エナミカツミのレビュー一覧
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“「ていうか、いや、そんな理屈はどうでもいいわよ……。ちょっと、腰が抜けそう」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「やっべ!まじヤベーって!凄すぎじゃね!?」
「クロスさん、もっと高くならない?」「ロボの足元がよく見えませんわ」
「子供二人肩にのっけて背伸びまでしてんだ。これ以上はジャンプするしか……」
「あれ、あそこにいるの、月夜見カグヤじゃね!?」
「あの忍術公園のアイドルだろ?マジかよ!」
「いやいや、今はそれどころじゃねぇって!すげぇこのロボ!」
「時代が……時代が来たよ!俺らの時代がきたって幹事だよ!」
「すげえなー。俺が蹴っ倒した戦隊のハリボテロボよりずっと強そうだ」
「……かっこいい」
「お、素直じゃねえか、流石は総統閣下だ」
「……総統って言うな」「ほらほら、二人とも今日は喧嘩しないでください」
「なんか工場の周り、黒服の人達がうろうろしてなかった?」
「警護とかじゃない?」「他国のスパイだったりして」
「実は政府の秘密機関で、このロボには宇宙人の技術が使われているのかも」「そこの御伽話だ」
「すごーい!すごーい!」「ひー」「なっちゃん、この人混みで飛び跳ねたら危ないよう」”
忍者の血を引いている少年。
宇宙からきた少女。
ロボに乗ることだけを夢見る工場長。
黒服姿の記憶喪失の女性。
基本のメインはこれくらい?
一つ一つの短編が何気にさり気につながっている。
成田さんのこういう展開がすごく好きだ。
台詞を読むだけで誰が話しているのかがわかるっていうのも好き。
そしてそれでもこの奇妙な世界は針山さんを中心に今日も普通に回っている。
“そこで僕は、まず自分の眼を疑った。
人里から一歩だけ離れた竹林の中、踊るのは白と黒の固まりと、線の細い肌色だった。
白と黒の方は確認するまでもなくパンダであるとして――問題は、長い竹槍を持ってパンダを追い回す、半裸の少女の方だった。
年は、僕と同じぐらいだろうか。
胸や腰を隠すように布が巻き付けられているので、確かに半裸といえば半裸だが、覆っている面積は半裸というには少なすぎる。
鮮やかに転がり回るパンダに対し、半べそをかいたような顔で竹槍を突き出し続ける少女。
―――なんだこれ。
―――まあ、ここは一つ冷静に考えよう。
―――竹槍を持った半裸の女の子とパンダのダンス。
―――……なんだこれ。” -
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BACCANO!とヴぁんぷ!はすべて読み終わったので別シリーズを買ってみました。
短編集ということでBACCANO!のような群像劇とはまた違ったものになっているのかな、と思いましたが、そこはさすが成田さん。
しっかり各々の物語が収束していきました。
けどやっぱり前述のシリーズほどのめり込めるような魅力的なキャラはいないかなーという感じ。
まぁ短編ですしね。皆個性的では在るんですが・・・。
個人的にはめっちゃ面白いってほどではありませんでした。BACCANO!からの期待が大きすぎたかな?
この本の中で好きだったのは銀島さんと、「魔法少女893号」のタイトルです。魔法少女は上手い。確かに単語を切る場所で、そういう風にもとれるんだな、と感心しました。 -
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○2009/05/16
あー、ちょっと間が空きすぎた。久々馬鹿騒ぎ。でも今回は爆笑!という感じではなかったな。バカップルが離れ離れだったし。
表紙のカラー3人がキリっとしててかっこよすぎ。特に苦労したのはフィーロだろうな。妙な感情を生まれさせてしまったり…(笑)シャムとヒルトン、ほんとにどこにでも居すぎて怖いわ。フィーロとか疑心暗鬼になったりしないのか。
今回は実は実は!の嵐だった気がする。キャラは多いがほとんど前2巻からの続投で何とか混乱はしなかった。それなのに。直接出てきてないはずのクレアの存在感すげぇ(笑)
っていうかヒューイとルネ…うん、そうなの、へぇ…。確かに気にはなってたんだけど、まさかの人物すぎた。っていうか今回の巻で先生とか出てきてたけど…ルネこそ何者だ。まだまだ謎は。
盛り上がりという盛り上がりポイントが欲しかったかな、とちょっと思った。
でもこれからヒューイのオイタが始まるのかな。続きが楽しみ。 -
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○2009/03/02
楽しい人たちが出てきましたね(笑)それでもまだようやく折り返し地点か!完結編が楽しみなばかり。今回は獄中編の裏で起きていたこと。副社長とキャロルが出張り気味で、掛け合いがやたら楽しい。
初登場だからか同じく出張り気味のグラハムさんがとても濃いんだけど、なんかお茶目で憎めないなぁ(笑)ラミアの新メンバーもなんか濃いけど、シックルは狙いすぎだと思うよ成田さん!詩人はさておきレイルとリカルドのおチビ2人が可愛い。そしてクリス、やっぱり好きかもしれない。楽しいくせになんかいいよね。
タイトルのアリスは詩人のセリフから来てるってことなのか。
ヒューイ側が不足の事態にどう動くのかが楽しみ。 -
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○2009/02/23
ちょっと久し振りに馬鹿騒ぎ。今回は比較的落ち着いていたような気もしなくがないけど、ところどころ気を抜いたところでほんとに落とされる(笑)
FBIの方々がよいです楽しいですというかヴィクターをもっといじめてやってほしい(爆笑)ロニーといい、妙なとこで可愛い人らが多すぎる(笑)
頭のアイザックが格好良すぎて思わず作中のように「!?」となってしまった。びっくりさせんなよもう!
ヒューイの周辺の集団というかあんまり各組織を把握し切れてない気もするけど、まぁいい。そう言えば今回ガンドール出てきてないんだね。
とりあえず気になること多数だけども、3部作終了するまで全貌は分からないんだろうな。あんまり間を開けずに読みたい。 -
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“そして正気を失った顔で、切っ先をこちらに突きつけてくる。
「うがぁ!忘れろ!忘れろ貴様ッ!やはり小癪な芝居など私には向かぬ!メイド喫茶などを講じて時間を稼ぐまでもない、この場でこやつを征伐すればいいこと!」
何だかよくわからないが、身の危険を感じる。
思わず数歩だけ下がった鬼京の正面、舞弓が高々と刀を振りかぶった。
「覚悟!古頃の平穏を乱す悪鬼め!早々に冥土へ旅立つがいい!」
「あぁっ、いけません舞弓さん!メイドさんはそういう職業ではございません!」”
気になることが多いー。
物造と“虚無”と総長の関係とか、血影の正体とか、高橋のこととか、生け贄の一人の少女のこととか、魔王憑きとか。
わー、気になる。
でもって日日日さんってすごい。
簡単単純明快に主人公の願いが叶うって訳じゃないところがすごいと思う。
無城鬼京 むじろききょう:“亜玉の魔女”と呼ばれる《憤怒大公》の代行者
虚島罠奈 こじまわなな:鉄の仮面を被った美少女《悲哀大公》の代行者
巴己己巳 ともえいこみ:喜悦大公
無城美国 むじろびくに:鬼京の伯父物造の研究者
駆原遥 かるはらはるか:虚島家のメイド
“悲哀大公は集まった人々や、生徒たちをそれこそ化け物とでも思うかのように掠れた声をあげた。
<……魔王に、喜悦大公に―――物造の申し子に、虚無大公―――だと?馬鹿な、馬鹿な馬鹿な……理解できない、納得できない、そのような華奢な小娘の!取るにたらない貧弱な生命の!どこに惹かれて集まりよるか蚊蜻蛉どもが!怖い、怖いぞ、貴様の存在が怖い―――私は貴様を畏れる!空井伊依といったな……>
瞬時に輝きを炸裂させ、花火のように空を照らして悲哀大公は断末魔のごとき叫びを放った。そして怯え、逃げるように光を端から消滅させ、邪神はちっぽけな少女を怨敵のように忌々しげに見つめ、断言してくる。
<貴様こそが、現界の魔王よ!>” -
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“「伊依ちゃん」
次郎花が、震えている伊依の頭を撫でてくれた。
「伊依ちゃんがやってきたことは、無駄じゃなかったべさ。みんな見てた。ちょっとずつ共感してた。今日―――確信できた、伊依ちゃんは間違ってなかったって」
「あ………」
力が抜けて、立っていられなくなる。脳震盪でも起きているらしく、視界が覚束ない。それを柔らかく腕で包みこんでくれた次郎花は、小さく笑った。
「だから伊依ちゃんは、もう一人でがんばらなくていいべや。ご苦労さま、これまで―――たくさん苦しいこと、あったべや?もう大丈夫……伊依ちゃんは一人じゃないべさ」
「あぁ―――」
その言葉に救われた。ずっと徒労なのではないかと思っていた。自分が何をしても、語っても、世界は変わらないのではないかって。
けれど、ちゃんと見ていてくれた。言葉を聞いてくれていたひとたちがいた。こうして、いろいろな偶然が重なった結果ではあるけれど、怪造生物を友達だと思ってくれるひとたちがいた。
世界は変えられる。人間は変えられる。伊依の行為は無駄ではなかった。その事実に救われた。”
スケールの大きいこと大きいこと。
でも、最後はしっかりと纏まる。
これって、すごいことだと思う。
ただ、梅子と伊依の父の台詞が少ないなぁとかなんとか。
戯小路アルテ ざれのこうじあるて:殻蛇怪造高等学校生徒会長《花火花<オデット・オデール》
喪時飽友 もときあきとも:殻蛇怪造高等学校副生徒会長《零時鏡<バロンヘロメロ》■
巴已己巳 ともえいこみ:殻蛇怪造高等学校生徒会書記
《走馬燈処刑騎士<ナイトメア・ナイト》:香美のナイト
《喜悦大公》 きえつたいこう:笛吹き男
戦橋危香 たかはしあやうか:舞弓の母■
鬱宮嘘:研究部長
《白雪秘<カラフルシエル》:次郎花が最初に怪造した怪造生物
“「……凹むなぁ。蟻馬先生と二人っきりになれるかと思ったのに……」
<凹む?どこが凹んだの伊依?誰かに攻撃されたの?>
(中略)
彼女の心配を打ち消そうと、伊依が苦笑混じりに見上げると同時に―――聞きたくもない陰険な声があがる。
『あぁ本当だ、大変だ伊依!可哀想に、胸が陥没している!』
「あたしの胸がないのは母さんの遺伝だよ糞親父」”