小野一光のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
お客さんは誰かに寄り添って欲しいのね。若い子には重すぎるよね。美和子さんの娘の彼氏に風俗しているのバレてしまいましたね。どうしてわかってのかしら。
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Posted by ブクログ
【この感想には過激な表現を含みます。】
「座間9人殺人事件」のレポート的な内容。
2017年10月31日。神奈川県座間市内のアパートから、二人分の頭部の遺体が発見された、同日、白石隆浩(以下「白石」という。)が殺人容疑で逮捕された。自殺幇助を装って近づき、殺害。その後金銭を奪い、遺体を解体して一部は遺棄、一部は自室にクーラーボックスに入れて保管。
捜査員が家宅捜査に立ち入った際、込み上げるような死臭に鑑識員が吐き気をもよおすほど、現場は凄惨だったという。
筆者である小野一光(以下「小野氏」という。)は、白石と拘置所内の面会室で対面し、取材を敢行した。小野氏は白石という人物を知るため、 -
Posted by ブクログ
この事件が発覚したとき私は入院していて、お見舞いに来た人から「自殺願望のある人の自殺を手伝ってたんだって」という情報しか聞いておらず、特に気にすることもなかった。
7年経ちこの本を読んで、聞いていた話と全く違っていたし、内容にとても驚いた。
どうしてしまったのだろう。この期間、死刑囚のことが気になって気になって仕方なくなってしまった。何度もWikipediaやYouTubeを漁り、事件について調べている自分が居た。事件現場に行ってみようか本気で迷っている。行ったところで何もならないけど。それほど衝撃を受けたのだと思う。
現在はそれほどでもないが、数年前に慢性的に「私なんてこの世に居ても居な -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者の余計な憶測や感情が一切なくてとても読みやすく、わかりやすい内容。本当のドキュメント。
この事件を聞いた誰しもが『なぜ一家は逃げられなかったのか?』という疑問に行き着くと思う。それを知りたくて読んだわけだが、やっぱりわからなかった。その従わざるを得ない理由を理解はできるが共感や納得はしない。松永の巧妙さが完全受け身の一家に作用してしまったのが不幸だったのか。
一家を騙して従わせた松永は相当 頭がいいのだろうとほめる人まで出てきそうだが、他人の人生に次々と寄生し喰らいつくすような生き方しかできないこの死刑囚には遺族の言う『害虫』という表現がとてもよく合う。
こんな事件は人々の記憶からさっさと -
Posted by ブクログ
これぞドキュメント!というように、事件の内容、当事者それぞれの行動や思考が記載されていました。
読んでいる途中でフィクションではないか、いやそうであってほしい、と思わせるような事件で、情報量も膨大で、それをここまで読みやすく分かりやすく書かれていることに感動しました。
関係する人があまりにも多いのですが、登場する人物たちの関係図があったので、だいぶ分かりやすかったです。
また本の中の展開(必ずしも時系列順ではないこと)で、だいぶ引き込まれました。読み終えたときには、ほっとした気持ちになりました。
基本的には小説ばかり読んでいますので、ノンフィクションでかつドキュメント形式のものは初めてに近