小野一光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ良い事なのか悪い事なのか分かりませんが。
小野一光さんが凶悪殺人犯にインタビューをしているこの本の主旨の部分よりも。
第1章 事件記事の裏側 取材現場で何が起こっているのか、の部分の方が、面白く読めました。コレは、、、良い事なのか?
とある、とんでもない事件が起こる。原因があって結果があって、事件の被害者がいて、事件の犯人がいる。そして、その周囲に、その事件に繋がりのかる、とても沢山の関係者と、とても沢山の関係事象がある。それらの
関係者を、関係事象を、どれほど上手く、取材している自分の側に引き寄せられるか。ソコが重要だ!という事を、小野さんが述べておられる箇所なのですが。まあ、なるほどなあ、と。
とある事件を物語るのは、当事者だけでは、ない。その周囲。そこから、どれだけ「あの事件とは何なのか。何だったのか」の情報を引き出せるか。そこが重要だ。という、、、事だと理解したのですが、そこらへんの考え方が、面白い。非常に興味深い。
自分は、結局のところは、殺人犯へのインタビューを通じて、そうしたことをおこなう、小野一光、という人物そのものを一番興味深く思っているんだな、という思いをね、更に強くすることとなった一冊でした。
自分は、小野一光、という人物に、興味があります。ですので、その小野さんが追いかけるものにも、やっぱり興味があります。という感じですね。うん。そんな事を再認識しました。
例え相手が凶悪犯であっても、取材を通じて話し合った結果、相手にどうしても、なんらかの親しみを感じてしまう場合がある、という極めて正直な告白。小野さん。それ、どうしようもなく、、、しょうがないですよね、、、というね。こうした思いを、実直に語る小野さんという人物は、やはり、僕は、好きです。
で、この本に登場する殺人犯としては、
北村孝紘
角田瑠衣
この二人には、なんというか、なんらかの親しみを、、、感じてしまう、、、殺人犯なのに。うーむ。感じてしまいます。
松永太
本当に怖い。本当に本当に怖い。このような人間が、フィクションの中ではなく、この世にリアルに真実マジもんで「本当に」存在する。という事実が、本当に怖い。正真正銘の「モンスター」ですよね。「いる」んだよなあ、、、本当に。これは本当に重要。こういう人間は「本当に」いる、のだ。「それ」に出会ったとき。「それ」だと気付いた時。恥も外聞もなく本当に一目散に完全に逃げるか。自らの全てを賭けて立ち向かうのか。どうしたらいいんだ、、、涙。ただ、このようなモンスターが本当に「いる」という事実。「それ」にいつか自分も出会ってしまうかもしれないという事実。これを肝に銘じたい。そう思いますね。
山口浩一(仮名)
なんというか、、、不思議な可笑しさも、、、あるなあ、、、と。コレは、なんというか、、、うむ。不思議な話です。人間って、、、不思議。
筧千佐子
松永太とは、違う意味でのモンスターですよね。なんなんだろうなあ、、、筧千佐子本人は、もしかしたら、もしかしたら。「マジで自分は悪いことしてる」って思いは、、、ないのかも?しれない?「これは自分が生きて行くためには仕方のない事なのでね」って、、、思ってるのか、、、?のか?なんというか。うーむ、、、この人は、、、なんなんだろう、、、怖い。「断絶」って感じ。ディスコミュニケーション、ですね。うむ。怖い。 -
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ネタバレうむ、興味深かったです。面白い、と言っては、ちょっと、語弊があるかな、と思いますので、興味深い内容だった、というのが適切な表現ではなかろうか?と思う次第かな、というところでしょうか。
東日本大震災。2011年3月11日。近年の日本において、未曽有の大災害であったことは、間違いのない事だと思います。多くの人々の生活を、根こそぎ、変えたのだろうな、と。2021年4月28日現在の、新型コロナウイルス禍の猛威が全く衰えを感じさせない今も、やはりそうなのでしょうが。
人間の性欲に対する思いの強さ、ってのは、シミジミと感じましたね。性風俗産業。それの存在の善し悪しを論ずるのは、また別の問題として、それはもう、人々の社会生活の中に、間違いなく存在するものなのでしょうし。性風俗産業は、間違いなく、この世の中に、存在する。まずはその存在を認知する。
未曽有の大災害が起こった地域で、その災害後、まだ間もない時期に、こうした性風俗産業の動きが再開した。という事実こそが、とても重要なことだと、思うのですよね。人々が、それを、必要とした、という事ですものね。
著者の小野一光さんは、まず、なによりも自分自身が、「何故にこのような事態が起こるのか?」という事を、「自分が」知りたかったんだと思います。何よりも「自分が」納得したい。何故にこうなのか。何故にこういう世の中なのか。「この事は、どうしても、世の中に知らしめねばならん」という社会的意義を考えた、とは、思えないのですよね。
まずは、なんとしても、自分の気持ちを納得させたい。という思いから、この著書を書いたのだと、思うんですが、完全に自分の推測でしかないので、違っていたら誠にすみません。
でも、その、「なにがどうあれ自分が知りたいんだよ納得したいんだよ」って思う事は、個人的には、とても正しい、と、思うんですよね。動かしがたい事実として、このような現実が、目の前にある。何故にそれがあるのか?それをまずは知る。「ある」ということを理解する。事の善し悪しを論ずるのは、そこから先だ。まずは「ある」ことを理解する、という、そういうことかなあ、とね、思いましたね。
小野さんが、なじみの焼き鳥屋で、常連さんのナカムラさんとかわす会話が、好きですね。
ナカムラさんは、最初は「風俗嬢のインタビュー!?なにしょーもないことしとんねん。今はもっと、伝えなきゃいかんことが他に沢山あるだろうが」って、小野さんにバンバン否定的なんですよ。
でも、途中からは「この地域の事が、忘れられて欲しくない。どんなことでも取材して話題にしてよ」っていう態度にね、変わるんですよね。その変化って、とてもこう、腑に落ちる、って気が、したんですよね。あの感じが、分かるなあ、、、ってね、なんだか、思ったんですよね。
なにしろ、良い本でした。これはまさに実際に起こっている事なのだ、起こっていたことなのだ。という事は、ヒシヒシと感じましたね。 -
Posted by ブクログ
こわいこわいこわい。
ひとりのなんでもない中年女性がどうして、何人もの人を死に追いやり身内を死に追いやったのか。
時間をかけてひとりひとり糸をつなぐように聞き出していった。
人物相関図を見ても結局よく把握できなかった。家族が全滅していたり、逮捕と死亡が絡まりめちゃくちゃになっていた。
彼女が自殺してはいおしまい、ではなく、類似した組織があちこちにあるような記述が一番怖かった。
まったく関係なくても、ある日突然そうなってしまって、しかも警察は助けてくれない、となると結局どうしたらよかったんだろう。
負の連鎖は断ち切れないのかな、救いは、ないのかな。 -
Posted by ブクログ
そこまで言って委員会で取り上げられていたので、気になって購入。
死刑囚の言葉で引っかかったのは、大牟田四人殺害事件死刑囚の「腕に蚊がとまって血ぃ吸おうとしたらパシンて打つやろ。蚊も人も俺にとっては変わりない。」(裏表紙に記載)。
死刑囚(ほか)がテーマであるが、記者の活動内容にも焦点が当てられている(かえってそこの記載が多いのが、本書を手に取った当初の目的からずれているような気がする)。
ここから北九州監禁殺人事件(あまり報道されていなかった気がする)、著者の記載した「家族喰い 尼崎連続変死事件の真相」が気になったので読んでみることにしようか。 -
Posted by ブクログ
このニュースを見た時は衝撃だった。
普通のおばちゃんなのに、そんなにもモテたの?って。
読んでみると、付き合った男の数はかなり多く、何度も結婚し、重複もしている。
公正証書も書かせるし、金庫もすぐ開けさせるし。
嘘もたくさんついていて、なにがなんだか分からない。
記者をもたぶらかそうとし、嘘について言及すると怒ってシャットアウト。
中途半端な感じはいなめないが、ノンフィクションだしこればかりは仕方ない。
こういう人も世の中には存在する。
ちゃんとした結婚相談所であっても注意しないといけない。
狙われたのは、主に奥さんと別れた男。
子どもがいなければなおいい。
奥さんがいたころの楽しさを知っていたから、寂しさがつのって、もう一度手に入れたくて、付き合っちゃったんだろうな。 -
Posted by ブクログ
尼崎連続変死事件のルポルタージュ。
あの事件は当時TVの報道で見て、かなり衝撃を受けた。マンションのベランダに設置された「監禁小屋」はまだ記憶に新しい。今回この本で詳しく内容を知って、その異常さに改めて戦慄した。戦後まもなくの時代とかではなく、これがごく最近の出来事だということに驚く。
推理小説なら投げ出しているレベルで人物相関図がややこしい。身内や関係ない人をも巻き込んで、角田美代子という一人のおばさんが、暴力と洗脳でこんなに人を支配してしまえるものなのか。茉莉子さんや猪俣光江さんなど、救える命もあっただけに、警察が民事不介入ということで周りの訴えをことごとく無視していたことに怒りを覚える。角田美代子はその尋常ならざる洞察力と人を操るすべを、会社経営とかもっと正当なことに使えなかったのだろうか…。 -
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ネタバレ凄まじき洗脳。
この場所ならではの独特な地域性がありそう。
被害者たちはたまたま罠にスポッとはまってしまった人たちなのだろうなと思う。
登場人物が多すぎて39頁やその近辺の頁の相関図を何度も見た。(が、読み終わってから気付いたが366頁に一覧があった)
全体に、事件の大きな動きが分かってよい内容だったけれど、ところどころ「俺アゲ」的な自惚れた文章だったり、カッコつけた変なシメの一文があったり...あれはなんなのだろう。
週刊誌だからかな...。
大変な時間と労力のかかった本なのだろうけれどそういうのがなければよかったな。
後半の追加された部分はちょっといい話風というか...
更生話がメインで結局谷本さんとルイの話だけ。
相当やばいのか、あまり関係はなかったのか...集団Xやその中心人物とされるZの話はどこへ行っちゃったのでしょうか。。。
まあでも
逮捕後のルイの洗脳とそれが解ける間にいるような心境の手紙が一番心に残った。
「私には実感があるから本物だという感覚が残っていますが」
強い洗脳をされたことがある人にしか語れない言葉だろうなと思った。