瀬木比呂志のレビュー一覧

  • 現代日本人の法意識

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    根拠の有無について気になる記述や、個人の感想を超えない記述がいくつか見られるものの、現在の制度における問題点の批判や、新制度の提案を行っており、とても有用だと感じた。

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    2025年08月28日
  • 現代日本人の法意識

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    “司法の場合同様、政治や行政をよりよいものとすることについても、日本に、必要な人的資源自体はあると思う。経営、研究、教育等についても同様だ。しかし、その適正な実現のために必要な前提条件が整っているかというと、やはり、必ずしもそうはいいにくい。適切な制度を構築し、ふさわしい人々がそれを担うには、ふさわしい人々にそれを担わせるには、社会の側にも、個人の側にも、相当の認識、ヴィジョン、そして不退転の決意と覚悟が必要とされるのだが、この点に関する「手応え」が、なおまだあまり感じられないのである。こうした事態の根本にある問題は、やはり、専門家の、また人々の、認識と熱意の不足、「法意識の未熟」ということで

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    2025年02月27日
  • 現代日本人の法意識

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    元裁判官で学者の著者の丁寧で緻密かつ論理的に構成された内容に感銘を受けた。
    法学部出身だが、法制や裁判の背景にある法意識というものには、思いを巡らすことが無かったので、とても興味深く読んだ。
    著者の指摘で思い至ることが多く考えさせられた。

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    2025年02月11日
  • 現代日本人の法意識

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    【目次】
    第1章 「現代日本人の法意識」について考えることの意味
    第2章 日本法の歴史とその特質ー古代から現在までー
    第3章 婚姻、離婚、親権、不貞、事実婚、同性婚をめぐる法意識
    第4章 犯罪と刑罰・死刑をめぐる法意識ー応報的司法から修復的司法へー
    第5章 冤罪をめぐる法意識、刑事裁判官・検察官のあり方
    第6章 権利、所有権、契約、民事訴訟をめぐる法意識
    第7章 司法、裁判、裁判官をめぐる大いなる幻想
    第8章 制度と政治をめぐる法意識
    第9章 法意識の基盤にある日本の精神風土

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    2025年01月07日
  • 民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか

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    民事訴訟の手続や制度について解説されている一冊。

    実務に基づいた視点からの記述であるため、実践的な知識習得を集中的に行うことができた。

    ある程度単語の解説も詳細に記述いただいてはいるが、基礎的な法律用語の定義や理解は事前に求められる。

    初学者である身の要望として
    ・手続の解説において、もう少し図表を使用した説明があると視覚的な理解が進むため有難い。
    ・全体的に固い話が続くため、所々コラムや雑談のように気軽に読み進めることができるページがさらにあると、強弱つけて読むことができると感じた。

    入門ということで、とにかく読者側は知識吸収の姿勢であるものと意識していたが、考察や問いかけが多々なさ

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    2024年09月29日
  • 我が身を守る法律知識

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    曖昧な表現をする日本人はリーガルマインドが低いらしい。交通事故でトラブルが多いのは大型駐車場内でも事故らしいから、駐車場は特に気を付けるようにしよう。

    風が吹くと桶屋が儲かるじゃないけど、同性婚は離婚が多そうだから弁護士は金のにおいを嗅ぎつけて賛成の人が多いらしい。

    瀬木比呂志
    1954年、名古屋市生まれ。東京大学法学部卒業。1979年から裁判官。2012年明治大学教授に転身、専門は民事訴訟法・法社会学。在米研究2回。著書に、『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(第2回城山三郎賞受賞)『民事裁判入門』(いずれも講談社現代新書)、『檻の中の裁判官』(角川新書)、『リベラルアーツの学

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    2024年04月02日
  • 絶望の裁判所

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    普通に読んでも面白い新書、そして刺さる人には刺さる人生の指南書。

    まず一般的な感想を。約30年間裁判官を務め、その後民事訴訟法の研究者に転身した著者の経歴を活かし、日本の裁判所と裁判官の闇を暴く告発本。我々が裁判官という人種に対して抱く清廉潔白なイメージとはかけ離れた非常識な言動や、官僚的というだけでなくむしろ旧共産主義国のような裁判所の極端なトップダウン型の思想統制の数々はいちいち衝撃的。

    そのような情報価値はひとまず認めた上で、おそらく読者の多くは著者の語り口にマイナスイメージを抱いたのではないかと思う。テーマがテーマだけに仕方がなかろうが、1〜4章あたりでは著者が実際に体験した上司か

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    2023年10月20日
  • 檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか

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    檻の中の裁判官 なぜ正義を全うできないのか。瀬木 比呂志先生の著書。いくらお勉強ができるからといって、いくらエリートの裁判官だからといって、間違いを起さないとは限らないし、エリート意識が強い裁判官だからこそ間違いを起こしてしまうことだってあるはず。悪い裁判官、ダメな裁判官には、しっかりとダメという烙印を押すような制度が必要。特権階級意識にまみれた非常識で上から目線の裁判官が多数派だとは思わないけれど、悪い裁判官、ダメな裁判官はしっかりと世間から非難されていなくならないと、まじめで良心的な裁判官が報われないから。裁判官も政治家のように投票で決められる日が来るのかも。

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    2022年06月27日
  • 民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか

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    著者の狙いどおり、一般向けに噛み砕かれているが、
    だからといって法曹資格者が読んでも、
    おそらくは有意義な内容になっていると思われる。

    裁判官がどういうロジックで裁判に臨むのか、
    原理原則もそうだが、テクニカルな部分についても、
    しっかり言及がなされていて、とても興味深かった。

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    2020年03月07日
  • 民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか

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    民事裁判について書かれた本書。

    日本人は、裁判に対してどこか上滑りの感じがある。

    それについて、西洋との比較も交えながら論じている。

    馴染むのにはまだまだ時間がかかりそうである。

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    2019年10月09日
  • 裁判所の正体―法服を着た役人たち―

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    日頃、接することがない裁判官の日常、生活、官舎、給与。最高裁判所をトップとするヒエラルキー、政府との結びつきと忖度、法務省や検察官とのつながりなどが対談形成で語られている。

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    2019年02月18日
  • 裁判所の正体―法服を着た役人たち―

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    これは必読! 原発訴訟や冤罪など、裁判官の世界から見る現実は生々しく、空恐ろしい。対談形式で読みやすく、エリートと呼ばれる人たちの悲しき生態が見て取れる。

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    2018年05月24日
  • 裁判所の正体―法服を着た役人たち―

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    清水氏との対談であるために、「絶望の裁判所」で聞いていたことが具体的でより納得できるものとなっている。

    さらに、法務省と裁判所つまり行政と司法が一体運営されていることは、裁判官経験者には「当然のこと」だったらしく、本書で初めて知った。

    統治機構と共に「報道」機関も劣化していることを、具体的事例と共に示されると、残された道は絶望しかないと思わされる。
    韓国が日本を他山の石としている事例を見ると、そこに僅かに日本の存在意義が残っているかと、複雑になる。

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    2018年02月11日
  • ニッポンの裁判

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    最高裁長官はやめればただの人であり、矢口でさえ退官後はおおきな影響力を持ち得なかったと言われる。
    千葉勝美が衆議院法務委員会で、名誉既存訴訟の賠償額高額化に言及した次の日に検討会が裁判所で開かれて高度化へ向かっていった。
    地方議会による首長に対する債権放棄議決有効判決は千葉勝美であり、反対した須藤正彦に対して意見の中で激しく論難している。
    光華寮訴訟においても、最高裁にこの件が係属してから外務省がしょっちゅう民事局長室に出入りして様々な申し入れをしていた。

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    2017年07月05日
  • 裁判所の正体―法服を着た役人たち―

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    原発メーカー東芝に天下っていた最高裁判事がいる。
    裁判官の再任制度には一部の左翼弁護士も協力した。『法服の王国』はこれら左翼弁護士たちの影響を感じる。
    検察は、検事総長すら決定権を持たない小僧と言われるくらい、OBの影響力が強い。
    恵庭OL殺人事件の最新裁判に、元啓示裁判官の弁護士が入っているが、あまりのずさんな裁判に怒り、瀬木氏と同じ意見ではないがこんなことがまかり通れば彼と同じ意見だと書いたくらい。
    昔は最高裁事務総局が裁判官協議会を開催して統制することもあったがあまりに露骨ということで、司法研修所による裁判官研修会によって統制する。
    瀬木氏がアメリカに留学した際アメリカの学生から日本の憲

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    2017年06月30日
  • ニッポンの裁判

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    絶望の裁判所も読みましたが、こちらの方が、よりインパクトがあり、問題を的確に提示していると感じました。特に、127ページで取り上げられている名誉毀損訴訟の統制については、表現の自由を擁護する立場から、私も問題意識を持ち続けてました。65ページからの冤罪問題も然り。広く読まれるべき本です。

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    2016年07月16日
  • 絶望の裁判所

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    良心に基づいた裁判官が排除される厳格な支配体制は、聞きしに勝る。上りつめるか退官を決意すれば果敢な判断ができるという精神的「収容所群島」だというのは、わかりやすい比喩だった。
    裁判官から大学に転身した筆者によると、今世紀に入って腐敗が進んだそうで、良心を発揮しようと裁判官を志した友人達の現在が心配になる。その一方、とても裁判官になってから歪んだとは思えない、壊れた人々にも慄然とさせられる。
    裁判所に送られる羽目になったら、破滅である。

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    2014年12月15日
  • 我が身を守る法律知識

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    ネタバレ

    内容としては悪くないが、通勤でサラリと読むには読みにくい本かもしれない。余裕のある時にゆっくりと読み、身につけておきたい法律の知識が書かれている。…が、まじめな文章でかたいので読みにくいのが難点。

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    2025年09月25日
  • 現代日本人の法意識

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    この本の内容をとても難しく、また退屈に感じたのですが、まさに自分自身が法意識の低い日本人なんだと気付かされました。

    私は日本人の一つの特性に物事が起きてから考える場当たり的な面があるように思います。

    私たち人間は生まれた時から刑務所の壁の上を歩いているようなもので塀の中に落ちるか外に落ちるかは偶然でしかない。と言う部分がありましたが、まさにごく稀に塀の中に落ちてしまう人はいるかもしれませんが、多くの人は子供の頃から壁の上を落ちないでそのまま人生を終えるため、何かに備えると言う意識や想像力が必然的に低くなっている気がします。

    塀の中に落ちないように法を意識して備えていく事が大事なんだなと思

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    2025年07月05日
  • 現代日本人の法意識

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    この先生の論理的なこと!しかも脳科学の本やら何やらハヤカワ文庫とか読みまくってる!法律だけでない幅の広さ!

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    2025年05月26日