安房直子のレビュー一覧
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ティーカップセットを買ったから人間を招待して夕食会を開いてほしいというきつねの女の子と、頼まれて困りながらも断れないお父さんの気持ちを考えるとちょっとせつないけれど、ほっとする結末Posted by ブクログ
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タイトル通り、ちょっと物悲しい短編集。
後ろにいくつかエッセイも載っているのが嬉しい。
同人活動をされていたそうで、1970、1980年の事なのか~。。。
全然色褪せない、素敵な作品ばかりなので、もっと最近の方かと思っていた。
お亡くなりになっているのか。。50歳!!若い!!
牧村 慶子さんイラス...続きを読むPosted by ブクログ -
安房直子さんの世界をたっぷり堪能。
どれもこれもいかにも安房さんらしい感じがして、とても良かった。
ミニチュアのストーブに火を灯すと現れる、娘のまぼろしに見入られてゆく老人を描いた「火影の夢」なんか、好きだなあ…。わたしの子ども時代の愛読書「まほうをかけられた舌」収録の作品にもあったけど、日本じゃな...続きを読むPosted by ブクログ -
どのお話にも透き通った色を感じる。好きな人を失ったときに「堪える」姿が心に残る。ほんわりとこころがあたたかくなるのもあるけど、泣きたくなるのもある。Posted by ブクログ
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きつねの夕食会
最初、読んだ時は、オチは好きだけど、できはどうだろう?
というような感想でした。
けっこう、好きなオチではあるけど、電気屋さんがでてきたところあたりから、もう読めていたし…。
でも、子どもたちの前で声に出して読んでみて、ちょっと、印象がかわりました。
安房直子さんの作品って、ど...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった!正直で真面目に生きていれば、幸せになれるんだという安房さんの思いが伝わってきた。レストランの話すごく良い。好きな女の子にもじもじして話せないくせに、自信のある料理ならと、パイを渡すところがカワイイ。しかも毎回パイ。かわいすぎる。焚き付ける魚もいい。
見えないベランダも大好きな話で、猫と網...続きを読むPosted by ブクログ -
ハンカチの上の花畑
タイトルから、「知ってる話だ」と思って読んだら、全然、展開が違っていました。
よく思い出してみると、きっとわたしが思っていたのは、「北風が忘れたハンカチ」だったのだと思います。
ちょっと、こわい話ですよねぇ。
でも、あんまり、「欲をかいてはいけません…」とか、「嘘をついてはいけ...続きを読むPosted by ブクログ -
この本は小学5年生くらいのときに図書室で見つけました。
幻想的な物語が収録されたもので、その中でも私は「空色のゆりいす」「鳥」「夕日の国」「小さいやさしい右手」が好きです。Posted by ブクログ -
1巻目の感想を載せたのが、9月ですねぇ。
で、その直後から2巻目を読み始めたはずですが、今までかかったのは、途中で思いっきり修羅場をはさんでしまったせいですね。
1話ごとの感想も、読んだ直後には書けなくて、かなり後になってから、書いたものになってしまいました。
それでも、1話ごとに感想を書いていく...続きを読むPosted by ブクログ -
不思議ばなし満載の本です。
子どものころから動物とお話ができたらどんなにいいだろうって・・・よく思ってました。
登場する人間、お豆腐屋さんも、峠の茶店の人たちもみんないい人ですね。
小学生のころに戻ってもう一回読みたいなあ。Posted by ブクログ -
心やさしい腕のいい大工さんのところに一匹の白い猫がやってきて「ベランダを一つ作ってください」と頼みます。
猫がベランダを欲しがる訳とは……。
表題作を含め安房さんの作品は「大人」が出会う不思議な話が多いです。
すでに現実をいやというほど見てきた大人だからこその心の動きがたまらないのです。Posted by ブクログ -
こんなにも大事なものを、どうして私は忘れていたのだろう。
とてもとても好きだった、安房直子さん。
鳥、山、海、風、花、木、そして人々。私を取り囲む世界がどれだけたくさんのやさしさに満ち溢れているのか。そしてその裏に少しだけ残酷さを隠しているのか。
私は安房さんの童話から教えてもらったのに。
大人に...続きを読むPosted by ブクログ