新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相

新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相

小説・文芸
1,018円 (税込)

5pt

“二十一世紀最大の謎”を描ききった事件ルポの白眉!

まさに未曾有の怪事件。発覚当時63歳の女を中心に、結婚や養子縁組によって複数の家庭に張り巡らされた、虐待し搾取する者とされる者が交錯する人間関係。その中で確認された死者11人。この複雑きわまる尼崎事件の全容を執念の取材で描いた、事件ノンフィクションの金字塔。文庫化にあたり70ページ大幅増補。
解説・永瀬隼介

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新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作者の綿密な取材力が伺える作品でした。それにしても(文字通り)家族が喰い散らかされる顛末は恐ろしいです

    0
    2024年07月31日

    Posted by ブクログ

    NHKスペシャルの再放送を見て読書。
    おぞましい事件を事細かにルポされている良書。事件の特殊性による取材のしづらさ、関係者の多さを何とかまとめている感じ。
    このような事件が現代日本で起きたことが恐ろしい。

    0
    2023年04月11日

    Posted by ブクログ

    凄惨な事件、目を逸らしたくなる様な残酷な内容に思わず本書を途中で置きたくなった。被害者が分かっているだけで11人、加害者、関係者も合わせるとゆうに20〜30人は登場し、しかもそれが養子縁組や結婚離婚などで途中名字や戸籍が変わったりするから最初は相関関係を理解することさえ難しかった。だが著者の丁寧な取材のおかげで段々と整理されて来るとこの事件がたった1人の女の支配者とそれ以外の被支配者に分かれる構図なんだと理解出来た。極悪非道で自分勝手な犯人は奇しくも筆者が取材をしていた北九州で起きた事件と酷似するものがあり、被害者の人たちも同様に優しいいい人たちが多い気がする。犯人から執拗に責められることによって、自分が我慢すれば済む問題だからと良心につけ込んだり身内の他の人間を置いて自分だけ行けないという感情を利用したり、暴力団の存在を匂わせて脅したり、身内同士で密告をさせ、暴力を振るわせるなど類似点は枚挙に暇がない。こうならない為にはとにかく先ずは自分が逃げる、何をおいても自分自身の身の安全を確保することが大事かと思う。どれだけ卑怯だと言われたとしてもまずは自分が逃げる。身内を助けるのは外に出てから図るしかないと思う。あとは民事不介入の原則に組織の論理丸出しで応対する警察にはかなりきついお灸を添えなければならない、昨今家庭内暴力や子供への虐待などはだいぶ不介入の原則が変わりつつあるのだから、二度とこういう陰惨な事件を起こさない為にも抜本的な改革をして欲しい。飲酒運転は殆ど減らすことが出来たのだから(これも遅い改革ではあったが)現状では未成年保護法も考え直す時期に来ていると思う。やられ損などは一番平等の感覚から遠い、人の生きる希望を奪う行為だ。だからやらな損とばかりに法を破る人間が出てくる。あとは防犯対策としてカメラで超監視社会を敷く以外にないと思う。それでも防げない事もあるとは思うが少しでも犯罪の検挙率を上げる為に断固やる必要があると思う。というかもうCIAにはプライバシーを覗かれてる現状があるらしいし。それが可視化されるに過ぎないと思えばいいのではないか。それくらい急進的な意見を言いたくなるくらい人生を蹂躙されることへの怒りがある。何人も他人の人生の上に自分の幸せを打ち立てることは間違っている。解説でまだ著者がこの事件を追いかけていることが明かされた。今後もこの著者の活動を追いかけ作品を購入することで微力ながら応援したいと思う。

    0
    2018年09月04日

    Posted by ブクログ

     事実は小説より奇なり。この事件、尼崎連続変死事件に至っては凡百のホラー小説よりも恐ろしいノンフィクションだ。

     ある日、遠縁の親戚が難癖をつけて家に乗り込んできた。
     保険代理店勤めの父、主婦の母親。二人の姉妹は姉がウェブデザイナーと妹は女子高生。
     ごく一般的な家庭だった。

     数年後、父親は家族から行方をくらまし、母親は暴行の末のくも膜下出血で死亡、姉は骨と皮だけになり衰弱死、事件発覚後に妹は懲役二十三年の実刑判決が確定。

     親類縁者、更には全くの無関係な一家族を含めた六家族を巻き込み、十人を超える死者行方不明者が出た。
     その裏には事件と認知されていない失踪者の存在もあるとされる。
     しかし、主犯格の女が拘置所で自殺したことで、事件の全貌は暴かれることなく真相は永久に闇に葬られた。

     家族同士を分断して監視させあう。
     気に入った者は手懐け、気に入らない者には容赦ない。
     しかも、自分の手は汚さずに家族に手をかけさせる。

     人間性を破壊する。
     その中心には人間の皮をかぶった悪魔がいた。

     尼崎連続変死事件として知られるこの事件の、抑圧された内側からの風景を描き出す。

    0
    2017年10月13日

    Posted by ブクログ

    酒飲んでてこの事件が話題に出て、ほとんど知らなかったので本読んでみた。いやあとんでもねえな。北九州の事件に似てるのかな、と思ったんだけどあちらの密室性とはまた違くて、ファミリーを組織して堂々と生活してたのがびっくりした。しかし北九州の松永もそうだけど、人の心につけこんでマインドコントロールするのがとてつもなく上手いようで、文章で読むだけだとなんでこれ逆らえないの?って何度も思ってしまった。本の構成としてはすげえ読みにくくて、事件の時系列の通りに書いて欲しいとこを取材の流れに応じたような書き方がされてた。この記者の取材力と根気はとんでもないと思うし、口が堅そうな人たちから証言引き出してるのもすごいけど、まあ読みづらいわ。しかし警察、民事不介入って怪我した人が来てても門前払いしてんのは酷すぎる。主犯の角田に対する怒りよりも警察に対する歯痒さが大きかったな。中に出てくるXって団体は何かなって考えたんだけど、これはやっぱ同和の事なんだろうなあ。しかし恐ろしい事件だわ。この人の本はもっと読んでみよう。

    1
    2022年03月06日

    Posted by ブクログ

    尼崎連続変死事件を題材とした葉真中顕「家族」を読み、参考文献とされていたこの本を読みたくなった。事件当時はあまりに凄惨で複雑な人物相関図におののき理解が追いつかなかったが、この本を読んだ今も理解はしきれていない。何度も人物相関図のページを開きながら読み進めた。それほど複雑なこれだけの事件を著者は現地で根気よく調査しまとめれたものだと思う。目を覆いたくなるような内容だが、有益な記録だと思う。
    家族に入り込み、洗脳していく様が恐ろしかった。それと気になるのはXのZという人物。こういった事件がもう起こらないことを願うばかり。
    最後に、被害に遭われた方々にはご冥福をお祈りいたします。

    0
    2026年08月27日

    Posted by ブクログ

    ホラーより怖い。周りの人の人生を狂わす「悪魔」がいるとしたら、角田美代子なのかもしれない。人生の中で関わる人の選別には十分気をつけ、逃げる時はしっかり逃げようと思った。

    民事不介入を理由に、悲痛な助けに対応しない警察の態度がずーっと腹立たしかった。

    0
    2026年06月05日

    Posted by ブクログ

    もう駄目だ、絶望が繰り返された末路。
    小説「家族」を読んだあとこちらを読んだけど、おぞましすぎて。角田美代子は極悪だけど、怪我した人間が警察駆け込んでも、いろんな人が通報しても、美代子の命令で裸で外出されてても、結構な回数の声が警察にも届いてたと思うのに、あらゆるタイミングでストップされなかったところがまた恐ろしい。

    0
    2026年05月06日

    Posted by ブクログ

    なんでこんなオバサンにここまで追い詰められなければならないのか、なんて思ってしまうけど、これはもう洗脳の世界だろうし、自分も巻き込まれたらと思うと恐ろしい。いや仮に自分は大丈夫でも、子どもが何かしたことろから辿って酷い目に合うとか、、
    さらに恐ろしいのは尼崎あたりでは他にもこんなことがいっぱい起きていて今回のことは氷山の一角だなんて言ってて、修羅の国とはまた違った怖さが。うーん、これは逞しくないと生きてはいけんよな。

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    恐ろしい内容だった。
    些細なことから家族が喰われていく。その手口と美代子の人物像が非常に面白かった。歪な家族に拘るのは彼女の生い立ちに関係あると指摘されている。

    ほんの些細なきっかけや綻びが美代子の付け入る隙となる。いつ似たような事が自分に起こるか分からない。しかし最後は美代子は自分のものとした家族をも喰って自壊していったようにも見える。

    人物関係が複雑極まりない為、逐一情報を紙に書き整理して読んだ。

    0
    2025年09月30日

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