矢川澄子のレビュー一覧

  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

    購入済み

    読みやすい

    短編集なので1作品1作品をテンポよく読み進められます。ミヒャエル・エンデらしいファンタジーな世界観がとても好きです。

    #深い #エモい #癒やされる

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    2025年09月12日
  • ハイジ(下)

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    ヨーゼフアニメオリジナルキャラ
    車椅子原作ペーターが嫉妬心から壊す
    アニメクララ心の弱さゆえ車椅子頼るが壊れてしまう
    クララ歩けたはアニメ版の方が好み
    祖父母とお父さんにクララ歩けたの伝え方が少し違いました原作アニメ両方好きです

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    2023年09月10日
  • ほんものの魔法使

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    世界の美しさを映すことで、嫌みなく、疲れた心に寄り添ってくれるような本。

    世界には魔法が溢れている。
    でもその存在に気付かない、使い方が分からない人間には使えない。

    人は弱いながらも成長し、善と悪、そしてそのどちらでもないあわいで揺れ動きながら変化し続ける。
    それを教えてくれるニニアンの存在も貴重。

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    2023年03月26日
  • ほんものの魔法使

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    自信がなくなってる時落ち込んだ時に是非読んでほしい。ワクワクするような素敵な世界に没入しているうちに大丈夫だよって包み込まれたような気持ちになりました。

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    2022年10月25日
  • シェイクスピア物語

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    魔法が物語りを深刻な状況にしながらも人間味ある現実的な方法で問題を解決する所に共感しました。喜劇と悲劇があり、喜劇に心暖まり·悲劇に現実は残酷な一面もある(正しくても殺されてしまう)ことを思わせる展開でとても面白かったです。

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    2022年08月21日
  • ハイジ(上)

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    好きなところは書ききれないけど、ささやかなところでいえば、ハイジが夢遊病になったためにフランクフルトから帰るとき、クララがハイジに白パンをたくさん持たせてあげたこと。そして後日、クララのおばあさんが「のみものも入用でしょうから」とコーヒーも送ったというクララからの手紙。
    なんてことない書き方なのに、この部分を読んですごくコーヒーが飲みたくなった。
    それはアルム山の人々にとってコーヒーや白パンが貴重で有り難いのがわかるからでもあるし、クララとハイジの優しさがよく伝わるからでもある。
    そのコーヒーは、作中に登場するアルムのハムやチーズと同じぐらい食欲をそそるのだ。

    アルムの風景の美しさはおそらく

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    2022年08月18日
  • ほんものの魔法使

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    魔術師の都マジェイアにある魔術師名匠組合に加入するため、試験を受けに来た他国者アダムとものいう犬のモプシー。モプシーがモップ犬で可愛らしいのに毒舌なの良かった!
    華やかな加入試験の舞台裏で、魔術師たちの権力争いが同時に進行する展開が熱かった。
    トリックや舞台装置を介さない”ほんものの魔法“とは?
    雰囲気を壊さず新訳にして中学生や高校生に読んで欲しいな。

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    2022年05月23日
  • ほんものの魔法使

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    ネタバレ

    長いこと積読してたけど読み始めたらびっくりするぐらい面白かった。魔術師名称ギルドに加入するための試験にはるばる山を越えてやってきた主人公アダムとしゃべれる犬のモプシー。しかし魔術師名称ギルドは魔術師とは名ばかりの手品師が所属するギルド。ほんものの魔法が使えるアダムはその予選で行った演技について周りからトリックを教えて欲しいと詰め寄られたり(ほんものの魔法なのでタネも何もない)、黒魔術師!危険!と狙われたり…というストーリー。アダムからしたら魔法は当たり前のもので、オタマジャクシがカエルになること、種が木に育つこと、私達が目を閉じて頭で想像すれば楽しかった場所や過去、未来へ一瞬で行けることも魔法

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    2021年08月29日
  • ほんものの魔法使

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    昔々読んで、ものすごく影響を受けた作品。再販されたとの情報に喜び勇んで再読した。

    盲点を突かれたようなすてきな設定で、ワクワクするというよりはハラハラする展開で、気がつくと主人公たちを心から応援している自分がいる。主人公が語る「ほんものの魔法」がとても魅力的で、若い頃に読んだのと同じように心を持っていかれた。

    優しい語り口で美しく理想を描き出してくれるけれど、一方で現実に対する風刺も鋭く、自分自身がどちらかと言えば敵役や俗物の部類ではないかと思うと、読んでいてつらくなる。そういう点では、ドジな魔法使いの若者の存在が、一番僕にとっては身近で、ラストにほっとさせられ、もう一度旅に出ようと思わせ

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    2021年08月01日
  • ほんものの魔法使

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    ネタバレ

     魔法使いのアダムは魔術師の街マジュイヤへ、物言う犬のモプシーと共にやってくる。

     そこにはありとあらゆる魔術師がいるのだが、アダムは本物の魔法使。

     彼がこの町で出会ったジェインとニニアン。二人にもたらした奇跡の物語。

     ああああ! 好きだー! ギャリコ!!

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    2021年06月23日
  • ほんものの魔法使

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    ネタバレ

    魔法の都とよばれる都市マジェイアにストレーン山脈を越えてグリモアからアダムという青年がやってきます。
    アダムはマジェイアの手品師や奇術師が加入する魔術師名匠組合に加入する試験を受けるつもりでした。
    百人の魔術師が受けて合格するのは3名のみ。

    そこでアダムはマジェイアの市長にして魔術師の統領のロベールの娘で11歳のジェインと知り合い仲良くなります。
    ロベールは息子のピーターを後継ぎにしようと可愛がりジェインのことは放っておいていました。
    そしてアダムは無二無双ニニアンという下手くそな魔術師を助けてやります。
    その時の魔術があまりにも鮮やかでロベールはアダムに手品の種を教えて欲しいと言い出します

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    2021年05月21日
  • ほんものの魔法使

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    ネタバレ

    (わたしは)これを、訳含めて、「児童文学」の傑作の棚に置きたい。「モモ」や「ゲド戦記」と同じ、『決して古びない真実のファンタジー』の棚に。……あと個人的にモプシーが、「猫語の教科書」を思わせる思わせる書き方をされているのがとてもうれしい。

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    2021年05月14日
  • 魔法の学校 エンデのメルヒェン集

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    ネタバレ

    この本に入った短編を一つ一つの読み終えるたびあったかい気持ちになる。
    読者を引き込む文章力もあるんだけど、大人が読んでも童心に返させてくれる話の発想や言葉選びが素敵。
    基本的に子供が主役の話が多いんだけど、彼等をあたたかく見守り、時折光の方向に導いてくれる大人たちの目線もいいなと。

    個人的に一番最後の「オフェリアと影の一座」が好き。
    仲間にした影たちと舞台を開いて旅する道中で、「死」と出会うシーンは美しくも恐ろしいんだけど、死すらも迎え入れた先の結末がすごく救いと開放感に満ちてるというか。

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    2018年02月15日
  • 兎とよばれた女

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    不滅の少女と呼ばれたのが良くわかる。
    純粋無垢な主人公の兎と形も姿も無い存在だけが其処にいる神との切ない純愛ものがたり。
    ため息でるほどに兎がまっすぐで、息をのむほどに神が絶対的で
    ほんと素敵なお話。
    きっとそれはあたしが話の背面に矢川さんと澁澤さんの姿を写してるから、際立ってしまってるんだろうけど。
    表紙の絵が西岡千晶というのが、また本の世界観の完成度あげてます。

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    2013年03月19日
  • ハイジ(上)

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    アニメも好きだけど原作も大好きだった!

    スイスに行って山を見て、「ああ、これがハイジの世界か・・・」と納得。

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    2012年10月21日
  • 兎とよばれた女

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    幻想的で殆ど体裁としては寓話なんだけど、全体に漂う生々しさはなんなんだろう。今読んでもなお実験用だと思う。
    西岡兄弟の扉絵も内容にぴったり。

    つまりはあらゆる意味で痛いってことなんだろうけど。

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    2012年10月02日
  • ハイジ(上)

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    ハイジが放蕩息子のはなしをよんできかせるところがクライマックス。おじいさんの涙にこっちもうるっとくる。

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    2012年08月10日
  • ハイジ(上)

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    読んでる間も、読み終わった後も、とても幸せな気分にさせてくれる一冊。ハイジの無垢で純粋な言動は、物語の中の人々を魅了するだけでなく、読み手も楽しまさせてくれます。ゼーゼマン氏、その母、アルムじいが素晴らしい!傷心の医師、貧しいペーターやおばあ、彼らの痛みをきちんと描いており、ちゃんと救いがある。そして病弱なクララに起こる奇跡!登場人物と美しいアルプスの山に心を洗われる、そんな素晴らしい本でした。読んで良かった。

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    2012年04月29日
  • 風の妖精たち

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    何だろう…一見、古典的なフェアリーティルや民話のような童話なのだが、
    何とも不思議な味わいと独特の雰囲気を持った物語集。
    イギリス・ヴィクトリア朝の作家で、遺したのは3作の童話だそうだが、ウィリアム・モリスやロセッティ兄妹などや、当時の芸術家たちと交流のある家に育ち、お話上手として知られたという。
    民話的な逞しさと、愛情深い優しさ、そして美しい詩的なイメージなどが混在した面白さが感じられる。

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    2011年12月12日
  • ハイジ(下)

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    アルムに滞在するうち、クララは健康になり、ついに歩けるようになる。このあたりの過程は、アニメより説得力がありそうだ。
    (とはいえアニメ版の「クララのいくじなし!」という言葉は、記憶に残る名せりふ)
    話は収束に向かっていて、クライマックスはやはり上巻にあったように思う。
    今気づいたが、「お金持ちの病弱な子どもが、友だちと環境に恵まれて歩けるようになる」「そのことはお父さんには内緒」「お父さんは、前触れもなく旅先から帰ってくる」「子どもが歩くのを見て、びっくり!」という流れ、『秘密の花園』と同じである。だからといってどちらの評価も下げるものではないが、当時の流行だったのだろうか、などと考えてしまう

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    2011年04月12日