小野一光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレフィクションのエンタメもや純文学も好きなんだけど、
ノンフィクションも好きなんだよね。
東電OLや婚活殺人、
オンナが起こした事件が、あたしは特に気になるのだ。
「ホラー小説も逃げ出すくらいの気味の悪い本だった!」と
百田尚樹が帯によせているが、まさにその通り。
鬼畜の所業としか思えない。
何十年も平和に生きて暮らしてきた家族が
あっという間に他者に破壊され、駆逐され、
乗っ取られていく。
小説でもこんな陰惨な話なかったことだろう。
つまり、本来の情を持つ人間には
思いもよらない恐ろしいことばかり。
婚姻や養子縁組で縁戚関係になっている人たちとの
トラブルは
『民事不介入』といって警察は助け -
Posted by ブクログ
主犯の美代子は子供の頃からネグレクトの中で育った。
現在服役中の実弟も、彼女と同じく非常に暴力的なことから、
おそらく暴力は日常的だったのだろう。
誰にも愛されない孤独な寂しさと不条理な暴力が、人間形成に大きく作用し、
負の感情だけがとてつもなく増殖してしまったようだ。
乗り込んだ家の子供を引き取る際、
不当な暴力に立ち向かえない情けない親の姿を見せつけ、
親への失望を子供の心に植え付け、互いに殴り合いを命じる。
このやり口は、子供の頃自分が感じた辛さを同じように体感させることで、
自分の気持ちを誰かに解って欲しかったのではないか?
そして優しさを装い手なずけて、ファミリーに加えた後は絶対的 -
購入済み
かなしい事件
お金と暴力によって、多くの一族を崩壊させ、命が失われた。これは日本人の家族や一族への強い連帯感(悪くいえば世間体)をうまく利用したほんとうに可哀想な事件だった。
もちろん警察がどこまで介入できるか?という問題もあるが、悲しい事件としかいいようがない。
ただ、おな助ような境遇の人がまだいるのではという締めくくりに社会の歪みを感じずにはいられない。 -
Posted by ブクログ
一般人が事件のその後を知る機会はないので、死刑囚への面会、その周りの関係人物に話を聞いたノンフィクションは興味深かった。
あとがきを読んでハッとしたが、
『人は誰でも人を殺してしまう可能性はあるが、複数を、大量に一人ずつ人を殺すことができる人(=連続殺人犯と)は、ある種の条件が揃った人だけだろう』という内容があり、確かに怨恨で1人殺めるのと、無差別に何人も殺め続けらるのとは違うだろうなと思った。
筆者も殺人犯には何か共通性があって事件を起こしたのではないか?という疑問から様々な死刑囚に会っていたようだけど、結局"共通性"というのは見つけられなかったという。
個人的には -
Posted by ブクログ
小説「家族」を読んで気分が悪くなったにも関わらず、実際の事件を下敷きにしていると知り、「毒をくらわば皿まで」で着手。
※読んだのは単行本の旧版です
地縁がない土地で足で情報を稼ぐ筆者。
ずるずると悪意が明るみになる中で、なにかを声高に主張するではないけれど、事実と思われることを淡々と綴っている。
被害者に思いが至らなかったと内省するところなど、真摯に向き合っていることが感じ取れる。
ノンフィクションというものは、あくまで誰かのフィルターを通して届いてきており、この筆者の作品は読みやすいと感じました。
事件については怖すぎて論外です。小説が思ってた以上に事件そのままでほんとだったんだ、、と実 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読むまでに、こんなに時間がかかった本は多分、ないと思う。半年くらい、積読状態の本だった。一気に読んでしまう。
この事件は多くの人が覚えていると思う。SNSの危険性をこれでもか、というくらい詰め込んだ事件だった。被害者や遺族の無念は計り知れない。
しかし被害者自身が、この犯人に会いに行ったことで、承諾殺人なのではないか、という議論が起こり、弁護人もその方向で弁護をしている。そしてそれは犯人の意志ではないという。
「金銭と性的欲求のため」と徹頭徹尾、犯人は犯行の動機を話していた。
金銭が長く搾り取れそうだったら、生かしてヒモになろうと思ったが、それが出来なさそうだと、レイプして今持っている所持金を -
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Posted by ブクログ
日本の犯罪史上、最も凄惨だとさえ言われている本事件。そのあまりの凄惨さに、報道すら控えられていたとも言われている。
別の書籍で以前、事件概要を読んだことがあり、その比類ない悍ましさに戦慄をおぼえていたのだが、何かの本を読んでいたときに本書に言及があったのをきっかけに読んでみた。
別の書籍で読んだような、吐き気を催すような陰惨な描写は少ないとはいえ、やはりそもそもがそういう事件なので、そこは避けて通れない。それでも、事件の中身そのもの以上に、丁寧に周辺事情や人物を取材して書き記してくれているので、事件に纏わる様々な背景や事情、被害者や犯人らの人物像がよく伝わってきて、別書籍で読んだ時ほど怖気は -
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葉真中顕さんの『家族』を読み本作へ。
『家族喰い』を先に読んでいたら
角田ファミリーを始め多くの人名に混乱したと思う。
家系図に書かれている(死亡)の表記が悲しい。
角田美代子は周到に計画を練り実行に移った。
罪の無い多くの人が財産と家族を奪われ
人生を狂わされた。
苦しみの中で助けを求める声。
それは警察により消されてしまった。
挙げ句の果て美代子を死なせてしまう失態。
悔しさが悲しさが痛いほど伝わってくる。
この事件は、ドラマでもなく実際に起こったこと。
葉真中顕さんの『家族』
小野一光さんの『家族喰い』
2冊を読み終え、複雑な思いでいる。
身内に手を挙げざる得なかった人たち。
残され -
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葉真中顕さんの「家族」を読んで、実際の事件の詳細を知りたくなり手に取る。
小説の方の人物相関図だけでも把握するのに難儀したけれど、実際の「角田ファミリー」なるものの方が何倍も複雑で軌道を逸していることがわかる。
怪物・角田美代子が作り上げた「家族」。そのほとんどが血縁関係になく、彼女の都合で作り上げられた虚構の繋がり。その中で繰り返された恫喝と暴力と殺人の数々。事実は小説より何倍も恐ろしかった。
唯一の救いは、美代子によってマインドコントロールされ加害者側に立っていた者たちが、少しずつでもその支配から目覚めて、自分たちの罪を認め、反省と悔恨の情を示していること。
この新版文庫本には「家族 -
Posted by ブクログ
日本を震撼させた座間9人殺害事件。その犯人である白石隆浩死刑囚の人格に迫る面談と裁判の記録。事件の詳細が明らかになると、あまりの凄惨さゆえに一気に報道されなくなったため、事件の真相を知る良い資料である。
印象的なのは理路整然と語る能力や著しい行動力を持ちながら、死刑に対して「もの凄く痛そう」とか表層的で刹那的な感想しか持ちえず、死刑宣告に対してあっさり淡々と受け入れる様は我々とは別の生き物と捉えざるを得ず、うすら寒い印象を受ける。
利己的で全て他人事な白石死刑囚のサイコパス具合と、残虐な手口の生々しさは伝わるものの、事件の深層まで掘り下げているかというとやや弱い。この本によって世に問う何かには -
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ネタバレ職場の人に「はい!」と渡された本。今回はなかなかきつかったー。
まず,渡された時のビジュね。分厚い!!鈍器かなと思った。年表入れると575ページ。
北九州監禁連続殺人事件って、なんとなくそんな事件あった気がするなーって感じだった。内容はあんまり覚えてなかった。
報道も少なかったのでは?って思ってたんだけど、あまりにも凄惨な事件すぎて報道規制がかかってたとか。
昨今,報道の自由がどうちゃやいうのに、報道規制に甘んじれるってどうよ?って思ったら、これはマジで朝の情報番組や夕方アニメの後にニュースで迂闊に流せられないヤツだった。かろうじて,深夜だな。
17歳の少女が監禁?(この場合軟禁かな?)か -
Posted by ブクログ
マインド・コントロールではないかもしれないが、職場の無口で口下手な上司から、毎日否定をされ続け、最初は「何だよ口下手のくせに、否定する時だけ饒舌に喋りやがって」と心の中で反発していたが、毎日繰り返されることにより、いつの間にか「自分は成果の残せない、ダメな人間」「この世にいてもいなくても変わらない存在」だと思い込むようになり、仕事に行くのが辛くなり、配属を変えてもらうという体験をしたことがある。
この自分に起きた心の中の出来事を、言葉や文章で表すことは難しい。同じようにこの本でも、マインド・コントロールによって操作されていった大人たちの精神の経緯が、文章ではどうしても伝わりにくかった。
誰も -
Posted by ブクログ
世の中いろんな職業があり、何がきっかけでその仕事を選んだのか、昔から興味があるほうで、特に風俗嬢やセクシー女優をやろうと思う理由は、尚更気になるところである。
給料面で考えれば良いのかもしれないが、身体に負担がかかり、リスクの面を考えると私は絶対にやりたくないと思う。すごい不潔な人とか来たら「おえっ」とか普通に言っちゃいそうだし。あえて選ぶ理由は何なのか、理由を知りたくて読みました。
アヤメさんとカオルさんの章は印象に残った。自作の堕胎剤とか、排泄物とか‥。全てが私とは違う世界にいる人の様で、想像が全然できなかった。彼女たちの考えに理解も追いつかなかった。
ただ、たくましく必死で生きてい