【感想・ネタバレ】代数入門 ──数と式のレビュー

あらすじ

数学では、変化する数や量を表す際に、x、y、zのような記号を用いる。この「代数的方法」なくして数学をすることはできないし、実際、高校数学でははじめに「数と式」を学ぶ。けれど、そもそも「数や量を記号で表す」とはどういうこと? 文字だらけの数式を見るだけで、たじろく人も多いはず。本書はトランプや樹形図のように具体的な例を出発点にして、種々の多項式や方程式に慣れるところまでを目指す。「たくさんの人に数学を」という著者の思いの結実した、晩年の名教科書。遠山数学の集大成がここにある!

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Posted by ブクログ

高校数学を終えて、大学数学の架け橋となるレベルか。

決して易しくないが、解答や定理への道すじが詳しく示されているので、努力すれば、必ず報われると思う。よりスマートな別解がいくつか載っているが、こちらの方が理解は難しい。

個人的には2章の組み合わせに苦戦したが、対称式、ベルヌーイの多項式は興味深かった。

最後の解説は最初に読むと迷うことなく、全体への理解が進むだろう。

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2017年04月02日

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