ドリアン助川のレビュー一覧

  • ピンザの島

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    「ピンザの島」ドリアン助川
    大人の夢の物語。苔色。

    サラリーマンの夢といったら脱サラで、脱サラといったら田舎で有機農業、みたいなひとつのパターンがありますが、
    それを題材にしつつ”田舎でやってこうなんて簡単に考えると人生挫折するぜ”と釘を刺すようなストーリーです。
    読ませ方がうまくてさらっと読み切っちゃいました。

    結局全体的に話が中途半端に終わってしまった感があって残念です。
    離島っていまだにこんな感じのコミュニティなのかしらん。(3)

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    2014年12月19日
  • 多摩川物語

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    多摩川べりに住まう、ほんのわずかな縁で繋がっている人たちの切ない話。

    繋がっているとは言え、互いの人生にはほとんど干渉することなく。それぞれがそれぞれの重さの人生を背負って生きているだけ。

    読み終えて、あらためて気づいた。目次の前の中扉の言葉。

    「目を覚ますと、風景は変わっていた。」

    些細なことで、そんな自分自身の変化に気づくこともあるかもしれない。

    そうであればいいな、と思う人の願いかもしれない。

    そんなことを思いながら、すべての短編のあとに綴られた一篇の詩に目を落とす。

    風景は変わらない。自分も変わらない。
    ただ眠っていた間に、自分は流され、眼に映る風景も、いつの間にか時の経

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    2014年11月23日
  • ピンザの島

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    3人の若者が、工事現場のアルバイトをするために離島に向かう。そこには、コンビニはおろか1軒のお店も無く、携帯電話は通じない。そして、そこにはピンザ(やぎ)が住んでいる。
    離島でパラダイスのような自然のなか、自由に生きるイカレタ生活。そんな小説になっていくのかと思っていたら、そうではなかった。
    若者たちは、島の生活に受け入れられたわけではなかった。
    不自由な生活の上に、島の住民とのトラブル。
    しかし、その生活の中、生きる目的を持っていなかった若者たちは、何かを掴み始める。
    そして、ひとりの青年は、ひとつの大事なタネをみつけ、それともに島の暮らしを続けることを選択する。
    命を感じる小説だった。そし

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    2014年07月14日
  • ピンザの島

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    装丁がきれい。本の中身そのまま。主人公が見る・経る風景の描写がきれい。

    島の生活に憧れもあったりするが、見ないといけないものやらないといけないものが都会より多い分、関係性も密に入りくだっていくんだろう。

    途中で挫折しそうになったんだけど、それは文章が読み難いとかじゃなくて、主人公の進む方向を見るのがちょっと怖くなって。

    でも読み終えて、わかんないけど。
    彼の選択がどうなのかとか。
    選択してるけど、選択するように決まってたようなそんな気もした。

    時々痛みを思い出すくらいじゃだめなんだよなと思った。
    飯島さんの写真を見て、養豚場のこと、経済動物について考えさせられて、せめて残さないようにい

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    2014年05月13日
  • 星の降る町 六甲山の奇跡

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    TETSUYAの書く本、初めて読んだ。
    本というより、絵本,,,というより、彼の頭の中の断片にすぎないと思う。
    彼は長い文章を書かない方がいいんじゃないかと思う。
    限られた枠に言葉を選んで表現するスタイルが似合う気がする。

    この話の中で一番輝いてた文章「星がひとつ降るやろうー」のところ。
    すごく純粋できれいな文章だったのに、
    本の帯に使われていてショックw

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    2009年10月04日
  • ジョンを背負って7000メートル

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    「すばらしき迷い人たちに告ぐ!我々が抱きしめたものは全部ホンモノだ!―宮沢和史」という帯に惹かれて読んだ。 私としては「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」の方が面白く、力強く励まされたと思う。 そうは言っても、最後に収められた「プリズムの記憶」の後半には驚かされた。

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    2009年10月04日