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Posted by ブクログ
“「伊依ちゃん」
次郎花が、震えている伊依の頭を撫でてくれた。
「伊依ちゃんがやってきたことは、無駄じゃなかったべさ。みんな見てた。ちょっとずつ共感してた。今日―――確信できた、伊依ちゃんは間違ってなかったって」
「あ………」
力が抜けて、立っていられなくなる。脳震盪でも起きているらしく、視界が覚束ない。それを柔らかく腕で包みこんでくれた次郎花は、小さく笑った。
「だから伊依ちゃんは、もう一人でがんばらなくていいべや。ご苦労さま、これまで―――たくさん苦しいこと、あったべや?もう大丈夫……伊依ちゃんは一人じゃないべさ」
「あぁ―――」
その言葉に救われた。ずっと徒労なのではないかと思っていた。自分が何をしても、語っても、世界は変わらないのではないかって。
けれど、ちゃんと見ていてくれた。言葉を聞いてくれていたひとたちがいた。こうして、いろいろな偶然が重なった結果ではあるけれど、怪造生物を友達だと思ってくれるひとたちがいた。
世界は変えられる。人間は変えられる。伊依の行為は無駄ではなかった。その事実に救われた。”
スケールの大きいこと大きいこと。
でも、最後はしっかりと纏まる。
これって、すごいことだと思う。
ただ、梅子と伊依の父の台詞が少ないなぁとかなんとか。
戯小路アルテ ざれのこうじあるて:殻蛇怪造高等学校生徒会長《花火花<オデット・オデール》
喪時飽友 もときあきとも:殻蛇怪造高等学校副生徒会長《零時鏡<バロンヘロメロ》■
巴已己巳 ともえいこみ:殻蛇怪造高等学校生徒会書記
《走馬燈処刑騎士<ナイトメア・ナイト》:香美のナイト
《喜悦大公》 きえつたいこう:笛吹き男
戦橋危香 たかはしあやうか:舞弓の母■
鬱宮嘘:研究部長
《白雪秘<カラフルシエル》:次郎花が最初に怪造した怪造生物
“「……凹むなぁ。蟻馬先生と二人っきりになれるかと思ったのに……」
<凹む?どこが凹んだの伊依?誰かに攻撃されたの?>
(中略)
彼女の心配を打ち消そうと、伊依が苦笑混じりに見上げると同時に―――聞きたくもない陰険な声があがる。
『あぁ本当だ、大変だ伊依!可哀想に、胸が陥没している!』
「あたしの胸がないのは母さんの遺伝だよ糞親父」”
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