小野一光のレビュー一覧
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日本を震撼させた座間9人殺害事件。その犯人である白石隆浩死刑囚の人格に迫る面談と裁判の記録。事件の詳細が明らかになると、あまりの凄惨さゆえに一気に報道されなくなったため、事件の真相を知る良い資料である。
印象的なのは理路整然と語る能力や著しい行動力を持ちながら、死刑に対して「もの凄く痛そう」とか表層的で刹那的な感想しか持ちえず、死刑宣告に対してあっさり淡々と受け入れる様は我々とは別の生き物と捉えざるを得ず、うすら寒い印象を受ける。
利己的で全て他人事な白石死刑囚のサイコパス具合と、残虐な手口の生々しさは伝わるものの、事件の深層まで掘り下げているかというとやや弱い。この本によって世に問う何かには -
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ネタバレ職場の人に「はい!」と渡された本。今回はなかなかきつかったー。
まず,渡された時のビジュね。分厚い!!鈍器かなと思った。年表入れると575ページ。
北九州監禁連続殺人事件って、なんとなくそんな事件あった気がするなーって感じだった。内容はあんまり覚えてなかった。
報道も少なかったのでは?って思ってたんだけど、あまりにも凄惨な事件すぎて報道規制がかかってたとか。
昨今,報道の自由がどうちゃやいうのに、報道規制に甘んじれるってどうよ?って思ったら、これはマジで朝の情報番組や夕方アニメの後にニュースで迂闊に流せられないヤツだった。かろうじて,深夜だな。
17歳の少女が監禁?(この場合軟禁かな?)か -
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マインド・コントロールではないかもしれないが、職場の無口で口下手な上司から、毎日否定をされ続け、最初は「何だよ口下手のくせに、否定する時だけ饒舌に喋りやがって」と心の中で反発していたが、毎日繰り返されることにより、いつの間にか「自分は成果の残せない、ダメな人間」「この世にいてもいなくても変わらない存在」だと思い込むようになり、仕事に行くのが辛くなり、配属を変えてもらうという体験をしたことがある。
この自分に起きた心の中の出来事を、言葉や文章で表すことは難しい。同じようにこの本でも、マインド・コントロールによって操作されていった大人たちの精神の経緯が、文章ではどうしても伝わりにくかった。
誰も -
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世の中いろんな職業があり、何がきっかけでその仕事を選んだのか、昔から興味があるほうで、特に風俗嬢やセクシー女優をやろうと思う理由は、尚更気になるところである。
給料面で考えれば良いのかもしれないが、身体に負担がかかり、リスクの面を考えると私は絶対にやりたくないと思う。すごい不潔な人とか来たら「おえっ」とか普通に言っちゃいそうだし。あえて選ぶ理由は何なのか、理由を知りたくて読みました。
アヤメさんとカオルさんの章は印象に残った。自作の堕胎剤とか、排泄物とか‥。全てが私とは違う世界にいる人の様で、想像が全然できなかった。彼女たちの考えに理解も追いつかなかった。
ただ、たくましく必死で生きてい -
ネタバレ 購入済み
何のために
由起子はこんなくず旦那とさっさと離婚しなかったのはなんでだろう。
ATMにもならないんじゃ意味ないし、子供らからも軽蔑されてるのに。 -
購入済み
接し方
震災で家族を亡くした客への接し方なんて風俗マニュアルにないだろうしなぁ。
そもそも客の方も何を求めて来たのかっていう…
話だけなら最初に言ってくれればいいのに。 -
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小野さんの取材して書いてる本が好きでノンフィクションのものはよく読んでます。
どの事件も胸糞悪く、内容的には気持ち悪くなることもあるのですが...笑
今回のはテレビでもよく映っていたおばちゃんの、筧千佐子。え?普通のおばちゃんやん!とテレビで何度も驚いたっけ。
本人とのやりとりや裁判記録、小野さんの独自取材など記載があります。
この筧って犯人。まー二股も三股もしながら心優しい男性のご老人へ心の隙間に入り込む。お金のためなんでしょうね.....そうであっても失った家族からすれば絶対に許せない!このおばさん反省してないのよねー、最後まで。
でも、こーゆう人が残忍な犯罪を犯すんだろうなぁと、読 -
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被災地で食うに困って、風俗に「堕ちた」話ではない。
元々、風俗があって、いろんな事情があって、震災後も実のところ早々にというか、状況が許し次第、営業を開始しているのだ。
それは、普通に、様々な仕事が再開してくのと変わらない。
そこで生きていく、数人の当事者へのインタビューをまとめた内容。
そう、まとまったものではないが、やはり、風俗という内容から、いろいろなものが見えてくる。
主体的に描かれているのは、「風俗」の側にいる人たちが、もちろん、そこを利用する人たちがいる。
癒されるんだ。
やはり、人の肌というのは大事なんだと思った次第。
それが、家庭の中にあるのかどうか、そことは違うのか、勿論 -