あらすじ
金属バットで両親を撲殺、女性8人を強姦して殺害、妻をチェーンソーでバラバラに切断、教え子をソープに沈めたのち殺害......。高度経済成長やバブル景気に浮かれた昭和後期に起きた、25の凄惨な事件。著者が長年蒐集してきた警察の内部資料を基に、犯行と捜査の内幕を詳らかにする。華やかな時代の陰ではおぞましい鬼畜が跋扈していた――。
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Posted by ブクログ
もちろん胸糞悪い事件ばっかりなんですが、圧倒的に記述が割かれている大久保清の事件は興味深かったです。反社会性パーソナリティ障害て言葉があるし、彼も当てはまるんでしょうけれど、独特の軽薄さ、それでいて自分を白眼視する人への強い敵愾心……。
Posted by ブクログ
う~ん…なかなかに凄い事件のオンパレードでしたねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
にしても、この当時の殺人犯というのは警察官に人の道?を説かれると泣き崩れたりして自供し始めている…んですよねぇ…
今の殺人犯にこんなの居るのかな?(´・ω・`) とか思いました…てか、もう人の道とか説ける警察官っていないんじゃないかなぁ…? などと思ってみたり…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
そんなアレで任侠というのか、人情というのか…人間関係が濃ゆい昭和ならでは殺人、および犯人が多いといった印象を受けましたなぁ…読んでいて退屈しませんでしたね…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
最後の大久保清のは…いや、名前くらい知ってはいましたけれども、犯した犯罪内容が大分アレで、猟奇的で読んでて思わず眉を顰めましたとも…フフ…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
小野一光『昭和の凶悪殺人事件』幻冬舎アウトロー文庫。
昭和40年代以降に起きた25件の凶悪殺人事件の概要をコラム形式で紹介するノンフィクション。大久保清事件以外は記憶に無い。
事件の概要が淡々と紹介されるだけで、新潮文庫の『黒い報告書』のようなドラマチックな面白味は全く無い。
いつの時代も世間を震撼させるような凶悪事件というのは連鎖的に発生するのが不思議だ。特に年末には凶悪事件が多発しているような気がする。
戦後の高度経済成長期、バブル景気で国内が活気に沸いていた時代。今のような労働時間の制約は緩く、働けば働いただけ給料を手に出来た時代であり、消費税など無く、税金や社会保障負担も少なく、手取り額は多かった。
一方で華やかな社会から落ちこぼれた犯人が金や性に対する欲望のままに暴走し、凶悪事件に手を染めたというのも、この時代の特徴であろう。それ故に陰惨極まりない事件が目立つ。
また、当時は監視カメラの数も少なく、警察捜査にも情報機器は余り導入されておらず、警察は自らの頭と体で捜査するしかなかったということも、犯罪に抑止が掛からなかった要因の1つかも知れない。
本体価格690円
★★★