瀬木比呂志のレビュー一覧

  • 我が身を守る法律知識

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    個人的には知りたいことが書かれていて満足。
    これからの人生でトラブルになり得ることを事例として挙げられており、その際どの様に対処すべきかが載っている。
    全体的にもう少し事例が載っていたら良かったかなと。

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    2025年05月11日
  • 現代日本人の法意識

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     日本では法を守る意識が欧米に比べて薄いとされる。その背景に「人の支配」が根強く残っている点を指摘する。
    本来法はすべての人に平等に適用されるべきものだ。しかし現実には権力者の意向が優先され、「人質司法」と呼ばれる慣行も横行している。
    手続きの正義が軽んじられ過程よりも結果だけが重んじられる風潮も根深い。これでは真の法治国家とは言えまい。
    法を尊重する文化を育てるにはまず一人ひとりが「正しい手続きを踏むこと」の意味を問い直す必要がある。未来への課題は重い。

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    2025年04月27日
  • 現代日本人の法意識

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    ネタバレ

    裁判官としても学者としても長年経験のある著者が書いた日本人の法意識について本。
    欧米、特にフランスとの比較が多い。
    家族法の話が大変興味深かった。

    国連の拷問禁止委員会でアフリカの委員から「日本の司法は中世並み」と批判された話が出てくる。えー、でも自国の治安は中世以下じゃない?なんて「それとこれとは関係ないだろう!」とキレられそうな感想を持ってしまった。人質司法と批判される我が国の刑事裁判。カルロス・ゴーンが逃亡したことは、まだまだ記憶に新しい。
    日本は江戸時代以前、権利という概念がなく個人の私権が重視されなかったという。現実の環境に応じて柔軟に対応する状況主義の法思想だ。これがギリシア哲学

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    2025年03月16日
  • 絶望の裁判所

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    「現代日本人の法意識」(2024年発行)を読後、
    その中で触れられていた本書(2014年発行)に興味を持った。第1章は、タイトルそのままに、筆者の絶望感が強く記される余り、事例が微に入り細に入っているのは読んでいると悪口大会のようで共感は得にくいと思った。
    全体を通して、裁判所制度、裁判官の任官・人事など、裁判官経験者でしか知らない、書けないことが多く興味深かった。
    難関の司法試験をパスし検察官、弁護士よりも優秀な並外れた人格能力を持つ人たち、というのが、かなり幻想だとわかり衝撃だつた。
    それにしても、微細な随所のちょっとした記述にも、筆者のプライドの高さがチラ見えたのは笑えた。裁判官だった人

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    2025年03月09日
  • ニッポンの裁判

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    日本人の法意識を読み、日本の裁判、裁判官のことがもう少し知りたくなり手に取って読んだ。
    裁判所や裁判官は、良い意味で俗世間とは掛け離れた、天上人、のような漠然としたイメージを持っていたが、見事に打ち砕かれた☺️。
    別世界にいるには違いないものの、それは狭い裁判所のヒエラルキーの元にガチガチに固められた能吏との印象を持った。
    西欧の裁判所制度と比べた記述には愕然とした。
    でも、そうした結果は、私達国民の無関心によるものであることも認めざるを得ない。
    ちょっと暗澹たる気がする。

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    2025年02月20日
  • 現代日本人の法意識

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    日本の法曹の問題点を知り尽くした筆者の鋭い指摘の傍ら、裁判官は自らの信念と直感で裁き、その補完として法があるべしという理念ゆえか、「私見による」見解が後半たくさん披瀝され、どういうスタンスで読むべきか悩むところがあったりはする。次第に「法意識」というより日本社会の課題の話に広がる。

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    2025年01月01日
  • 我が身を守る法律知識

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    具体的な事例、対処法が分かりやすく書かれており、法律家の立場から意外と読みやすく書かれてた。痴漢冤罪対処法については納得。

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    2024年10月20日
  • 我が身を守る法律知識

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    法律の文章は読み始めてもすぐに頭が痛くなって来る程拒絶反応があるのだが(法学部に進んでいたら確実にドロップアウトしていたと思う)、この本はそれでもまだ読み通す事が出来ただけ、自分にとっていい法律書と言える。

    各章のタイトルだけでも記憶に留めておいて、いざその事案に引っ掛かりそうになりそうな時に(それこそ予防法学)、読み返す、というのが自分に合ったこの本の活用方法なのかな、と思う。

    ブックスタジオ アルデ新大阪店にて購入。

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    2023年10月20日
  • 我が身を守る法律知識

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    2023.10.11
    予防法学について書かれている。
    実践できることのひとつにバイク、オートバイはやめた方が良いということが実践的な観点から書かれている。私自身もオートバイに憧れたが親にオートバイは事故で死ぬ確率が高いからやめてほしいと頼まれ、諦めたことを思い起こす。オートバイに乗っていないのも53まで齢を重ねられた一つの要因か。

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    2023年10月11日
  • 我が身を守る法律知識

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    とても実践的で、自分がその場にいる絵が想像できた。その分、読む方も力が入る。
    交通事故関係、不動産関連紛争、痴漢冤罪を含めた刑事事件関係などなど、実際に巻き込まれやすい内容を幅広く網羅していて、一家に一冊あってもよい。

    とくに気をつけなければ、と思った点がいくつか。
    弁護士や裁判官の個人差については注意しつつも、いざとなったら意識できない(忘れてしまう)と思う。「わかってくれるはず」は頭から捨てないといけない。

    「人前でハンコを押さない」理由も恐ろしい。たえず注意していないと、どこに危険が潜んでいるかわからない。

    そして契約の際は、とにかく文書に残して、曖昧なままにしておかない。親族との

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    2023年10月04日
  • 我が身を守る法律知識

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    法律を知らないことで巻き込まれるトラブル。「予防法学」を提唱する元裁判官の法学者による持つべき法律知識。

    事例紹介もあるが、詳細は個々の参照物件にあるため、やや物足りない。抽象的な記述と事例紹介のバランスが、法律の素人にはやや難しい。

    法律の知識のほか、保険の重要性も教えてくれる。いつ巻き込まれるか分からないトラブルに備えることの大切さを教えてくれる。

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    2023年07月16日
  • 我が身を守る法律知識

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    特に気をつけようと思ったのは交通事故と海外旅行。なるほどたしかにリスクがいっぱいあるなと思うも法的リスクまでは思い至らなかった。それを思い直させてくれた一冊。

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    2023年04月15日
  • 我が身を守る法律知識

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    書店で見かけて読みたくなったもの。本書で言うところの”自己責任”は、弱者叩き的な自己責任論とは関係ないもの。なるほど。このあたりをはき違えた考え方がはびこる結果醸成される格差には、確かに無視できないものがある。で、自己責任を自覚するにあたってまず克服されるべきは、誤った性善説と、曖昧なままにしておく性癖。そこから問題が大きくなる、と。これも確かにその通り。ついでに、専門家に抱く完全無欠イメージは、明らかに幻想。自分も専門職だから、我が事としても理解できるし、それが法曹界にも成り立つっていうのを内部の人が書いているのだから、さすがに説得力あり。ちなみに本題とは逸れるけど、以下の作品は一度観てみた

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    2023年03月22日
  • 絶望の裁判所

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    元裁判官である著者が裁判所や裁判官の悪い面を書き連ねた本。
    本来独立した存在であるはずの裁判官が当事者の方を見ずに、上役の方ばかりを見て仕事をしているというような批判です。
    最近何かに付けて裁判裁判とニュースで見かけますが、それが本当に信頼の置けるものなのかは国民として注視すべきでしょう。
    マスコミは役人の悪口は殆ど書かないから本書で学習して市民として裁判所の仕事を監視する契機にされたい。

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    2022年02月28日
  • ニッポンの裁判

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    読めば読むほど司法に対するイメージが最悪になっていく・・・
    要するに、戦後からのインフラがボロボロになってにっちもさっちもいかない困った困ったっていうのはどこでも同じで、それなりにごまかしてやれてるんだからこれからもごまかしてやればいいよね。


    だって日常生活にいっぱいいっぱいでそんなことする余裕はないよ。

    って感想かな。
    確かに色々暗雲が立ち込めて絶望するのだろうけど、著者とわいでは立ってる位相がずれてる印象も受けた。
    わいはすでに社会全般に絶望しつつある。

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    2021年11月09日
  • 民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか

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    著者は元裁判官。
    裁判をする側、の視点からどういう視点で裁判を進めていくか、どんなふうに書類をまとめる必要があるのか、現在の裁判の問題点を含めて解説した本。

    三つの視点で物事を捉え直してみることや、主観的確信の客観的検証についてや、和解が適切でない場合など興味深かった。

    第三者を説得するための文書作成の大きなヒントになった。
    レトリックとかも研究してみたい。

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    2021年04月24日
  • リベラルアーツの学び方

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    入門書としてよいのでは。西洋理解の鍵は、4つのリンゴとか、シェークスピアとか、トルストイとか、絵画をみろとか、クラシック音楽をきけだとか。日本にも、中国にも古典もたくさんあるので、ある時期、無駄とおもわれるものに使ってみるのもよいかも。

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    2021年04月13日
  • 黒い巨塔 最高裁判所

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    瀬木比呂志っていうのは、講談社現代新書に司法モノを結構書いていたんだな。普通の小説家かと思った。すらすら読めるライトノベルというわけではないので読む人は選ぶかもしれないが、組織の人間関係、管理者や権力者のメンタル構造の類型描写という点では、とても面白かった。

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    2020年04月06日
  • 絶望の裁判所

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    とても貴重な記録。

    33年間、裁判官を務めた著者だけに、
    その内容は説得力もあるし、
    なによりも、思いのほか、赤裸々に描かれている。

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    2020年03月07日
  • 民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか

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    裁判官から民事訴訟法・法社会学の研究者に転身した著者が、民事訴訟実務を、実務と理論の両面から、さらに必要に応じて法社会学的な考察もまじえながら解説。
    民事訴訟とその手続の全体像をつかむことができ、また、民事訴訟に当たっての裁判官の視点を理解することができる。
    ただ、本書の全体を通して、著者の自負心が強く出すぎているきらいがあり、ちょっと鼻につくところはあった。

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    2020年01月22日