

・本来は会議をコントロールしないほうが会議はうまく
 進むもの。自発的に話してもらう、まとめてもらう
 といったことを会議参加メンバー自ら出来るように
 仕向けることがファシリテーターの腕の見せどころ。
 ファシリテーターはメンバーのロールモデルであり、
 サポーターであることが最も大切。

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Posted by ブクログ 2023年06月08日

章の最初のストーリーが悪い例なんだろうけど、投げっぱなしで理想の進め方が示されないまま。
その後ととの関連が分かり難い。
対立のコントロールは具体的な気がする。
質問の例は多い方か。
途中読んでて眠くなったけど、薄いのでそれほど時間かからなかった、それは良かった。
同じ内容というかこの本をベースにも...続きを読むっと分かり易くしたら強くなりそう。図が分かり難い。もっと図を追加した方が良いと思う。

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Posted by ブクログ 2023年05月06日

グループが機能するためには、ファシリテーターのスキルがとても大事。事前の準備から実際にどのように場をさばくかまで、詳しく書いてある。すぐにできるとは思わないが、知っていると知っていないでは違うと思う。

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Posted by ブクログ 2022年07月13日

議論を取り仕切るファシリテーターの務めが分かりやすく書かれており勉強になった。
身につけるにはとにかく実践あるのみ。

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Posted by ブクログ 2022年02月23日

まず腹落ち感をつくる。
そして、仕込みと捌き。シンプルにまとまっていて、読みやすく、さらに図解があるので、後で見返したときに理解が深まる。
ビジネスパーソンに向けて書かれているので例は自分とは関係ない感じだが、汎用性があるのでとてもためになった。
そして、1番言えるのは、やっぱり実践しながら、極めて...続きを読むいくものだよなということ。
ファシリテーターとして、やってみて、振り返って、またこの本を見返して、自分を高めていきたいと思った。

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Posted by ブクログ 2021年01月06日

ファシリテーションについて理路整然と整理、解説した本。体系立てて学びたい方にはとても良い。実際コンサルティングの中でも伴走支援的な関わりのときには実践していることも多く、改めて自分の仕事の流れを確認できた。

ある程度実践経験のある人が読めば抜け漏れチェック的に活用しやすいと思う一方で、この本を勉強...続きを読むしたらすぐに実践できるかというと難しいとは思うが、それでも特に「仕込み」部分はよく整理されており、プレシンキングの練習の教科書としては素晴らしいと感じる。

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Posted by ブクログ 2020年09月28日

ファシリテーションの技術や考え方が網羅されている。「仕込み」と「さばき」という技術を実践しながら身につけたいと思いました。

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Posted by ブクログ 2018年10月05日

実戦向きで使いやすい。ミニストーリーと理論で繰り広げられるので、イメージが湧きやすい。ファシリテーターは人間と仕事をする上では必須のスキルであり、読んだだけで身につくものではないが、経験値、必要能力を言語化し体型できている本。また読みたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月18日

ファシリテーションスキル=身近で自分が身につけるべきスキル
メンバー各自が自分の業務について何をどうすべきかを考える必要がある 上位の方針や目的を背景と共に具体的に理解
腹落ち感=目的と理由を深く理解し、具体的なあるべき姿を自ら描き、ワクワク感や当事者意識を持てるレベルまで納得すること
議論の仕込...続きを読むみ=事前準備 その場で出てくる発言を適切に位置付ける地図を頭の中に持っておくこと
さばき=意見を引き出す 話を聞く 話を導く 話をまとめる
場数→経験→仕込み→どう進めるかを理解している
仕込み=臨機応変に対応するために必要なもの
(❌その通りに進めること)
議論の最終目的は行動の決定
目的の共有+同意 なぜそうする? アクションの選択 どうやってやる? 到着点→出発点
参加者の状況を知るためには?
①テーマ 議題から考える(何を知っていて何を知らないのか)=認識レベルを確認する
前提と中身の認識不足の場合が多い ここをしっかりと!
②意見 態度を予測する
賛否の対象は何か?
問題意識自体の相違
問題箇所の特定の相違
原因の特定の相違
打ち手の相違
賛否の理由は何か?
やるべきか(やりたくないか)
できるか(できないか)
わかっていないから反対か
賛否の理由は何か?
(判断の際に重視しているものや優先順位が違うから)
立場の違いが価値判断の違いを生む
それぞれの判断軸を相対化して示すこと
立場を超えて合意できるポイントは何かに参加者の思考を導くことが有効
態度に現れることが多い ここは感情移入してもOK
相手の立場に立って考える
ファシリテーターは演出家 プロデューサー
脇役を設置 責任者や専門家 実行者
質問の仕方を工夫することで発言のハードルを下げる
現場の立場からはどうですか?実行の立場からはどうですか?
論点ではなく、意見に誘導してはいけない
論点=意見が答えになるような問いのこと
混乱が生じている時に考えられる2つのパターン
同じ論点だが、論点に対する答えが異なっている
論点そのものが異なっている

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Posted by ブクログ 2020年10月25日

コンサルティングファームで経験を積んだベテランが一生懸命詳しく書いた本、という印象。内容は至極真っ当だし、為になることも多いですが、いかんせん情報量が多すぎる。

章の中でも細かく項が分かれていて、一つ一つの項にびっしりと文字が書かれているので、各項がとういう構造になっているのか頭に入ってこない。編...続きを読む集の問題もある。この本が違和感なく読める人はなかなか忍耐力があるなぁと思います。

とはいえ、基本的には良書です。特に、冒頭のbadエピソードがいいですね。誰しもが一度は経験、ないしは目にしたことがあるシーンだと思います。惜しいのが、badに対するgood例がない点。bad例に対して、今の半分くらいの分量でメリハリついた簡潔な説明を入れて、good例で締めるとよかったのだろうなと思います。各トピックの最後についている纏めはハイレベルすぎて上滑りする印象。

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腹落ちとは、目的と理由を深く理解し、具体的にあるべき姿を自ら描き、ワクワク感や当事者意識「持てるレベルまで納得すること

合意形成のステップとして、
・何の話をなぜここでするのか?
・なぜそのアクションをとるのか
・どのアクションを選択するのか
・誰が、いつ、どうやってやるのか?

参加者の状況を把握するためには、
・ファクトを用意する
・参加者の意見や態度を予測する

賛否が出た際には
・どこに賛成・反対しているのか
・なぜなのか やるべきではない?やりたくない?できない?よく分かってない?
・その人の境遇や背景を慮る
・参加者相互の関係性を考える。現場の意見はどうか?マネジメントの意見はどうか?

論点は発言されないことが多い(発言者自身が意識していない)。かつ、複数の論点が混じっていることも多い

論点は、広げる、絞る、深める
・フレームワークを活用して広げる
・議論すべき論点、すべきでない論点がある。到達点に至る上で合意が必要?主張に対立がある?その場の参加者で結論出せる?全てYESのときに議論する
・論点をさらに因数分解して深く切り込む

問題解決のステップ
What, Where, Why, How
・何が問題なのか?
・どこに問題があるのか?
・なぜそうなのか?
・どうすれば良いのか?

・人材が確保できないことが問題?人が辞めること自体が問題?
・どんな人が、どの時期に、どの部署で辞めてる?
・なぜ辞める?指導がきつい?仕事が多い?
・給料を上げる、話を聞く、評価制度を変える

場の目的共有
・何を決めるのか?
・誰がどうやって決めるのか?必要な情報は揃っているか?
・参加者は何を期待されているか?

原因広く洗い出すためには、
状況の映像化。問題が起こったシーンをイメージして、問題を言語化する
あえて逆を考える。逆にどういった状態になれば問題が生じないのか?

案の評価結果は、ゴールではなく、議論の出発点。評価基準の重み付けや、課題の重要性・緊急性、など勘案して決める必要がある

意見が出たときは、
・何について?どの論点?
・何だと言ってる?
・なぜそうだと言ってる?
・何のためにその発言をしている?

集団の進化ステップ:烏合の衆→対立→団結→変革

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Posted by ブクログ 2020年09月03日

ファシリテーション技術の向上を上司に促されたため、購入。ファシリーテーションするための、会議前の仕込みと、会議中の発言さばきの技術を紹介している。仕込みとは、議論の内容を事前に把握するため、論点の切り口を整理しておくこと。今まで、会議では参加してから資料に目を通すことが多かったので、事前の内容把握は...続きを読む目から鱗だった。今後の会議では事前に論点を把握した上で参加しようと思った。

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Posted by ブクログ 2019年03月25日

合意を得るだけでなくコミットメントを引き出すところまで視野に入れていたところが共感できた。判断基準の違いは、社会で多様な人と関わる中でよくあることだが、あるべき姿に立ち返ることで、優先順位をつけて議論できると感じた。

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Posted by ブクログ 2015年04月13日

著書の先生の授業を受講して、テンションが上がって購入(ただ、受けた授業のテーマはこれとは違うのだが…)。
当然と言えば当然であるが、過去に受けた「ファシリテーション&ネゴシエーション」の復習のような内容。

ノウハウ本なので、いきなり全てやるのは難しく、自分の気になったところをピックアップ。
「仕込...続きを読むみ」と本番の「さばき」の二章立てなのだが、自分がファシリテーションをした場面を思い出しながら読むと、どうも今の自分には「仕込み」に課題があるらしい。

・「仕込み」=議論の出発点と到達点を明確にする、参加者の状況を把握する、議論すべき論点を洗い出し・絞り・深める

・参加者の把握は、話されるテーマから、何を知っているのか、どのような考えを持っているのかを考えるのがポイント

・論点とは「その意見や主張がどういった問いに答えているのか」ということ

・いろいろあるが、絶対に忘れてはいけないのは、「議論の到達点」と「重要な論点とその関係」

ちなみに、先生曰く、帯裏にキーフレーズが隠れており、電子版より本を買った方がよいとのことです。

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