小野一光のレビュー一覧

  • 全告白 後妻業の女 筧千佐子の正体

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    全告白 後妻業の女 筧千佐子の正体。小野 一光先生の著書。お金のために何の罪もない人の命を平然と奪うような人がいるとすればそれは人でなし。欲深くて自分の利益だけを考えている人を非難する我利我利亡者という言葉があるけれど我利我利亡者ほど恐ろしいものはない。人でなしを人でなしと非難して我利我利亡者を我利我利亡者と非難することは簡単。でもすべての人は初めから人でなしや我利我利亡者だったけではないのだから、どうして人でなしや我利我利亡者になってしまったのかを知ることが次の悲劇を防ぐことにつながる。

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    2022年08月15日
  • 連続殺人犯

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    小野さんの必死の取材が良くわかる1冊でした。小野さんをここまでかき立てる物は何なのでしょう。
    ほとんどの事件のWikipediaは読んでいましたが、全く知らない話ばかりで、やはり本を読む醍醐味はここにあると思わざるを得ませんでした。
    軽犯罪とは違って数も少ないものをどう防げるのか考えるのに読み始めましたが、とても深く、時に触れて読み返したいと思う1冊です。

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    2022年01月16日
  • 新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相

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    ネタバレ

    2020年10月12日記述

    新版 家族喰い
    尼崎連続変死事件の真相
    小野一光氏による著作。
    2017年8月10日第1刷。
    単行本として2013年11月に太田出版にて発行された。
    本文庫は単行本に加筆修正の上、新たに文庫版補章を付したものです。
    文庫版補章初出
    週刊文春2016年8月25日号、9月1日号、9月8日号、9月15日号、9月22日号、9月29日号

    著者の小野一光氏は日本のルポルタージュ・ノンフィクション作家
    1966年、福岡県北九州市生まれ。
    西南学院高等学校卒業。白夜書房で編集に携わり、
    雑誌記者を経てフリーライターに。
    「戦場から風俗まで」をテーマに、国際紛争、殺人事件、
    風俗

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    2021年12月12日
  • 人殺しの論理 凶悪殺人犯へのインタビュー

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    取材を通した死刑囚の人となりが書かれています。
    どの人も特異で興味深かったです。

    特に最初の大牟田4人殺害事件が印象的でした。
    面会した息子が流されやすいわりに仲間思いなんですよね。
    DVするし殺人犯だから「いいやつ」とは絶対言いたくないですけど。

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    2020年06月21日
  • 家族喰い――尼崎連続変死事件の真相

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    【もし悪魔という存在を具現化するとしたら,それは一目見てわかる邪悪な顔ではなく,このような屈託のない顔をしているだろう】(文中より引用)

    家族間での殺害といった特異な手法により,日本中を震撼させることになった尼崎連続変死事件。留置所内で自殺した角田美代子の生い立ちをたどりながら,いかにしてこの凄惨な事件が引き起こされたかに迫るノンフィクション。著者は,事件及び戦場ルポで高い評価を得る小野一光。

    ここまで読者を絶句させる作品も珍しいのではないでしょうか。見知らぬ家族の中に文字通り巣喰い,金と命と尊厳を巻き上げられるだけ巻き上げていくその行為に,恐怖以上の何かを感じました。数ある事件ノンフィク

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    2019年09月04日
  • 家族喰い――尼崎連続変死事件の真相

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    我々の記憶に新しい、被疑者自殺で全貌解明が絶望的となった“尼崎連続変死事件”。その真相に迫った執念のルポ。

    マスコミが挙って報道した事件当時、被害者の数も逮捕者の数も多く、またその殆どが“1人の女を介した親戚関係”にあるという、とんでもない事件だったのは記憶していたものの、新聞などで人物相関図を見たらとてつもなくややこしかったので読むのを放棄していた一冊。
    いや、もっと早くに読めば良かったです。
    この事件より10年ほど前に、北九州監禁殺人事件があり、これも1人の人物による親類への洗脳、監禁、暴行、殺人であったことを思い出した。
    角田美代子のような怪物がどのようにして生まれたのか、なんとなくわ

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    2019年08月29日
  • 全告白 後妻業の女~「近畿連続青酸死事件」筧千佐子が語ったこと~

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    小説「後妻業」、映画「後妻業の女」の両方を鑑賞して本書を読んでみた。事実が完全にフィクションを超えていた。

    事件の発端は2014年、夫の殺人容疑で筧千佐子が逮捕されたことだった。警察が彼女の過去を調べてみると、彼女と関係を持った高齢の男性が次々と死亡していたことが明らかになる。その数、なんと11名。

    千佐子が狙うのは体が弱くて、高齢で、財産を持つ一人暮らしの男性。多くの結婚相談所に登録して、そんな男性と交際し、財産相続の遺言を書かせ、毒入りカプセルを飲ませ、事故死や病死に見せかける。葬式では遺族を無視して、強引に遺産を相続する。その後、何もなかったかのように次の男性を狙う。同時期に複数の男

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    2019年03月29日
  • 人殺しの論理 凶悪殺人犯へのインタビュー

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    (多くの殺人事件はどれも似たようなものだが)奥行きのある事件、は少ない。やはり北九州市監禁殺人が凄惨だと思う。しかし、ザ殺人術に「詳しい」死体の解体方法は出ていなかったような気が。

    一方で、「殺人とは魔の時が引き起こすのかもしれない」というのもわかる。

    最近は長期の取材をさせてもらえる環境が少なくなった、という筆者の言葉に改めて考えさせられた。ノンフィクション不毛の時代になったのだなあ、と。

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    2019年03月08日
  • 新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相

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    凄惨な事件、目を逸らしたくなる様な残酷な内容に思わず本書を途中で置きたくなった。被害者が分かっているだけで11人、加害者、関係者も合わせるとゆうに20〜30人は登場し、しかもそれが養子縁組や結婚離婚などで途中名字や戸籍が変わったりするから最初は相関関係を理解することさえ難しかった。だが著者の丁寧な取材のおかげで段々と整理されて来るとこの事件がたった1人の女の支配者とそれ以外の被支配者に分かれる構図なんだと理解出来た。極悪非道で自分勝手な犯人は奇しくも筆者が取材をしていた北九州で起きた事件と酷似するものがあり、被害者の人たちも同様に優しいいい人たちが多い気がする。犯人から執拗に責められることによ

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    2018年09月04日
  • 家族喰い――尼崎連続変死事件の真相

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    恐ろしすぎる。家族を人質に取られ、暴力で支配された人間は家族をも傷つけるのか…
    これが21世紀の事件ということが信じられない。警察は忙しいのかもしれないけど、こういう事件を見過ごしてきたということは罪深いし、責任を誰も取っていないというのも腹立たしい。

    自分がこういう事に巻き込まれた時に家族を守れるんだろうか。自分は大丈夫と思っていても、身内や知り合いから飛び火してくることもあるので、弁護士の知り合いを何人か見つけておきたいところである

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    2018年09月01日
  • 新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相

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     事実は小説より奇なり。この事件、尼崎連続変死事件に至っては凡百のホラー小説よりも恐ろしいノンフィクションだ。

     ある日、遠縁の親戚が難癖をつけて家に乗り込んできた。
     保険代理店勤めの父、主婦の母親。二人の姉妹は姉がウェブデザイナーと妹は女子高生。
     ごく一般的な家庭だった。

     数年後、父親は家族から行方をくらまし、母親は暴行の末のくも膜下出血で死亡、姉は骨と皮だけになり衰弱死、事件発覚後に妹は懲役二十三年の実刑判決が確定。

     親類縁者、更には全くの無関係な一家族を含めた六家族を巻き込み、十人を超える死者行方不明者が出た。
     その裏には事件と認知されていない失踪者の存在もあるとされる。

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    2017年10月13日
  • 家族喰い――尼崎連続変死事件の真相

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    主犯である角田美代子が留置所で自殺し、犯罪が被害者のプライバシーに深く関わることから、報道が停止してしまった尼崎連続殺人事件のルポ。

    この事件の異常性は角田美代子を長とする家族グループが他人家族の住居に押しかけ、その家族を丸ごと監禁状態にして、自らの支配下においてしまう点だ。支配の方法は弱みを握ったり、子どもを手懐けたりと、様々。警察に告発しても、警察は家族間の争いには関わろうとしない。

    支配された家族は家族同士で殴り合い、告げ口し合う。そして、不動産売却や退職金、サラ金などで得た金を角田美代子に貢ぐ。やがて、金も尽き、家族間の争いもエスカレートした結果、衰弱した者から亡くなっていく。その

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    2014年12月23日
  • 人殺しの論理 凶悪殺人犯へのインタビュー

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    読みやすい。心理学的ではなく、
    凶悪殺人犯へのインタビュー過程が
    細かく書かれている。

    凶悪殺人犯と聞くと、
    いわゆる快楽犯サイコパスを想像してしまうが、
    そう目に見えて狂ってないのだなと思った。
    しかし共感性や感受性は乏しいのだろうなとも。

    論理的思考力があるのに
    ストッパーがないのは恐ろしい。
    自己愛が強いのだろうか。
    犯罪心理について知りたいと思った。

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    2025年12月14日
  • 家族喰い――尼崎連続変死事件の真相

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    ネタバレ

    家族間で殺し合いをした程度の浅い知識で、北九州の松永太の事件と違いがわかっておらず、ある日突然猛烈に気になったので「消された一家」とともに読みました。

    美代子と遠い親戚や赤の他人なのに、ありふれたひょんなきっかけから家族ごと支配されるに至るまでがこんなことありえる?!の連続でこれが現実とは思えず恐ろしかった。

    美代子に反◯の存在を匂わされ、それにビビってしまったり金を借りる等の弱みを握られたら一気に喰われ逃げることができなくなる。

    一方できちんと対応してくれる警察や弁護士の助けを借りたり、本職との繋がりがあった人が美代子の手から逃れる事ができていたり、被害者とその逃げられた人との差とは知

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    2025年11月15日
  • 新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相

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    なんでこんなオバサンにここまで追い詰められなければならないのか、なんて思ってしまうけど、これはもう洗脳の世界だろうし、自分も巻き込まれたらと思うと恐ろしい。いや仮に自分は大丈夫でも、子どもが何かしたことろから辿って酷い目に合うとか、、
    さらに恐ろしいのは尼崎あたりでは他にもこんなことがいっぱい起きていて今回のことは氷山の一角だなんて言ってて、修羅の国とはまた違った怖さが。うーん、これは逞しくないと生きてはいけんよな。

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    2025年10月10日
  • 新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相

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    恐ろしい内容だった。
    些細なことから家族が喰われていく。その手口と美代子の人物像が非常に面白かった。歪な家族に拘るのは彼女の生い立ちに関係あると指摘されている。

    ほんの些細なきっかけや綻びが美代子の付け入る隙となる。いつ似たような事が自分に起こるか分からない。しかし最後は美代子は自分のものとした家族をも喰って自壊していったようにも見える。

    人物関係が複雑極まりない為、逐一情報を紙に書き整理して読んだ。

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    2025年09月30日
  • 震災風俗嬢(分冊版) 【第4話】

    匿名

    購入済み

    そう言うことだったんですね。結婚してからの我慢が長くて、本当に気の毒です。だから割り切って仕事ができるのでしょう。

    #深い

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    2025年07月16日
  • 震災風俗嬢(分冊版) 【第3話】

    匿名

    購入済み

    美和子さんが出てきたら内容がもっと重くなりました。どうするんだろうとこちらが心配になってきます。乗り越えて欲しいです。

    #深い

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    2025年07月16日
  • 震災風俗嬢(分冊版) 【第4話】

    購入済み

    石巻の人間って

    石巻の人間って地雷??地雷なの?なんか怖いわ乱れてるわ!東北の宮城の人間怖いわ!サンドイッチマンはすきだけどおおお

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    2025年04月03日
  • 震災風俗嬢(分冊版) 【第1話】

    購入済み

    311辛かったね

    311辛かったよね東北は本当に
    あれさえなければあと、福島の原発あれさえなければ!!!!なんかもうやるせないわ

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    2025年04月03日