瀬木比呂志のレビュー一覧

  • 檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか

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    高橋新書ガイドから。自身の来し方から語り起こされる序盤、大方の評伝やら自伝が嫌いな自分としては、正直『えー…』って感じで読み始めた。でも実際は、小難しくない分とても読み易く、加えて、いわゆるエリート集団にありがちな性癖を的確に指摘していることもあり、掴みとして上出来。中盤以降、専門的な内容が増えていくんだけど、抵抗なくそこに誘われていることに気付く。鳴り物入りで導入されはしたけど、先行して導入された諸外国とは一線を画する制度で、あまり機能しているように思えない陪審員制度。このジャンルでもまたか…と思っちゃうけど、行政の司法への介入という、お上幻想の病。うんざり。

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    2023年12月06日
  • 我が身を守る法律知識

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    日常生活上、生じる思いがけない危険や紛争に備えるための法的な知識やリテラシー(予防法学)について解説した本。
    交通事故、不動産売買、建築・賃借、冤罪、離婚、相続、雇用、投資、医療、高齢者詐欺など、個々の分野について、問題になりそうな事項、基本的な法律論、トラブルを避けるための知識、心構えについて述べている。
    交通事故の損害賠償や医療訴訟については、身近に感じて興味深く読めた。
    交通事故では、過失相殺率が通常人の感覚から離れていること、沖縄県では任意保険未加入率が約46%もあることが心に残った。
    もし、逮捕されたり勾留されたりしたら、その間は「当番弁護士制度」があり、当番弁護士が1回は無料で被疑

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    2023年10月16日
  • 絶望の裁判所

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    裁判所に絶望して退官された本裁判官。
    いろいろ日本に司法の絶望について書かれた本はあるが、著者の属性は貴重であろう。

    結果的に内容がちょっとウザくなっても

    いずれにしろ、日本の裁判が、ヒラメ裁判官による、組織優先の状況になっていることは間違いなさそうだし、そもそも、学生上がりで世間を何も知らないバカが、試験に合格して至高感のまま任官される組織が、人を判断できるわけもないのはその通りだろう。
    しかも、法に基づくわけでもないのだから。
    滅入るな。
    検察も酷いし。

    そういう、司法による救済が期待出来ない世界に生きているわけだ。

    じゃあ対抗出来るのは、権力と暴力しかないよね。
    その取り合いが色

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    2023年09月10日
  • 究極の独学術 世界のすべての情報と対話し学ぶための技術

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    この本を読んでから、紙媒体の本に線や言葉をどんどん書き込むようになった。
    その方が頭に入るし、キレイに読む本は学びが浅い。この本の内容はとても広い意味で独学の術を述べた本で、難しかったが、この本を読破した達成感は心地よかったし、他の厚めの難しい本もあまり苦に感じなくなってきたので良い読書経験になったと思う。

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    2023年08月24日
  • 我が身を守る法律知識

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    この本をきっかけに日常生活個人賠償責任保険に入った。
    法律の本なので、実用的ではあるが特段面白みは無い。

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    2023年08月09日
  • 我が身を守る法律知識

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    普通の日本人が一生の間に出会う可能性がある紛争についてカバーしている実用書

    避けられる紛争や危険は避けるに越したことはないという意味で、予備知識や情報収集の大切さを感じた。

    特に予防対策は分かりやすく勉強になった。

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    2023年07月31日
  • 絶望の裁判所

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    日本の裁判所の構造が、最高裁判所事務総局といういわば司令部による一元統制、上位下達のシステムとなっており、地裁・高裁など現場の裁判所に自由な裁量がなく、また、統制強化により、言うことを聞くヒラメ裁判官だけが昇進し、裁判そして裁判官のレベルが落ちているという指摘。そして、その解決策として法曹一元化として、弁護士・検察官・裁判官の垣根を低くする取り組みを主張する。

    筆者は、裁判官を世間知らずと喝破し、学者の世界を称賛するが、実はこの本で指摘する内容は、どこの行政官庁、大企業、一流大学にもある問題では無かろうか。それが、人を裁く裁判所組織で起こっているから特殊かもしれないが、本質は変わらないと思う

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    2023年07月02日
  • リベラルアーツの学び方 エッセンシャル版

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    ネタバレ

    「知は力である」 ―フランシス・ベーコンー
     上記の言葉から始まる。私は知というものはリベラルアーツという学問無くしては語れないものだと理解している。ただ、リベラルアーツとはどんなものなのか、どんなことを学べば良いのかが不明だった。
     リベラルアーツの起源は、ギリシア・ローマ時代にまで遡る。当時は自由人が学ぶ必要のある自由七科である文法学、修辞学、倫理学、算術、幾何学、天文学、音楽を意味した。現在の大学でいう教養課程ということになる。
     この本はそのリベラルアーツの基本的な学び方が記されている。リベラルアーツの中でも音楽、絵画等の芸術鑑賞から学ぶ方法が色濃く紹介されている。読み進めていくと著者

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    2023年05月14日
  • 檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか

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    裁判官なんて、所詮、出世に汲々とした、司法官僚。
    かなりショックだがその通りだろう。
    その問題提起はいい。なんとかしなければいけない。
    だがこの人の思想が、素直に読ませない。
    裁判所は、権力の監視者だって。
    権力寄りの判決は、その、歪んだシステムのせい「だけ」だって。
    裁判者は、民意の先に行かなきゃいけないんだって。
    国民に選ばれてもいないのに、高尚な思想を実現するんだって。

    ちょっと落ち着いてくれよ。

    こう言う人がいるから、統治行為論の発想自体が、必ずしも「悪い」ことではないと思っちゃうんだよなあ。

    ま、日本国憲法の考え方一つとっても、違うなって思いますよ。
    手段と目的が。

    過去の自

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    2022年09月14日
  • 絶望の裁判所

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    裁判所の問題点をボロカスに恨みつらみを込めて色々暴露してる。けども、よくよく考えてみたら別に裁判所だけでなく民間企業だろうが役所だろうが、どこでも似たようなことは起きてるよな。


    とまぁこれは作者の価値観についての一方的な暴露なのでどう考えるかは読者自身が考える必要があるとして・・・だ。
    してだ・・・。
    暴露するだけ暴露ってあとは自由に研究するって、ちょいおま、それはどーなんだと思わないでもないが、まぁ他人の人生なんだから好きにすればいいかとも思う。

    できればそこまで暴露するなら改革をしようとする意思を見せてほしかったけど投げっぱなし感がある。もちろん暴露するだけでも十分意義はあると思う

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    2021年11月10日
  • 絶望の裁判所

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    裁判官としての実体験を踏まえた日本司法の問題を暴露する。
    筆者の言っていることは一貫しており分かりやすいが途中から大体こういうことを言うんだろうなと予想ができ、それを覆すような内容もなく、飽きが生まれた。

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    2021年09月04日
  • リベラルアーツの学び方

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    リベラルアーツがいかに重要かが書かれている。
    本、映画、音楽、美術、漫画など様々なジャンルからどのようにリベラルアーツを学ぶか

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    2021年03月07日
  • リベラルアーツの学び方 エッセンシャル版

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    視点を広く、また偏りがないようにするため、知を構造化して満遍なく学んでいく、というのは意識すべきと思う。

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    2021年01月04日
  • 究極の独学術 世界のすべての情報と対話し学ぶための技術

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     この本は単なる独学「術」の本ではない。独学と毒親。2つの面をいったりきたりすることで筆者自身が浮かび上がってくるという構成になっている。
     独学とは学術や芸術等に関する作品(モノやコト)とのコミュニケーション(対話) である。本書はその対話がどのようになされているか、それが筆者にどのように役立っているかを数多い作品を例に示したものである。
     初中等、高等学校、大学、生涯学習等の教育、セミナービジネス等教育が溢れているが、現代においてそのタイムリーでありフィットしているとは言い難い。故に「独学」が必要なのだと主張している。
     裏テーマとなっている「毒親」の話も結果的にはそれをキッカケにしたり、

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    2021年01月02日
  • 究極の独学術 世界のすべての情報と対話し学ぶための技術

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    ハウツー本ではない。学問=教養=リベラルアーツの大事さが語られている。
    博覧強記と思しき著者の姿勢から、自分ももっとひろく手を出そうと思わされる。
    独学でしたたどり着けない世界がある。それは書との対話による気づき。それは漫画でもできる。
    対話、つまり自分で考えるという経験と考えると、なんにでも手を出すのがいいような気がしてきた。

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    2020年10月26日
  • リベラルアーツの学び方 エッセンシャル版

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    瀬木比呂志(1954年~)氏は、裁判官を経て、明治大学法科大学院教授。2014年出版の『絶望の裁判所』がベストセラーとなり、2015年の『ニッポンの裁判』により城山三郎賞受賞。
    本書は、2015年に発表された作品のエッセンシャル版として2018年に出版されたもの。
    著者によれば、「リベラルアーツ」の起源はギリシア・ローマ時代にまで遡り、当時は、自由人(奴隷ではない人)が学ぶ必要のある自由7科(文法学、修辞学、論理学、算術、幾何学、天文学、音楽)を意味し、現在の大学で言えば教養課程に属する科目であったが、近年注目されている意味での「リベラルアーツ」とは、大学における基本科目という趣旨よりも、その

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    2020年03月28日
  • 黒い巨塔 最高裁判所

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    人が人を裁くって本当に難しいことです。
    人故に集まれば、しがらみも産まれるし、
    組織になれば思惑も出てくる。

    正義の基準も絶対でないだけに、
    それに携わる人は大変です。

    それにしても、一文が長い、そして登場人物の役職が長い。ちょっと最初疲れました。

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    2020年01月15日
  • 黒い巨塔 最高裁判所

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    大学病院医学部を舞台に医師たちの権力抗争を描いた「白い巨塔」を思い起させるタイトル、表紙の不穏なイメージ、帯に踊る刺激的なコピーに釣られて手に取った作品。

    最高裁判所事務総局・・・我々一般人には、そこでどんな人たちがどんな仕事をしているのか想像もつかない世界。とてつもなく賢いエリートたちが、三権分立のもと「司法」の一翼を担って日々、我々国民のために「行政」「立法」の暴走を防いでくれていると思っていた・・・

    冒頭に「これは、この世界の出来事ではない。あるパラレルワールドの物語である。」との一文がある。だけど、描かれる世界に感じる圧倒的なリアリティが恐ろしい。
    エリートたちが集まる最高裁事務総

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    2019年12月23日
  • リベラルアーツの学び方

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    内容は、それほど期待していたわけではなかったので、良くも悪くも予想通り。それが悪いわけではない。ちょっとでも興味を持つ本が紹介されていたのでそれで十分。
    視野を広く持って色々な"アート"に触れて考えることは良いこと。
    何がリベラルアーツなのか、という話は考え出せばそれだけでしんどくなるものだ。そんなこと考えてるぐらいならたくさんの作品に触れて考えるほうがよっぽどいい。

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    2020年02月11日
  • 民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか

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    裁判官視点での民事裁判とはなんぞや?が書かれている本。
    これを読むことで民事裁判の一般的な流れや、手続き方法がわかります。また裁判の中でどういったことを材料にして裁判官が判断していくのかの過程がのっているため、主張する際にどういう筋道を立てて説明していけばよいかのヒントにもなる。ただ読めば読むほど裁判は良いか悪いかを判断する場所ではない。原告側の主張がいかに理論だって説明されており、裁判官が納得させられるかの場所であることがよくわかった。

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    2019年08月12日