【感想・ネタバレ】風の妖精たちのレビュー

あらすじ

天性のお話じょうずといわれたモーガンが,自分の家に集まってくる子どもたちを夢中にさせたフェアリー・テイルズ.風の妖精たちに踊りの秘術を習った粉ひきの娘,声をぬすまれた少年のために旅に出る少女の話,土の精と知恵くらべをする農夫の話など7編.豊かな想像力と人生への深い愛情で,読者を空想の世界へと誘います.〈改版〉

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Posted by ブクログ

何だろう…一見、古典的なフェアリーティルや民話のような童話なのだが、
何とも不思議な味わいと独特の雰囲気を持った物語集。
イギリス・ヴィクトリア朝の作家で、遺したのは3作の童話だそうだが、ウィリアム・モリスやロセッティ兄妹などや、当時の芸術家たちと交流のある家に育ち、お話上手として知られたという。
民話的な逞しさと、愛情深い優しさ、そして美しい詩的なイメージなどが混在した面白さが感じられる。

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2011年12月12日

Posted by ブクログ

風の妖精に踊りを教えてもらった少女の話や、楽器の化身に声を奪われた男、ジプシーのまじないの掛かった杯の話、池と木の恋愛物語など民話や昔話といった感のある物語集。どの話も夫婦間や恋人の愛情が根幹にあるのが特徴でしょうか。挿絵も含めて美しい本ですね。

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2010年10月27日

Posted by ブクログ

ちょっと不思議なイギリスの物語。

妖精に小人がそこにいる。とてもイギリスっぽい。恵みの代わりに約束をする。約束を守れれば与えられたものは取り上げられない。でも人間は弱いときがあって、その一瞬で奇跡は去ってしまう。どの話も人間と人ならざる者が対等でフェアな感じがした。

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2025年05月25日

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