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Posted by ブクログ
とても読みやすい語り口調の文体。
著者自身の生い立ちや幼少の経験から、今の建築手法に至った気付き、日本の建築に対する意識と無意識を述べる。
建築のモダニズムが少しわかった。
「一流の建築家の仕事は、本人の考えた内容で生き残っていくわけじゃない。本人が考えもしなかったものがなかにあって、それで生き残っていく。」
は建築以外でも確かに!!と思い当たる節があり、とても心に残る言葉だった。
突然私事だが
最近、生まれて初めて少し高い陶器を買った。
有田の「銀河釉」という、熱の化学反応で金属の結晶が釉薬にキラキラと現れ、銀河のような様相を見せるカップアンドソーサーだ。
作者は、ヨーロッパを始めとする世界中の美術関係機関で著名な賞を数多く取っている中尾哲彰さん。
あのカップアンドソーサーを見つめた時「なるほど、見る度に、見る人によって、思い思いの価値をこれに見出すのだろう」と思った。
残る建築というのも、建築家の意志と関係なく、そうゆうものが残るのだろう。
建築史入門、藤森照信さんのお考えを知る一端として、とても軽く読めて良い本でした。
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