藤森照信のレビュー一覧

  • 近代建築そもそも講義(新潮新書)

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    すごく面白かったが意外と評価が低い
    藤森さんの研究をさっくり面白おかしく教えてもらえるよい本だと思ったが

    江戸末期から日本がどのように世界の建築を取り入れたか

    土足をどうする?
    接客空間の和洋併置
    イギリスから西回りで日本にたどり着いた下見板コロニアル建築と東回りでたどり着いたヴェランダコロニアル建築
    異人館の平面が正方形なのはなぜか
    鎧戸が廃れたのはなぜか
    コンドルの鹿鳴館、国立博物館がインドイスラムスタイルだったのはなぜか
    コンドルの4人の弟子

    これを読んでからだと藤森先生の本が理解しやすい

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    2025年10月27日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    山口さんといえば有名作家さんで尊敬って感じでしたが
    藤森先生の前ではコミカルな生徒役でちょっと笑える

    意外にも知ってる建築が多くて嬉しかった
    角屋に見学行ってみたいなー

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    2025年05月19日
  • ニッポン茶室ジャーニー

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    藤森照信とはなが連載していた茶室を訪問する記事を本にまとめたもの。建築の専門家に茶の湯を程よく嗜んでいるはなというコンビネーションでわかりやすく楽しく書かれている。そして取り上げた茶室たちが時代も場所も性質も全然違うし、ビジュアルも豊富なのでそれも理解を深めてくれる。

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    2024年11月19日
  • 失われた近代建築 1 都市施設編

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    「建築は現存していないとダメである。取り壊されると記憶からも消え去ることになる。」というあとがきの一言に同意

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    2024年08月12日
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館

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    赤瀬川原平さんが亡くなってから、しばらくこの世界から離れていたなあと思う。

    世の中で一番好きな人だったからなあ。日常の空気を全く違ったワクワクするものに変えてくれる人でした。あ、この幸せの感じ、忘れないでいたい!と思ってもまた逃げていってしまうから、また新刊を読む。この繰り返しだった。だから赤瀬川さんがいなくなってしまったことの喪失感たるや並ではなかった。私だけではないと思う。多くのファンが同じようにガックリしたのでは。

    でも、赤瀬川さんのお仲間たちは活動しておられるわけで、こうやって、藤森照信さんの東博の探検も楽しめるのだ。じわじわ嬉しく、楽しい読書だった。
    東博に今すぐ行きたくなる。展

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    2023年03月11日
  • 近代建築そもそも講義(新潮新書)

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    とても読みやすい文章で、近代建築の流れが語られる。
    コレラ菌対策で下水が発展したこと、金沢尾山神社の印象的な神門の背景、コンドルが円朝の落語を口演していたことなど、知らなかったことがわんさか出てきて大変楽しめた。ハリスが江戸城にきたときには当然靴なんか脱いでたと思っていたので、このときのハリスと幕府双方の対応にはびっくり。

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    2021年08月17日
  • 藤森照信 建築が人にはたらきかけること

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    最後の章『人類は二度、建築をゼロからつくった』は非常に面白い論文だったと思います。
    建築史家である藤森照信と建築家の藤森照信の二面性から日本の住宅を一刀両断しているように感じた。
    この章だけでも読む価値がある。

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    2021年03月15日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    建築のこと何も知らない私にもとても読み易くて良かった。藤森先生と山口先生の美的感覚に共感できる部分が多くあった。

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    2020年01月23日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    路上観察な建築家、藤森照信。奇才の画伯、山口晃。
    日本各地の日本建築を探訪、対談。山口画伯のマンガが多数。
    唯我独尊で暴走&暴言を披露する建築家と、
    細部鑑賞は建物ならず人間観察(主に建築家)に焦点が当たる
    ユルい四コマ漫画を描く画伯の建物探訪記といった内容です。
    あぁ面白い&楽しい(^^♪
    しかしながら、お二人の専門性と蘊蓄がこれでもかと発揮されて
    いるところは素晴らしい。
    光の当たり方、金箔の使い方、茶室の設え等、建物鑑賞の視点を
    教えてくれたので、実際に訪れてみたくなりました。(集中講義だ!)
    三渓園、法隆寺、また行ってみよう。箱木千年家も行きたいなぁ。

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    2018年11月07日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    藤森先生の解説と画伯のまんがで、日本建築を解説してくれる本。

    現代建築から古典までいろいろで、軽快な解説。
    画伯のユーモア。 面白い。

    建築を深く知るより、興味がわくような入門書。

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    2017年07月07日
  • 人類と建築の歴史

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    建築とその歴史について調べる必要があり、ネットでは情報が細かすぎたり多すぎること、建築そのものの定義がバラバラであったことから、まず最初の下地を用意しようと考えて手にとった本。結果的には、歴史の大まかな流れが汲み取れて良かったと思う。

    著者の憶測が多くの部分に盛り込まれているので、各時代・様式ごとの一般的な意見を細かく知りたい人向けではない。著者は、「考古学・古代史の醍醐味は一人一説」と述べている。これは、世の中の多くの事象に対して当てはめられる視点の持ち方だと思う。

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    2015年08月30日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    2015/4/9
    建築へのテンションも上がっているためか、大変面白く読めた。そもそも2人が好きであるようだ。

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    2015年04月09日
  • 人類と建築の歴史

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    建築の起源(原始の人類史)から現代に至る雄大な建築史。もちろん想像や仮説も多いが、あれこれ考えるに最高の一書。文章も軽やかに知的で読みやすい。

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    2014年10月26日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    平成の絵師、山口晃と、縄文建築家(?)藤森照信がコラボを組んで面白くないはずがない!
    自分も行ったことがあるところ(松本城、三渓園、法隆寺など)もとりあげられていたけれど、そんな見方ができるのかとびっくり。

    建築を鑑賞するというのはただ目で形を見るだけではないということに気づかされた。
    特に山口さんの鑑賞スタイルはすごいと思った。
    体との調和、開口部の開閉(による明るさの変化)による印象の変化、音や湿度、温度などの周囲の環境からの影響などなど、あらゆるものを関わらせ、動員させて味わっている。
    さすが芸術家だなあ・・・。

    藤森さんの建築史的解説も、もちろん面白かった。
    冒頭の法隆寺の太柱は、

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    2014年01月28日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    ネタバレ

    う〜ん、この本面白い!この本持って「第1回法隆寺」や「第11回松本城」へもういっぺん行ってみたくなりました。まだ行ったことのないところでは「第12回三渓園」ぜひ行ってみたいなぁ〜。「第3回旧岩崎家住宅」も近いから行けそうだな。

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    2013年12月14日
  • 人類と建築の歴史

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    憶測的で同意しかねる部分は多々あるが、なお余りある名著。子供にはかえってすすめたくない。現代の成人のほうによっぽど読ませたい本。

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    2013年10月29日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    法隆寺から旧岩崎邸まで、代表的な日本建築を見て廻り、対談をするという企画。二人共ものの見方がユニークで妄想癖も有るようだ。その掛け合いは、最高に楽しく笑える。画伯の漫画も臨場感を伝えていて楽しい。番外編のタンポポハウス探訪記をもっと詳しく書いて欲しかった。

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    2013年10月19日
  • 人類と建築の歴史

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    建築の初心者や初学者に向けてかかれた入門本。
    世界の住まいと建築について、旧石器時代と新石器時代の流れるを食生活形態や宗教と結びつけて解説し、日本における住まい/建築を神道の源流から、その価値や意義について解説される。また、四大宗教の登場以降の建築に関しては論が空中分解して、著者も『今の段階では、私自身、どう結論づけたものか迷っている。』としている。その後の、『大航海時代』は世界の建築の多様性の半減、『産業革命』以降はヨーロッパ一色、『二十世紀モダニズム』としては、世界共通語としての数学に寄る造詣、と現代に至るまでの変遷として、大まかな流れが述べられている。
    これからの建築については・・・もう

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    2013年09月26日
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

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    いやぁ~、藤森先生と山口画伯の掛け合いが実に楽しい。(^^)
    機会があれば、この本をガイドブックにしてあちこち見学したいなと思った次第デス。

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    2013年09月04日
  • 天下無双の建築学入門

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    筆者もあとがきで述べているが、見事なまでの「My建築史学入門」であり、すなわち藤森照信の建築に関する考察が凝縮されている本となっている。言うことが極端だったり、一部の事例からの推測が多いように見えたりするが、きっと書いてあることの何倍もの知識を持っているからできることなんだ、と勝手に思って楽しく読ませてもらった。

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    2013年04月13日