ビスケット・フランケンシュタイン

ビスケット・フランケンシュタイン

ラノベ
613円 (税込)

3pt

3.8

1999年。「大予言」は大いなる肩透かしで終わったかに見えたが、異変は「病」の形を借りて密やかに始まっていた。その病の申し子である「美しき異形の少女」の、数奇なる運命を描くファンタジック・ホラー。

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  • カテゴリ
    :
    ライトノベル
  • ジャンル
    :
    男性向けライトノベル
  • 出版社
    :
    学研
  • 掲載誌・レーベル
    :
    メガミ文庫
  • タイトル
    :
    ビスケット・フランケンシュタイン
  • タイトルID
    :
    133024
  • ページ数
    :
    257ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    7MB

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ビスケット・フランケンシュタイン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ビスケは細胞的な意味では人間ではないけど、心は人間だと思う。
    ちょっとした偶然から生まれたからこそ、客観的に人類を見つめることができたのだと思う。
    作中に挟まれる知識の多さは、日日日さんの参考にした書籍の量でわかる。
    ビスケはイブのような存在になったが、あんなイブは嫌。
    カンタダも蜘蛛の糸を掴んだと思ったら、恐ろしい蜘蛛に捕えられた気分なのだろうか。
    そして、ビスケの取った解決策は一時的には人類を救うことになるかもしれないが、父親はみんな一緒なのだから、結果的には人類の絶滅を先延ばしにしているだけではないのだろうか?

    0
    2017年02月19日

    Posted by ブクログ

    なかなかに面白かった。
    人体の一部が未知の物質に置き換わっていき死に至る病気。
    その患部を繋ぎ合わせて生まれた少女・ビスケ。
    すでに死んでいるが故に不老不死の彼女の回顧録。

    0
    2010年02月16日

    Posted by ブクログ

    一九九九年。半信半疑で語られ続けた大予言が、大いなる肩透かしとなった世紀末の世の中で、その異変は密やかに始まっていた。少女の身体を蝕みやがて死に至らしめる奇妙な「病」と、病の申し子としてこの世に生まれ出た「美しき異形」の数奇な運命を描くダーク・ファンタジー。

    0
    2009年12月20日

    Posted by ブクログ

     『ちーちゃんは悠久~』でこのひとを知り、iPadでの電子書籍デビューに準じて日日日さんの作品を何故かいくつか手に取りました。このひとはそれとなくさみしくてふわふわしたかきかたをしてくる。乙一さんとはまた違って簡単に飲み込めるものだから大概だ。
     まあ購入した切欠は表紙イラストだったんですがね。

    0
    2014年05月10日

    Posted by ブクログ

    「おとなしく滅びなさい。覚えていてあげますからねえ――」

    思ったより壮大なスケールの話。
    「フランケンシュタイン」がとても好きなのでどうなるのか楽しみに読んでいたら、あの怪物をひっくり返したらビスケになるのかもしれないと思った。面白かった。
    まず見た目が美しい、ってことと、あと仲間と最終的に家族を得ること。
    フランケンシュタインに当たる日景があっさり退場、というか逃げ出したところも特に。
    日日日は相変わらず寂しい人たちの話を書いている人だという気がする。最近読んでないけど

    「あなたの化石を」。このタイトルで締めくくられるのが切ない。

    0
    2010年11月20日

    Posted by ブクログ

    “ビスケは先ほどまで話していた内容を忘れたらしく、しばしフォークを振り回してそのお菓子を切り崩す作業に没頭していた。知性と行動が一致していない。生まれながらにして、多数の少女の知識と知能を得た怪物。人類とは、何もかも異なっている。
    この世で独り、唯一の種族。
    蝶は何となく不安になって、ちいさく問いかけた。
    「人類が、滅ばないで済む方法はないのかな」
    「ありません」
    ビスケはチョコレートで口元をべったり汚し、断言した。
    「皆無です」
    「どうしてそう言い切れるの?」
    「この世が有限だからです。地球も宇宙も必ず崩壊します。人類が、絶対に死という宿命から逃れられないのと同様にね。ただ、滅びを先延ばしにすることは可能でしょう。運命を騙し騙し生き延びればいいのでは?そうすれば、可能であれば宇宙が滅びる遥かな未来まで、人類は存続しますよ。そのための知性です」
    「努力しろってこと?」
    「努力すれば、長生きはできるという話ですよ。それを無精がっては、死にます。個人の生涯と同じですよ、文明も宇宙もね。人類は唯一、運命に変更を加えることができる種族。すべては自由であり、つまり皆さんの責任です」”

    一九九九年。世界が滅ぶとされた年に、とある病気が少女の間で流行り出した。
    そんな少女たちの死体の『患部』で造られた少女、ビスケ。
    彼女を巡るお話と、彼女のすべきと決めた『目的』、そして、これから。
    toi8さんの描くビスケが可愛いすぎる。

    世界観が非現実ながらも土台がしっかりとしていて、しかしそれでいて堅苦しくはない。読み手を惹きつける会話に展開とテンポが良い。
    日日日さんの作品は、読んで絶対損はしないと思う。

    “政府はいい。民衆もいい。組織すら、行動原理は理解できる。同じ人間だ。けれど、この少女は異質だった。何がしたかったのか。ひたすら患者と接触し、いったい何をしていたのか。人間は未知を恐れる。この少女の怪しげな行動に、誰もが首を傾げていた。
    彼女が生まれたのと、病の発症が確認されたのは同じ一九九九年だ。病の発生すら、この少女に原因を求め、責任転嫁をするものも多い。あらゆる意味での重要人物。この現状の、中心にいるかもしれない――奇妙な怪物。
    彼女の『目的』は何なのか。
    いったい何のために、何をして、何を果たそうとしているのか。
    今さら彼女が、この滅びゆく人類を救う大逆転の手段を隠しているとは思えない。だが何かの希望が欲しかった。それが誰しもが期待した願いだった。治療法、あるいは病をはね除ける方法――その不老不死の根拠だけでいい。人類が、この病に悩まされることがなくなる、ひとつの未来が欲しかった。
    けれど少女は残酷だった。
    楽しげだった表情を、瞬時に冷たくする。
    この少女は幼く見えて、半世紀を生きた、経験を積んだ怪物なのだ。”

    0
    2010年03月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少女たちの死骸をつぎはぎして生まれた不老不死の怪物・ビスケ。難病が世界を襲う中、人類への愛情を持ち続ける彼女は人類を救うため行動する─。て、哲学的。日日日さんがどういう考えをもってしてこの作品を書き上げたのか、興味深い1冊でした。登場人物は自己保身が強く、本来矢面に立つはずのビスケの生みの親の日景さえも自分勝手にビスケを否定します。性格の良い人物はほぼおらず、最初に出会う蝶もビスケの前では良い人ですが病んでいますし。暗く重い、私好みの作品。人類救済のため、ビスケが最後にとる手段にゾクっときました。

    0
    2026年03月23日

ビスケット・フランケンシュタイン の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ライトノベル
  • ジャンル
    :
    男性向けライトノベル
  • 出版社
    :
    学研
  • 掲載誌・レーベル
    :
    メガミ文庫
  • タイトル
    :
    ビスケット・フランケンシュタイン
  • タイトルID
    :
    133024
  • ページ数
    :
    257ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    7MB

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