連続殺人犯

連続殺人犯

小説・文芸
896円 (税込)

4pt

小野さんは殺人犯を描き尽くすことで、我々の内なる「魔」の姿を、闇の中から掘り出してくれた――重松清氏、推薦!
人が人を殺す「その理由」を直接取材しつづけた、傑作ノンフィクション。

21世紀の10大殺人の深い闇に、事件現場と拘置所の面会室で迫る!

CASE 1 北村孝紘 【大牟田連続4人殺人事件】
CASE 2 松永太 【北九州監禁連続殺人事件】
CASE 3 畠山鈴香 【秋田児童連続殺人事件】
CASE 4 鈴木泰徳 【福岡3女性連続強盗殺人事件】
CASE 5 下村早苗 【大阪2児虐待死事件】
CASE 6 山地悠紀夫【大阪姉妹殺人事件】
CASE 7 魏巍 【福岡一家4人殺人事件】
CASE 8 高橋裕子 【中州スナックママ連続保険金殺人事件】
CASE 9 角田美代子【尼崎連続変死事件】
CASE 10 筧千佐子【近畿連続青酸死事件】

解説・重松清

本書は単行本『殺人犯との対話』(2015年11月・文藝春秋刊)を改題、加筆修正のしたものです。
*単行本に収録された〈宇野ひとみ【高槻養子縁組保険金殺人事件】〉は入っておりません。かわりに〈筧千佐子【近畿連続青酸死事件】〉を収録。

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連続殺人犯 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本に出てくる殺人犯のような人間が今も身近にいるかもしれないんだよなあ。ちょっとしたことがキッカケでこれらの人間の餌食にされるかもしれん。

    0
    2024年08月31日

    Posted by ブクログ

    小野さんの必死の取材が良くわかる1冊でした。小野さんをここまでかき立てる物は何なのでしょう。
    ほとんどの事件のWikipediaは読んでいましたが、全く知らない話ばかりで、やはり本を読む醍醐味はここにあると思わざるを得ませんでした。
    軽犯罪とは違って数も少ないものをどう防げるのか考えるのに読み始めましたが、とても深く、時に触れて読み返したいと思う1冊です。

    0
    2022年01月16日

    Posted by ブクログ

    人間の心の闇はどこまで暗く、そしてどこまで堕ちていくのだろうか。
    こういった本を読むと、最後に残る感情は虚無感や無力感といったものだ。
    殺人犯が過去にどんなに同情されるような事情があるにせよ、罪のない人間を殺めても良い理由にはならない。
    殺人犯が、普段はどんなに善人に見えようとも、極刑を下されることに同情は決して覚えない。
    ただ、いくら逮捕されて刑を宣告、もしくは執行されたとしても、被害者の命が戻ることはなく、遺族は今も深い悲しみに沈んでいる。
    この本を通してもやはり、法は被害者や遺族ではなく加害者を守ることに重きを置かれているように思えたし、ましてや少年法などは…。
    そして市民の拠り所であるべき警察官に見捨てられた被害者の無念はいかばかりであったろう。
    法の改正が必要であるし、市民はそれを真剣に考え、訴えるべきであろう。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    「冷酷 座間9人殺害事件」を読んだときに、白石死刑囚が読んだという文章を見て、何故か無性に読みたくなった。

    殺人犯の生い立ちや、心理には前から興味があり、どのような思考回路の持ち主なのか考えながら読んだが、正直分からなかった。

    中国人留学生の章が1番印象に残った。反省してる死刑囚もいるんだなと少し救われたような気がするくらい、他の章の死刑囚たちが反省の色がなさすぎて恐ろしかった。

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    10人の連続殺人犯に、本人、被害者遺族、関係者家族なとに丹念に取材し、事件を追った書。筆者も後書きに書いてあるが、殺人犯の心の機微のようなものに迫ろうとしている所が興味深い。私は、松永太が非常に怖ろしく感じた。。

    0
    2021年12月26日

    Posted by ブクログ

    連続殺人犯への面会や周囲の人への取材などにより、事件を追いかけるルポ。
    後書きに「殺人犯の共通項を探していたがなかった」とあるが、いくつかのパターンはあると思う。
    先天的に障害がありそうな者、生い立ちにより心を病んだ者、自己愛が強すぎて周囲を取り込んでいく者など。
    そして加害者に子どもがいる場合も多い。被害者だけでなく、自分の子どもたちの未来も奪っている。

    軽度の知的・発達障害などがある場合、認知の歪みなどにより当たり前が通じないことがあるそうだ。
    殺人の動機が自分でもよくわかっていない、自分が何をしたかあまり理解していない者はこういった要因もあるのではないだろうか。

    大阪姉妹殺人の犯人はその前に未成年で母親を殺している。罪は認めるが後悔はしていない。しかし周りは反省させようとする。だから余計に頑なになってしまったのかもしれない。
    母を憎む気持ちに寄り添う人がいれば、その後の事件は起きなかったかもしれない。

    家を乗っ取っていくタイプは、恫喝して支配し洗脳していく様が恐ろしい。目を付けられたら逃れられないではないか。
    何とか逃げ出しても連れ戻され、警察に駆け込んでも民事不介入で相手にしてもらえない。その絶望を思うと恐怖でしかない。

    いずれにしても、恐怖の上理不尽に命を奪われた被害者たちの無念と、遺族の悲しみが晴れることはない。

    0
    2021年10月17日

    Posted by ブクログ

    私のような茫洋と生きている人間でさえ、一回はその名前を聞いた事がある殺人犯が多数並ぶ。
    私や世間が想像している犯人像とはちょっと違うので、一度触れてみても興味深い一冊です。

    0
    2021年02月20日

    Posted by ブクログ

    10人の連続殺人犯。殺人鬼、ではないところが、実際に犯人やその関係者と相対しての印象なのでしょうか。
    犯人たちの普段の姿は、本当に身近にいそうで、だからこそじわじわと怖くなります。隣にいるかもしれない、という恐怖。同情できるようなものはなくて、どれも身勝手なものばかりでしたが、親から暴力を振るわれたり売春させられたり、辛い過去を持っている人がいるのも事実。環境が少しでも違っていたら、もしかしたらこういう事件はなかったのかもと思うと、複雑な気持ちです。
    それにしても、洗脳は怖いですね…。

    0
    2019年06月24日

    Posted by ブクログ

    小野一光『連続殺人犯』文春文庫。

    21世紀の10大連続殺人事件の闇に迫るノンフィクション。『殺人犯との対話』を改題し、新章に『筧千佐子 近畿連続青酸死事件』を増補。

    同じ人間とは思えない残虐非道の凶行を繰り返した連続殺人犯たち。余りにも身勝手な犯人たちの声には反省や後悔は全く感じられない。

    『CASE 1 北村孝紘 大牟田連続4人殺人事件』。金銭目的で4人もの人びとを簡単に死に至らしめた狂った家族。 家族ぐるみで凶悪犯罪に手を染めるなど有り得ない。

    『CASE 2 松永太 北九州監禁連続殺人事件』。自らは手を下さずにマインドコントロールにより7人の一族を監禁し、殺し合わせた悪魔の所業。反省の色を全く見せない忌むべき悪魔。

    『CASE 3 畠山鈴香 秋田児童連続殺人事件』。実の娘はおろか、無関係な近隣の男児までも殺めた秋田の鬼女。確かにテレビに出た段階で怪しかった。

    『CASE 4 鈴木泰徳 福岡3女性連続強盗殺人事件』。3人の女性を強姦と強盗の目的で余りにも簡単に殺害した男の全くの身勝手。

    『CASE 5 下村早苗 大阪2児虐待死事件』。 自らの遊興を優先し、幼い2児を真夏のマンションに閉じ込め、脱水と飢餓でにより死に至らしめた若い女性。最近はこうした育児放棄や虐待のニュースを耳にしない日は無いように思う。

    『CASE 6 山地悠紀夫大阪姉妹殺人事件』。かつて実母を殺害した男が全くの無関係な姉妹を強姦の揚げ句に殺害するという快楽殺人。

    『CASE 7 魏巍 福岡一家4人殺人事件』。
    中国人留学生グループによる金目当ての一家4人惨殺事件。捕まったのは犯人グループの1人だけ。後の2人は帰国後、行方をくらましている。モラルが欠如した中国人には来日して欲しくない。

    『CASE 8 高橋裕子 中州スナックママ連続保険金殺人事件』。保険金目当てで2人の夫を殺害し、交際した男たちを恐喝した魔性の女。

    『CASE 9 角田美代子 尼崎連続変死事件』。金銭目的で8人を惨殺した主犯が獄中で自殺したことから、真相の完全解明は困難になった得たいの知れない複雑怪奇な事件。

    『CASE 10 筧千佐子 近畿連続青酸死事件』。金銭目的で20年間で10人以上の高齢男性を殺害し続けた後妻業の女。

    0
    2019年02月21日

    Posted by ブクログ

    一般人が事件のその後を知る機会はないので、死刑囚への面会、その周りの関係人物に話を聞いたノンフィクションは興味深かった。

    あとがきを読んでハッとしたが、
    『人は誰でも人を殺してしまう可能性はあるが、複数を、大量に一人ずつ人を殺すことができる人(=連続殺人犯と)は、ある種の条件が揃った人だけだろう』という内容があり、確かに怨恨で1人殺めるのと、無差別に何人も殺め続けらるのとは違うだろうなと思った。

    筆者も殺人犯には何か共通性があって事件を起こしたのではないか?という疑問から様々な死刑囚に会っていたようだけど、結局"共通性"というのは見つけられなかったという。

    個人的には、自己中心的な考え方が強い人や、出会った人の影響を受けやすい人が事件に関係しているなと感じた。

    0
    2026年08月30日

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