遠山啓のレビュー一覧
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この人の文系向けに書かれたいろんな解説を集めたもの、というかんじ。数学がどんなものか、まずおおまかにその考え方、"哲学"みたいなものを理解したい、という人にはとてもいいと思います。Posted by ブクログ
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もっと早く出会いたかった名著です。高校生の頃いきなり難しい応用問題の授業をされて数学が解らなくなった経験があります。この本の存在を知っていればと唯一後悔してます。Posted by ブクログ
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8 数の魔術と科学
9 変化の言語ー関数
10 無限の算術ー極限
11 伸縮と回転
12 分析の方法ー微分
13 総合の方法ー積分
14 微視の世界ー微分方程式Posted by ブクログ -
現代数学の概念、集合、群、束、トポロジー、非ユークリッド幾何学などを極力数式を使わないで平易に説明されている。平易でも抽象数学なので頭をフル回転しないといけないな。1952年に発行の岩波新書だが、現在にも価値がある一冊である。Posted by ブクログ
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高校数学を終えて、大学数学の架け橋となるレベルか。
決して易しくないが、解答や定理への道すじが詳しく示されているので、努力すれば、必ず報われると思う。よりスマートな別解がいくつか載っているが、こちらの方が理解は難しい。
個人的には2章の組み合わせに苦戦したが、対称式、ベルヌーイの多項式は興味深か...続きを読むPosted by ブクログ -
本書は,遠山啓たちが唱えた「水道方式」についての他の教育学者たちからの批判に対して,遠山が再批判した論文が多く収められています。同じ民間教育団体のメンバーからも批判されていたのは知りませんでした。その分,遠山の再批判もきびしいものがあります。
Ⅵ章でピアジェの紹介をしています。今じゃ,当たり前に...続きを読むPosted by ブクログ -
群・体などの代数系や位相などの“構造を扱う数学”の方が理解しやすいと説き、いくつかの例について定理や証明をきちんと出しながら紹介している。実数や複素数などの計算法・応用例・いくつかの定理を知らないと抽象代数学を楽しむことなどできるはずは無いと思っていたから、著者の考えと説明の仕方には驚かされた。Posted by ブクログ
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小学校で習う算数は、当然、易しいものから難しいものへ、順序よく並べられているはずのものです。しかし、それがどういう理論で体系づけられ整理されているのか、あまり深く意識したことはありませんでした。
今から実に35年前に書かれたこの本では、その理論と体系を、水道方式の生みの親である遠山先生が、ずば...続きを読むPosted by ブクログ -
数学者遠山啓がその晩年に行った市民大学での連続講座を活字化したものである。コペルニクスからニュートン力学が完成するまでの歴史に沿って微分積分学と力学を解説している。
遠山啓はかつて大学時代に『無限と連続』を読んで感銘を受けた。すでに亡くなっていることを初めて知った。
本書は大判で挿絵が豊富で分かり...続きを読むPosted by ブクログ