人殺しの論理 凶悪殺人犯へのインタビュー

人殺しの論理 凶悪殺人犯へのインタビュー

856円 (税込)

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「腕に蚊がとまって血ぃ吸おうとしたらパシンて打つやろ。蚊も人も俺にとっては変わりない」(大牟田四人殺人事件・北村孝紘)、「私ねえ、死ぬときはアホになって死にたいと思ってんのよ」(近畿連続青酸死事件・筧千佐子)。世間を震撼させた凶悪殺人犯と対話し、その衝動や思考を聞き出してきた著者。一見普通の人と変わらない彼らだが、口をつく論理は常軌を逸している。残虐で自己中心的、凶暴で狡猾、だが人の懐に入り込むのが異常に上手い。彼らの放つ独特な臭気を探り続けた衝撃の取材録。

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人殺しの論理 凶悪殺人犯へのインタビュー のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年06月21日

    取材を通した死刑囚の人となりが書かれています。
    どの人も特異で興味深かったです。

    特に最初の大牟田4人殺害事件が印象的でした。
    面会した息子が流されやすいわりに仲間思いなんですよね。
    DVするし殺人犯だから「いいやつ」とは絶対言いたくないですけど。

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    Posted by ブクログ 2019年03月08日

    (多くの殺人事件はどれも似たようなものだが)奥行きのある事件、は少ない。やはり北九州市監禁殺人が凄惨だと思う。しかし、ザ殺人術に「詳しい」死体の解体方法は出ていなかったような気が。

    一方で、「殺人とは魔の時が引き起こすのかもしれない」というのもわかる。

    最近は長期の取材をさせてもらえる環境が少な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月26日

    生まれ育ってきた国なのに自分の知らない部分がまだまだたくさんあることを痛感した。さらに、凶悪犯罪者になってしまう人々の生い立ちは私の生活では経験し得ないような内容が多く、この国で、この世界で起きていることとは思い難い部分がたくさんあった。

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    Posted by ブクログ 2023年02月11日

    さんざんいかに儲からないかという話をしつつ、それでも苦労して人殺しの人に会いに行ってしまう著者の業に興味がある。

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    Posted by ブクログ 2022年05月04日

    インタビューから見えた人殺しをした犯人の論理が書かれているのかと思ったが、そうではなかった。
    でもまあか、そういった方相手にインタビューをすること著者の心構えや内情は面白い

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    Posted by ブクログ 2021年12月29日

    死刑囚など凶悪殺人犯に対しての、取材や邂逅が書かれたルポ。
    大牟田4人殺人や、北九州監禁殺人など犯罪史に大きく残る有名事件が並ぶ。
    交信を打ち切られないために、犯人の機嫌をとらねばならない部分と、社会的役割として記事で犯人を糾弾しなければならない板挟みなど、記者ならではの難しさも描かれている。

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    Posted by ブクログ 2021年11月23日

    世間を騒がした連続殺人犯へのインタビュー。実名で、様々な犯人について書かれているのは評価できる。あくまで殺人犯たちが面会でどう語りどういう態度になるか実直に書かれている書であり、事件の真相がどうなのか、といった内容を期待すると物足りないと感じるだろう。極力筆者の主観を排除しているのは素晴らしいと思っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月03日

    題名で期待し過ぎたがもっともっと知りたかった。司法制度や利益主義の世では難しいな。それでも興味深い箇所は多々あった。

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    Posted by ブクログ 2019年10月12日

    そこまで言って委員会で取り上げられていたので、気になって購入。

    死刑囚の言葉で引っかかったのは、大牟田四人殺害事件死刑囚の「腕に蚊がとまって血ぃ吸おうとしたらパシンて打つやろ。蚊も人も俺にとっては変わりない。」(裏表紙に記載)。

    死刑囚(ほか)がテーマであるが、記者の活動内容にも焦点が当てられて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月29日

    死刑囚との拘置所での面会。

    いくつかの事件を収録しているが、夫々を貫く軸みたいなものはあまり感じない。筆者に軸はあるのだが、そこから見えてくるものは全部、別だ。

    そういう意味では、これで何かを訴えられてる感じはしない。ただし、内容は貴重だと感じる。

    こんなえげつない事件、報道されてたっけかって...続きを読む

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