小野一光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小野さんの取材して書いてる本が好きでノンフィクションのものはよく読んでます。
どの事件も胸糞悪く、内容的には気持ち悪くなることもあるのですが...笑
今回のはテレビでもよく映っていたおばちゃんの、筧千佐子。え?普通のおばちゃんやん!とテレビで何度も驚いたっけ。
本人とのやりとりや裁判記録、小野さんの独自取材など記載があります。
この筧って犯人。まー二股も三股もしながら心優しい男性のご老人へ心の隙間に入り込む。お金のためなんでしょうね.....そうであっても失った家族からすれば絶対に許せない!このおばさん反省してないのよねー、最後まで。
でも、こーゆう人が残忍な犯罪を犯すんだろうなぁと、読 -
Posted by ブクログ
被災地で食うに困って、風俗に「堕ちた」話ではない。
元々、風俗があって、いろんな事情があって、震災後も実のところ早々にというか、状況が許し次第、営業を開始しているのだ。
それは、普通に、様々な仕事が再開してくのと変わらない。
そこで生きていく、数人の当事者へのインタビューをまとめた内容。
そう、まとまったものではないが、やはり、風俗という内容から、いろいろなものが見えてくる。
主体的に描かれているのは、「風俗」の側にいる人たちが、もちろん、そこを利用する人たちがいる。
癒されるんだ。
やはり、人の肌というのは大事なんだと思った次第。
それが、家庭の中にあるのかどうか、そことは違うのか、勿論 -
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小野一光『昭和の凶悪殺人事件』幻冬舎アウトロー文庫。
昭和40年代以降に起きた25件の凶悪殺人事件の概要をコラム形式で紹介するノンフィクション。大久保清事件以外は記憶に無い。
事件の概要が淡々と紹介されるだけで、新潮文庫の『黒い報告書』のようなドラマチックな面白味は全く無い。
いつの時代も世間を震撼させるような凶悪事件というのは連鎖的に発生するのが不思議だ。特に年末には凶悪事件が多発しているような気がする。
戦後の高度経済成長期、バブル景気で国内が活気に沸いていた時代。今のような労働時間の制約は緩く、働けば働いただけ給料を手に出来た時代であり、消費税など無く、税金や社会保障負担も少なく -
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小野一光『冷酷 座間9人殺害事件』幻冬舎アウトロー文庫。
2017年に発覚した座間市大量殺人事件の犯人に迫るノンフィクション。
先に読んだ光文社新書の渋井哲也『ルポ 座間9人殺害事件 被害者はなぜ引き寄せられたのか』とどのような違いがあるのか興味があるところ。
本書の方が恐ろしいまでに生々しさを感じる。
しかし、渋井哲也の『ルポ 座間9人殺害事件 被害者はなぜ引き寄せられたのか』が被害者の側からの視点で書かれているのに対して、本書では著者の小野光一は明らかに犯人側に寄っている。
また、渋井哲也とは真逆で、小野光一は白石隆浩と面会するにあたり、取材費を支払ったり、過剰な差し入れを行って -
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ネタバレ良い事なのか悪い事なのか分かりませんが。
小野一光さんが凶悪殺人犯にインタビューをしているこの本の主旨の部分よりも。
第1章 事件記事の裏側 取材現場で何が起こっているのか、の部分の方が、面白く読めました。コレは、、、良い事なのか?
とある、とんでもない事件が起こる。原因があって結果があって、事件の被害者がいて、事件の犯人がいる。そして、その周囲に、その事件に繋がりのかる、とても沢山の関係者と、とても沢山の関係事象がある。それらの
関係者を、関係事象を、どれほど上手く、取材している自分の側に引き寄せられるか。ソコが重要だ!という事を、小野さんが述べておられる箇所なのですが。まあ、なるほどなあ -
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ネタバレうむ、興味深かったです。面白い、と言っては、ちょっと、語弊があるかな、と思いますので、興味深い内容だった、というのが適切な表現ではなかろうか?と思う次第かな、というところでしょうか。
東日本大震災。2011年3月11日。近年の日本において、未曽有の大災害であったことは、間違いのない事だと思います。多くの人々の生活を、根こそぎ、変えたのだろうな、と。2021年4月28日現在の、新型コロナウイルス禍の猛威が全く衰えを感じさせない今も、やはりそうなのでしょうが。
人間の性欲に対する思いの強さ、ってのは、シミジミと感じましたね。性風俗産業。それの存在の善し悪しを論ずるのは、また別の問題として、それ