あらすじ
有名なシェイクスピアの戯曲を,ラム姉弟が原典の大切な表現を生かしながら少年少女のために書き下ろした物語.4大悲劇「ハムレット」「リア王」「オセロ」「マクベス」を初めとして,「ロミオとジュリエット」「ヴェニスの商人」「夏の夜の夢」など,11編.
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Posted by ブクログ
魔法が物語りを深刻な状況にしながらも人間味ある現実的な方法で問題を解決する所に共感しました。喜劇と悲劇があり、喜劇に心暖まり·悲劇に現実は残酷な一面もある(正しくても殺されてしまう)ことを思わせる展開でとても面白かったです。
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小学生のワタシがシェイクスピアにはじめて出会った本。与えてくれた父母に感謝しつつ、今までシェイクスピアにどっぷり。。。全脚本を短編小説に書き起こしたもので、要は大事な展開と名ゼリフのおいしいとこどり。ぎっしり彼の世界観が詰まった上下二冊でした。忘れられない一品です。
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こいつがシェイクスピアなのか、「おお、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」で有名なロミオとジュリエット…実際にこのシーンを読んだら何故か笑えてきた。なんでだ…?
とりあえず、名作揃い、今ある名作の基盤となるものを生み出したシェイクスピア。さすがだなぁ、人間っていう動物をよく理解してる。
Posted by ブクログ
初心者向けシェイクスピアという感じ。シェイクスピアに興味を持っても、いきなり戯曲は難しい…という人に、是非お勧めしたい。ラム姉弟の原典から、有名どころ11編が選ばれているが、四大悲劇が含まれているのが嬉しい。何となく悲恋物語『ロミジュリ』なら知っている、という人は多いと思うが、この本くらいの内容は知っていて欲しい。読みやすいが、筋を押さえた内容になっている。やや現代風過ぎる翻訳もなくはないが…
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戯曲は何冊か新潮文庫のものを読んでいるが、あらすじをすぐ忘れてしまうので本書でざっくり掴む。未読だった「ヴェニスの商人」以外の喜劇も読めてお得な気分。わかりやすさのため登場人物などかなり絞られているが、それでも「十二夜」など少し混乱した。
戯曲は視覚情報がないのに、覚え切る前に次々と登場人物が増えることが読みにくくさせている一因かも。「夏の夜の夢」は駆け足で読むと何してんの?って話だった。中でもやはり「ロミオとジュリエット」の面白さは群を抜いている。次点「マクベス」「ヴェニスの商人」「リア王」。
Posted by ブクログ
「名前は知っているけど、有名だけど
ちゃんとは知らない本を読む!」
という今年の目標の一環で読んでみた。
子ども向けのシリーズなので読みやすい。
岩波少年文庫はよい。
テンペスト、お気に召すまま、
リア王、マクベス、ロミオとジュリエット、
ハムレット、オスロなどなど。
20編のうち11の物語を収録している。
喜劇も悲劇も両方ある。
物語としては複雑さはそんなにない。
また人間の愛憎をテーマにしたものが多い。
結局どの時代も恋愛や嫉妬や復讐…
根本的な人間の本性はかわらないのかも。
シェイクスピアの戯曲が
日本の江戸初期ぐらいの時期だと考えると
ロミオとジュリエットの
死んだようになる薬の設定などは
斬新だなと思った。
この物語のドラマチック性は今も色褪せない。
女性が男性のふりをする設定が
いくつも出てきて、きっとこの時代には
男性観・女性観が明確であったがゆえ
物語の展開を面白くするエッセンスとして
働いたのだろうと思った。
Posted by ブクログ
いくつかの喜劇、悲劇が簡潔にまとめられていて、小学校高学年なら理解できそう。
確かに長い戯曲をいちいち読むより手っ取り早くシェイクスピアを勉強できる。
(でも記憶力の衰えたわたしには、似たような話が多くて、もともと知っていたもの以外は読んだ端から粗筋を忘れてしまいそう。キャラクター名だけが記憶に残るようなかんじ。)
ハムレットにフォーティンブラスがいないなど、キャラクターもばっさり整理されている。
それはまあいいんですが、、、
何より気になったのは、訳者の古風な日本語。
わからんちん
お追従(=お世辞?)
御の字
訳者の生年を見てナルホドと思ったけれど、これが子供用に最適かと言えばなんとも言えない。
むしろ、私が大人になってから読んでいるから、こういう表現が気になってしまうのかもしれないけど。
Posted by ブクログ
四季のハムレットを観て、
ビブリア古書堂の最終巻を読んで、
ピンと来たので読みました。
断片的には知っていても読んだことがなかった作品達。
原作ではありませんが、大枠を知るには良かったです。「中学以上」とあるように、読みやすい。
しかし、登場人物が入り組んでることよ…