人類と建築の歴史

人類と建築の歴史

715円 (税込)

3pt

建築とは何か、その歴史とはどのようなものだろうか? 母なる大地と父なる太陽への祈りによって誕生した〈建築〉。地母神が人をやさしく包む母のような内部を、太陽神が人の眼前にそびえる父のような外観をもたらした。以降、神々のおわす神殿、神社へと発展し、青銅器時代から二十世紀モダニズムへと駆け抜けていく。人々の共同意識が作り出し、さらに意識を組織化する力をもつ建築。様々な説により自由にかつダイナミックに展開する、全く新しい『初めての建築の本』。

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人類と建築の歴史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    建築とその歴史について調べる必要があり、ネットでは情報が細かすぎたり多すぎること、建築そのものの定義がバラバラであったことから、まず最初の下地を用意しようと考えて手にとった本。結果的には、歴史の大まかな流れが汲み取れて良かったと思う。

    著者の憶測が多くの部分に盛り込まれているので、各時代・様式ごと

    0
    2015年08月30日

    Posted by ブクログ

    建築の起源(原始の人類史)から現代に至る雄大な建築史。もちろん想像や仮説も多いが、あれこれ考えるに最高の一書。文章も軽やかに知的で読みやすい。

    0
    2014年10月26日

    Posted by ブクログ

    憶測的で同意しかねる部分は多々あるが、なお余りある名著。子供にはかえってすすめたくない。現代の成人のほうによっぽど読ませたい本。

    0
    2013年10月29日

    Posted by ブクログ

    建築の初心者や初学者に向けてかかれた入門本。
    世界の住まいと建築について、旧石器時代と新石器時代の流れるを食生活形態や宗教と結びつけて解説し、日本における住まい/建築を神道の源流から、その価値や意義について解説される。また、四大宗教の登場以降の建築に関しては論が空中分解して、著者も『今の段階では、私

    0
    2013年09月26日

    Posted by ブクログ

    歴史の藤森さん的解釈を楽しめる。ただ事実を詰め込んでいくだけの学校で学ぶ歴史はあんまり面白くなかったが、興味のある分野を視点に、特定の人の解釈(推測)で学ぶ歴史は面白い。大半が石器時代の話だけど、現代まで一応要点は押さえてあるし、気になると思うところは他の本で読めばいいとわりきれる。藤森さんの本には

    0
    2012年12月28日

    Posted by ブクログ

    なるほどこういう見方もあったのか! と唸ってしまった。人為的な石や木の柱が王者の魂を天に届ける発射台で太陽神に至る階段(太陽信仰)で、自然の樹や岩が水平な自然界に宿る地母神の一族が寄り集まってくる依り代(地母信仰)なのだ、という筆者の筆致が実に力強い。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    建築物の歴史がわかりやすく理解できる本だと思った。

    しかし、建築物をどう建てるかということではなく、この時代にはこういった感じの建物が建てられる傾向にあったという話が非常に大きいスケールで語られているので、その点は注意が必要だ。

    その傾向自体も素材などもあるが、宗教や歴史といった観点に影響を受け

    0
    2023年01月16日

    Posted by ブクログ

    面白いですね。超鳥瞰図的な、藤森建築史学を中学生くらいからでも理解できるように書かれています。所々に、信州諏訪人としての記述が出てくるところも興味深いです。

    0
    2022年01月18日

    Posted by ブクログ

    人類の初の宗教が地母信仰で、人類が農耕を始めたことによって太陽信仰が生まれた。こんな主張が本書の最初の方で飛び出してくるものだから、本書のタイトルをあらためて確認せずにはいられなかった。そうか、「建築の歴史」の前に「人類」が入っていたのか。納得。確かに、建築をキーワードに、宗教や思想、文化まで幅広く

    0
    2020年02月02日

    Posted by ブクログ

    面白い。建築に興味あるけれど、専門的なことは何にも分かりません、という人には最適ワクワクな一冊。
    さすがちくまプリマー新書。藤森照信さん。

    「人類と建築の歴史」藤森照信。ちくまプリマー新書。2005年。



    藤森照信さんというのは、「建築史家」「建築家」だそうで、僕は事前には知りませんでした。

    0
    2018年06月17日

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