ドリアン助川のレビュー一覧
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足を骨折してさ母と話をしていたら、母が前に足を骨折したのもこの時期だったんだって。
もうすぐおじいちゃんの命日なの。
もしかしたらおじいちゃんがこの位で済むように守ってくれたのかもね。なんて話をしてたんだけど。
突然なにかって、そのおじいちゃんの家、つまりは母の実家は多摩川の側にあったの。
子どもの頃遊びに行くとよく多摩川沿いの公園で遊んだり散歩したりしたのよね。
そんな思い出深い多摩川を舞台にした本をなんの偶然かこんなタイミングで読んだのです。
何か事件が起こる訳でも盛り上がるでもなく、多摩川の近くに住む人たちの悩みもありながらの生活を描いてた。
それぞれの短編が微妙〜に繋がりがあったりして -
Posted by ブクログ
明川哲也さんの名で出しているドリアン助川さんの短編集。今まで読んだドリアン助川さんの本と雰囲気が違って少し驚いた。
1.ジョンを背負って7000メートル。
2.ナッツ
3.プリズムの記憶
1の、ジョンレノンの大型パネルを背負って都内の街を歩く話が一番印象に残った。ジョンレノンのことも曲も、あまり知らないので、調べながら読んだ。ジョンレノンを好きな人が読めば、もっと感じるものがあるのかもしれない。
大型パネルを徒歩で強風の中運ぶと男のひとの姿が脳内でずっと再現されていたので、インパクトはすごかった。
もうドリアン助川さんの名作は、読み終わってしまっているのかもしれない…と少し残念に思った。 -
Posted by ブクログ
大好きなドリアン助川さんの本。色々な種類の動物たちの目線で、哲学的な考えを盛り込んだ21話からなる。とても面白い試みで、作者の意欲を感じた。
ドリアン助川さんが、動物と哲学に夢中になった理由として、本文中に、「子供の頃から、人間社会が苦手だったので、動物たちに語りかけようとした。哲学に惹きつけられたのも、目の前の事だけで忙しくしている人間社会への反発だ。」とある。この本が、著者にとって念願の1冊だったことが伺い知れる。
溝上幾久子さんの版画も、物語への想像を掻き立て、深みをもたらしてくれ、素晴らしかった。
最初の数話は、とても心動かされ、あっという間に読んだ。また、ナマケモノを描い -
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老子に興味があり選びました。
バカボンのパパならわかりやすく頭に入るのではないかと思いました。
老子は漢文で入りにくい
バカボンのパパなら入りやすい
読んで見ようという気になる
老子は面白かった
本質とは?
宇宙とは?
タオとは?
常軌を逸した想像力
今から2400年前にこれが出来ていたことに
現代が最先端ではないことを思い知らされた
思考の至高
読まれ続けてきたことに感謝します。
ありがとう
老子には何が書かれているのか?
5000字余り
結論:無為自然 これでいいのだ、これがいいのだ
自然、宇宙、タオの原理原則と息を合わせること
そから生き方、自分のあ -
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ネタバレ動物を題材に哲学を語る。良い試みだと思う。
森で孤独なクマ少年が、どこからか注がれる視線を通じ森との一体感を認識したり、若きキツネのメスが幼い次世代の弟を案じ自己犠牲もいとわず他者との関係の上での自分を認識したり、サル山のボスの存在はその個の力ではなく迎合する大衆があってのことではないかと問いかける。さらには、ボスという認識ですら、「人間社会をサルの世界にそのまま投影」した人間側の早合点ではないかと看破するあたりも痛快。
ただ、あまりにも著者のそうした意見が表に出過ぎていて、昔読んだ動物物語のように、その動物になり切って、あるいは静かに第三者的目線で自然の生態を垣間見て、そこから学び -
Posted by ブクログ
ネタバレ花丼、越冬と月明かりの夜に、が好きだった。
花丼
もう家賃などの支払いも無理で、客も入らないどうにもならなくなったオーナーは、自死しようとしていた人を助ける。そして自分の食堂に連れていく。
すぐに温かいものを食べさたいが、仕込み前で何もない。仕方なく、まかない飯を出す。そうしたところ、大喜びで、お替りまでする。
その後、花丼と名付けたこのメニューを食べに来る人がたくさんあるように。あの時救った人は看板屋さんだった。食堂に、花丼の看板を置いてくれていた。
越冬
シングルマザーとシングルファザーの話。それぞれの子どもが、学校で隣の席に座っていたことから、一緒にバードウォッチングに行く。距離が、