安房直子のレビュー一覧
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購入済み
との話も気がついたらどこか別の世界にいってしまったような錯覚に陥らせる。たいよう、木の葉、木の実の朱。そして装束のしろ。影こいあお。色、としてことば作られたモノだけが持ち得える童話としての嚇とした闇が、ここにある。目をそむけることを許さない、しかし優しさに満ちたまぼろしたちの書
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購入済み
童話なのに欲のエスカレートぶりが怖さを感じさせる展開の面白さに結びついているのが圧巻。思議な世界のはずなのに、不思議と思わせない安房さんの筆力の不思議さ
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Posted by ブクログ
ネタバレ2作目。巻末に『まほうにかけられた舌』と『海の舘のひらめ』に関するエッセイ。
ひらめ、正直者が馬鹿を見る子どもの世界、人間関係へのメッセージ。
タイトル通り、ちょっと不思議な出来事の短編集。
こういう話に猫がよく登場するのは、犬より出歩ける自由さ故だろうか。。
結末がちょっと意外だったり、納得だったりほっこりしたり。
よく”子供”を“子ども”と表記したりするけれど、魔法も”まほう”と表現されるとおどろおどろしさが無くなる気がする。。
既読は15作品中3作品のみだったので、新鮮でした。
『ふしぎなシャベル』のおばあさんのラストの行動が素敵だなぁ、と。
そういう人だから分け前が貝殻でもほっ