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小野さんは殺人犯を描き尽くすことで、我々の内なる「魔」の姿を、闇の中から掘り出してくれた――重松清氏、推薦!
人が人を殺す「その理由」を直接取材しつづけた、傑作ノンフィクション。
21世紀の10大殺人の深い闇に、事件現場と拘置所の面会室で迫る!
CASE 1 北村孝紘 【大牟田連続4人殺人事件】
CASE 2 松永太 【北九州監禁連続殺人事件】
CASE 3 畠山鈴香 【秋田児童連続殺人事件】
CASE 4 鈴木泰徳 【福岡3女性連続強盗殺人事件】
CASE 5 下村早苗 【大阪2児虐待死事件】
CASE 6 山地悠紀夫【大阪姉妹殺人事件】
CASE 7 魏巍 【福岡一家4人殺人事件】
CASE 8 高橋裕子 【中州スナックママ連続保険金殺人事件】
CASE 9 角田美代子【尼崎連続変死事件】
CASE 10 筧千佐子【近畿連続青酸死事件】
解説・重松清
本書は単行本『殺人犯との対話』(2015年11月・文藝春秋刊)を改題、加筆修正のしたものです。
*単行本に収録された〈宇野ひとみ【高槻養子縁組保険金殺人事件】〉は入っておりません。かわりに〈筧千佐子【近畿連続青酸死事件】〉を収録。
Posted by ブクログ 2022年01月16日
小野さんの必死の取材が良くわかる1冊でした。小野さんをここまでかき立てる物は何なのでしょう。
ほとんどの事件のWikipediaは読んでいましたが、全く知らない話ばかりで、やはり本を読む醍醐味はここにあると思わざるを得ませんでした。
軽犯罪とは違って数も少ないものをどう防げるのか考えるのに読み始めま...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月17日
連続殺人犯への面会や周囲の人への取材などにより、事件を追いかけるルポ。
後書きに「殺人犯の共通項を探していたがなかった」とあるが、いくつかのパターンはあると思う。
先天的に障害がありそうな者、生い立ちにより心を病んだ者、自己愛が強すぎて周囲を取り込んでいく者など。
そして加害者に子どもがいる場合も多...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月24日
10人の連続殺人犯。殺人鬼、ではないところが、実際に犯人やその関係者と相対しての印象なのでしょうか。
犯人たちの普段の姿は、本当に身近にいそうで、だからこそじわじわと怖くなります。隣にいるかもしれない、という恐怖。同情できるようなものはなくて、どれも身勝手なものばかりでしたが、親から暴力を振るわれた...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月22日
気分が重くなる1冊。著者のように犯罪者の心理を垣間見えるかと思い半ば好奇心で覗いてみたが、想像以上に理解できなかった。中国人留学生のように深く反省している殺人犯はいたものの、ほとんどの殺人犯は反省していないし、中国人留学生の事件も真相(指示役)は闇の中のようだ。幼少期の家庭環境の歪みが大きく影響し...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月22日
10人の連続殺人犯の実態に迫るルポ。
記憶にある事件も多く、その事件を犯した犯人像が著者の取材によって明らかにされていきます。
全てにおいて辛い事件ではあるが、個人的には特にCASE 2北九州監禁連続殺人事件に心が壊れそうになりました。
人間である以上、ある意味では誰もが殺人犯になり得る可能性...続きを読む
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