【感想・ネタバレ】数学入門 上のレビュー

あらすじ

数学は試験のためにだけ必要なもの、卒業と同時にさっぱり忘れてしまうものではなかったか。しかし今日数学はあらゆる分野に活用されている。現代社会に活動するすべての日本人に必要な数学の知識を、日常生活の論理に定着させて分りやすく説き、会社経営や商品販売は勿論、家庭生活にも豊富な知恵とアイディアを提供する。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

数の概念についてよく噛み砕いて説明してくれる良書。古い本なのに読みやすいの、かなり凄いことなのでは。

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2024年03月17日

Posted by ブクログ

もっと早く出会いたかった名著です。高校生の頃いきなり難しい応用問題の授業をされて数学が解らなくなった経験があります。この本の存在を知っていればと唯一後悔してます。

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2021年03月29日

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1 数の幼年期
2 分離量と連続量
3 数の反意語
4 代数―ずるい算数
5 図形の科学
6 円の世界
7 複素数―最後の楽章

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2018年10月26日

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上巻は、古代の数から、分離量と連続量、正と負、代数、図形、円、複素数までを扱う。数について改めて考える時間をもらった。

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2018年10月20日

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齷齪と問題と格闘する数学から離れて、悠々と俯瞰しあれこれバックグラウンドやエッセンスを知る本。数学では何をしている(いた)のか考えることができた。
極めてよくある疑問に
・加減より乗除を優先するのはなぜか?
・どうして分数の割り算はひっくり返してかけるのか?
・負数どうしの積はなぜ正数か?
がある。この本の中で述べられている。
説明の仕方は色々あり、納得の仕方も人それぞれだろうが私はこの本の語りが好きだ。
"腑に落ちる"という言い回しがあるが、数学の疑問が解決したときの安心感は心地よい。

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2016年02月28日

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本書では主に,数(実数,複素数),代数,図形について解説している.
過去から現在に至るまでにこれらの数学の概念がなぜ誕生したのかその背景と目的が明確に書かれている.これは、自分がこれまでに読んだ数学の教養書では書かれていない内容であったので非常に興味深いものであった.
「もっと早く出会いたかった」と感じさせてくれる本でした.
下巻にも期待したい.

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2013年11月01日

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難しかったけど面白かった。上巻は、数字と図形について、その成り立ちや、よく知られている公式の証明がメイン。
数字について、まずは自然数から始まり、数学者たちがいろいろな問題にぶつかりながら、分数、負数、無理数と発見していき、終いには虚数を発見するに至った経緯が丁寧に記載されていてとても勉強になった。
特に複素数について、平面上(線状ではなく)に表現できるなんて知らなかったです。
学校でも、公式が生まれた経緯とか教えれば、数学が苦手な子が減るのでは、と思いました。

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2012年05月25日

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ネタバレ

わかりやすい言葉で、わかりやすい内容で数学を説明している。
しかし、数学が嫌いな人が、この本を読んで好きになる確率は大きくはないことが予測できる。
数学好きの人が、自分の知識の偏りがあるところを補うのには役立つ内容である。

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2011年06月26日

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不朽の名著ですが、入門だと思って、気軽に手に取ると、痛い目に遭います。

「数学は忍耐の学問」
「分かったら、前に進むのが鉄則」
大学で数理工学科だった私が数学に関しての二つの悟りを、今回、再確認した次第です。

0でない数で、2乗するとゼロになるようなかけ算を*で考える、という部分だけ引っ掛かった(P103)。これ大学でやったかな?ある意味、複素数やlog,三角関数より理解が難しいよ。

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2012年04月13日

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中学まで、算数・数学の点数に関しては神だったにも関わらず、高校時代は全く勉強しなくなってしまった。。この本はその一度離れた”数学”をもう一度興味を持って勉強し直す機会を与えてくれた本。数学を含め勉強全般を嫌う用になったのは、受験主義に反発したのが原因っだった。。この本は純粋に数学を楽しんで好きになってもらいたいという意思が伝わってくる。これこそが真の教科書だぁ!と思わせてくれる良書だ。
ただ、残念なのはフォーマットが新書である事と文章に古さを感じてしまう事。。数学の理解には図がかかせないが、紙面が小いために理解までのフローを書いた図(意味解んないかな、おいらの語彙じゃそんな説明で限界、解ってくれ)が少ない。。本当の本当に数学の苦手な人はどう感じるかが気になる。(ここ重要)
ともあれ、新書であるおかげで安いのでこの上巻だけでも試してほしい。例え数学嫌いであっても。

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2011年04月21日

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これは名著。数学の流れがわかりやすい。小、中、高校生にも読んでほしい。学校の無味乾燥な数学とは異なるものがあります。学校の数学は試験で落とすように出来た曲がった虚像、本来の数学は論理的で分かりやすい道具であり難しいものを簡単にするものなのです。

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2010年09月02日

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岩波で、数学、というあたりから、難易度が高そうな雰囲気がただよってくるけれども、実際にはそんなことはありません。

教科書では取り上げないような斬新な目線で、数学を基礎から分かりやすく解説しています。

数学が苦手な人にもオススメ。見る目が変わります。
大人、子供問わず、おすすめです。

ぜひ、教育現場でこの本を活用してほしいですね。

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2010年06月13日

Posted by ブクログ

数学を概観でき、とても楽しく読むことができた。「大変人間臭い数学入門になったかもしれない」という著者のことばに納得ができた。様々な分野より多くの例が引用されており、とてもわかりやすい。しかも歴史的背景の記述もおろそかにしていない。著者は数学以外にも非常に造詣が深く、感嘆するばかりであった。本書のストーリは非常にスマートであり,読み進んでいくうちに「数学」をいつのまにかイメージできてしまう感じがした。本書は1959年に発行されており、今なお版を重ねているという事実をみても、そのすばらしさを垣間見ることができる。まさに良書である。上巻で参考になった知見は以下のとおり。?一対一対応で置き換えても,分割しても,順序を変えても変わらないものが数、?数の世界が拡大されるきっかけは逆演算、?あらゆる連続量を「直線」で表したデカルトの発見、?要素への分割という考え方をもっとも早く作り上げたユークリッドの「原論」、?代数学におけるガウス・ガロアの業績、?解析幾何学への進展

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2009年10月04日

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矢野健太郎氏とは違った語り口だが、ヒトが数という概念を持ってからの、数学の発展から書き起こされている本書。結文学的な言い回しが多い気がした。著者は東北帝国大学理学部卒で代数学が専門。上巻は自然数から有理数、無理数の概念と続き、最後は虚数を含む複素数へと展開する。少なくとも高校数学程度の基礎は必要で、それでも時々計算式を目で読んだだけでは理解できないような箇所もあった。数学者には自明の理でも、x=3√-2+2i + 3√-2-2i =(1+i)+(1-i)は飛躍が凄すぎる(;'∀') ※3√は3乗根

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2021年06月15日

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数学は学生時代挫折したけど、ずっと興味はあった。理解できない部分が多かったが、ワクワクしながら読めた。多分、脳の普段使っていない部分を使ったからでしょう。読み終えた時は頭がしびれている感じだった。

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2018年11月04日

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小飼弾の本で推薦されていたので読んでみた。根っからの文系人間には分からない部分も沢山あり、入門書としてはちと敷居が高いかも。でも、時折引用される作家や哲学者の数学に対する素直な感想や深遠な考え方に励まされ、また共感も出来た。天才たちの思索と努力によって人類全体の進歩している実感も感じられ、数学に対する謙虚さと数学者への敬意を持ち続ける必要性を感じた。

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2017年01月06日

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読み物として面白い。数学史を中心になぜ数学が発達したのかを書いている。
難しいけど面白い。下のあとがきに難しかったら数式は飛ばして読んでくれとあったのでそうしてみるつもり。

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2015年02月21日

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長い間読み継がれている数学本の名著。

初版は1955年というとても古い本だが、
現在読んでも全く古さを感じさせない。

著者の幅広い知識を基盤として書かれた
様々な例やエピソードによって、
分数で割ると何故増えるのか?
など、「そういうもの」で済ませてしまった
数学の疑問を理解することが出来る。

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2014年09月06日

Posted by ブクログ

有名な数学者や歴史的背景の中で、掛け算や分数、並行などの数学の基本的な概念を説明してて分かりやすかったです。英語で掛けると増えるは同義(multiply)である理由が、分数にあるのは面白いと思いました。

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2012年09月18日

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ネタバレ

[ 内容 ]
数学は試験のためにだけ必要なもの、卒業と同時にさっぱり忘れてしまうものではなかったか。
しかし今日数学はあらゆる分野に活用されている。
現代社会に活動するすべての日本人に必要な数学の知識を、日常生活の論理に定着させて分りやすく説き、会社経営や商品販売は勿論、家庭生活にも豊富な知恵とアイディアを提供する。

[ 目次 ]
1 数の幼年期
2 分離量と連続量
3 数の反意語
4 代数-ずるい算数
5 図形の科学
6 円の世界
7 複素数-最後の楽章


[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月27日

Posted by ブクログ

まず説明がうまい。言い回しがいいとか単に分かりやすいとかではなくて、理が通ってる。
最後の、四則演算と方程式との違いを書いたくだりは率直に凄い。ただ単に僕自身のこれまでの理解が甘かったのかもしれないが、二者の扱う世界の違いを明確に表してる。
付け加えて、筆者の博識にも驚くこと間違いなし。
ただ、以上のことは浅学非才が抱いた感想だということに注意されたい。

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2010年11月13日

Posted by ブクログ

電車内で読むと、紙と鉛筆が使えなくてもどかしい部分が多少あった。数学の思い出し、導入にはよいかと。ちょっとお固い気もするが。必要に応じて再度読み返す。

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2018年10月20日

Posted by ブクログ

中学校の頃に読んでおけば・・・と思える本
算数から数学へと変わる時期に読めば
抜群に役に立ちます

最も,大学生もおさらいのつもりで読み直すと良いかも
(私のことです)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

非常に面白かったです。
知り合いに勧められて読んでみたのですが、数学史を簡単に読み進めながら、数学の面白さも盛り込まれていました。

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2014年09月14日

Posted by ブクログ

数学の黎明というか萌芽というか…。
割と拒絶反応を出さずに読めた。教科書の各章ごとによくある導入部分を歴史的に掘り下げて解説してある感じ。初版が50年前ってのも凄い。

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2011年05月30日

Posted by ブクログ

古い本というのもあり、なかなか進むのが遅かったが、後半はスムーズに読めた。しかしながら、やはり数式を言葉で理解するというのは大変なことだと思った。複素数平面に関しては役に立ったが、上巻に関しては高校数学の範囲で習ったような感じでした。

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2011年04月03日

Posted by ブクログ

数学の歴史から数学者のエピソードまで書かれてあり、著者の博学さが伺えます。学生時代に出逢っていたら?ちょっと数学に対する考えが変わったかも

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2010年05月09日

シリーズ作品レビュー

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