安房直子のレビュー一覧

  • まよいこんだ異界の話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作は短編というより中編。

    ・ハンカチの上の花畑
    →既読。子供時代に読んだので、よく覚えているのだが、今読むと、飲酒運転。。。というつまらない発想。。

    楽しくてたまらなくなる気持ちを『おもちゃの兵隊を、机の上に並べた時の気持ちに似ています。それから、砂場で小さな線路やトンネルをつくり、そこに電車を走らせた時の気持ちにもにています。ああ、そういう小さな世界にさよならをしてから、いく年すぎたでしょうか。』
    確かに。。
    ラスト、これまた大人になって家の価格を知っているだけに、家はどうなったのか、軍資金は??とこれまた違った意味で恐くなってしまった。。ツマラナイ大人。。


    ・ライラック通りの帽子屋
    →既読。ライラックの香りが気になっていたけれど、鳩居堂で香袋を購入。自然の香りはまた違うだろうけれど。
    戻ってくるのが、なるほど。。 子供時代に読んだら奥さんもっと優しくしてあげれば、と思うけれど
    これまた大人になった今、生活があるしなぁ。。とも思ってしまった。。
    大人になって、子供向作品を作れる人達って凄い。

    ・丘の上の小さな家
    →浦島太郎もびっくりの残酷な展開だと思ってしまった。
    そのまま自分も新たな生贄(と言ったら失礼だけれど)を迎え入れて。。といった展開にはならず、自分のかなえられなかった夢を少女の為に叶えようとするかなちゃん。。おかあさんのこともあるし、どうか、寂しくない人生を歩んでほしい。。
    これは今後も忘れなそうな物語。

    ・三日月村の黒猫
    →さちおは、子供のまま戻れたのか、とか思ってしまった。おばあさんはある意味残留思念??
    猫は、旦那さんが戻ってきてくれて嬉しいだろうな。

    エッセイ
    ・「昔覚えた詩」
    リズムか~。坂上田村麻呂、とかもそうかも。
    谷内六郎氏、見たころある!!カレンダーにもよく使われていたような。
    『そのくせ、意味も分からず暗唱した…七五調のせいで、ちゃんと口ずさめます。…詩のリズムというのは、食べ物にしたら歯ざわりのようなものでしょうか。味わいとは別のものでしょうに、ふしぎな力をもっています。』

    ・「わたしのアンデルセン童話集」
    蕗谷虹児氏。こちらは初見。それこそ、安房直子氏の挿絵といったら牧村慶子氏のイメージが強すぎて。。
    原画展とかないかなぁ。。

    ・童話と家事と
    『腕のいいコックさんは、どんなに月並の材料を使っても、それを、たちまち独創的な素晴らしい一品に仕上げるのだ。童話も同じこと。台所の野菜が歌をうたい、おなべがくるくる踊る話だってできるのだ。』

    ・家の中の仕事
    『それにしても、家の中の仕事というのは、凝りだせば、きりがなく、逆に、手抜きをすれば、いくらでも簡単になる、まるで伸縮自在のお化けみたいなもので、どちらをとるのも、その人の自由ですけれど、一度、際限なく凝ってみますと、これは、たいへんおもしろいものだとわかるもののようです。』
    ご存命だったら、子育てエッセイとかも出版されたのかなぁ、とも思ったり。。

    0
    2025年12月11日
  • 見知らぬ町ふしぎな村

    Posted by ブクログ

    安房直子さんの童話集ですね。
    安房直子コレクションの二冊目です。
    15篇の童話が収録されています。
    挿絵は、北見葉胡さん。

          もくじ

       魔法をかけられた舌
       空にうかんだエレベーター
       ひぐれのお客
       ふしぎな文房具屋
       猫の結婚式
       うさぎ屋のひみつ
       青い花
       遠い野ばらの村
       秘密の発電所
       オリオン写真館
       海の館のひらめ
       ふしぎなシャベル
       海の口笛
       南の島の魔法の話
       だれにも見えないベランダ
         エッセイ

     安房直子さんのファンタジーがどの作品にも輝きを魅せています。どの作品も一生懸命に生きようとする希望にあふれる物語ばかりですね。
     妖精や動物たちの活躍が愉しく、特に猫が出てくる作品が多いのが嬉しいです♪
     エッセイは三話。
     安房直子さんの執筆のヒントが綴られていて、興味深いです。
     数多くの作品を書かれていて、代表作を纏めて読めるのが、このコレクションの歓びですね(=^ェ^=)

     

    0
    2025年06月27日
  • なくしてしまった魔法の時間

    Posted by ブクログ

    安房直子さんの童話集ですね。
    安房直子コレクションの一冊目です。
    挿絵はありません。
    表示画は、北見葉胡さん。

           目次

       さんしょっ子
       きつねの窓
       空色のゆりいす
       鳥
       夕日の国
       だれも知らない時間
       雪窓
       てまり
       赤いばらの橋
       小さいやさしい右手
       北風のわすれたハンカチ
        エッセイ

     安房直子さんの初期の童話集です。
     大学生の時から書き下ろして、自分達で作った雑誌に、掲載されたようです。
     その頃のことを、エッセイで語られています♪
     このコレクションで、安房直子さんの世界を一望出来るのが嬉しいですね。
     順番に読んでいきましょう(=^ェ^=)

    0
    2025年05月27日
  • 見知らぬ町ふしぎな村

    Posted by ブクログ

    全て童話の短編集。
    たまには、こういうのも良いかも。
    すぐ読めるし。
    自分に細かいところは気にするなと言い聞かせながら読む。
    残酷な終わり方なし。
    題名とは想像できないけど、料理の話が多い。

    0
    2025年02月16日
  • なくしてしまった魔法の時間

    Posted by ブクログ

    初期の短篇集から11編収録。
    中でも『きつねの窓』はやはり良くて『夕日の国』も印象だった。
    安房直子作品は味わい深い。
    ちょっと不思議で、寂しさもあり、温かさもあり、忘れていた気持ちを思い出してしみじみとした。

    0
    2025年01月30日
  • すずめのおくりもの

    Posted by ブクログ

    小さいものってどうしてあんなに可愛いんでしょう。

    豆腐屋の主人の大きな手で作られる、小さなお豆腐や油あげ。お人好しと書いてありましたが、おおらかで優しい雰囲気が伝わってきました。
    すずめがせっかちというか、大勢でやってきて騒がしいのも可愛らしいです。

    「こしらえる」っていう言葉だけで
    愛がこもって美味しそうな感じがします。

    0
    2023年08月26日
  • 春の窓 安房直子ファンタジー

    Posted by ブクログ

    通勤中に読んでいた。
    本の世界とはかけ離れた環境で読んでいた。
    かえってその分安房直子さんのファンタジーにすいこまれていくようで、心地よかった。
    また来年の春位、内容を忘れちゃった頃に再読しよう。

    0
    2023年04月25日
  • 春の窓 安房直子ファンタジー

    Posted by ブクログ

    春の陽だまりにいるような心がポカポカとぬくぬくするお話が多かった。
    子供向けというより大人の童話。
    孤独を感じたり、人生に疲れたりした大人の心を温めてくれる。

    0
    2023年03月26日
  • 春の窓 安房直子ファンタジー

    Posted by ブクログ

    独特な空気感 大人の童話という感じだけれど、教訓的なところはなくて、妙にリアルで切ない終わり方をする話もあり、かなり独特。好きな人はかなり好きそうだけど、相性が合わない人もいそう。

    0
    2026年01月12日
  • まよいこんだ異界の話

    Posted by ブクログ

    今回も良かったです。「ハンカチの上の花畑」が一番面白くて、童話ということも忘れるくらいドラマチックな世界観に夢中になりました。安房さんの短編も好きですが、個人的にはこれくらいの長さのほうがじっくり読めて楽しいです。

    0
    2023年01月17日
  • めぐる季節の話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     安房直子さんのファンタジーの世界、大好きです。お亡くなりになった後も沢山の作品が刊行されています。1943.1.5~1993.2.25(肺炎で没)。「安房直子コレクション№7 めぐる季節の話」、2004.4発行。12の童話と14のエッセイ(自伝風)が収められています。1968年、峰岸明氏と結婚、1974年、長男亨君誕生。好きな絵本は、マリー・ホール・エッツ「もりのなか」とガース・ウィリアムズ「しろいうさぎとくろいうさぎ」だそうです。ご本人は、ファンタジーのおそろしさ、果てしなさに魅かれてると。

    0
    2022年05月21日
  • 春の窓 安房直子ファンタジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょっぴり不思議で、夢の中にいるような世界を描いた短編集。
    季節の変わり目にふと感じる寂しさも、ふんわり漂うそよ風や柔らかな陽射し、優しい木漏れ日に慰められる。
    寒くて薄暗かった冬を越えようやく訪れた、待ち焦がれた春。
    それは自分で部屋の窓を開けなければ気付くことのできない嬉しい瞬間。
    森野屋の美味しいジャムもおばあさんの心を明るくする黄色いスカーフも、海から届くカワイイ電話もすてきな贈りものも、ゆきひら鍋で作った温かなりんごの甘煮も、全てが春の淡いまぼろし。

    特に『黄色いスカーフ』『海からの電話』『ゆきひらの話』が好き。
    寝る前に一話ずつ。夢の世界へと優しく誘ってくれる短編集だった。

    0
    2022年04月14日
  • 春の窓 安房直子ファンタジー

    Posted by ブクログ

    安房直子さんの物語はファンタジーだけど、どこかピリリとシュールだったり、人間臭かったり、それでいて心に残る。題名の「春の窓」が好き。ジャム屋のお話も、気長な奇跡がいいね。

    0
    2022年03月25日
  • 春の窓 安房直子ファンタジー

    Posted by ブクログ

    優しいお話しで溢れていた。小さい子に読み聞かせても良さそう。心に沁みてゆっくり栄養になるようなそんな一冊。

    0
    2022年03月14日
  • 夢の果て

    購入済み

    安房直子さんの世界は少し物悲しく、とても不思議な世界で夢見つつのファンタジーな世界に人間の寂しさ、悲しさなどが含まれた語りが文章からあふれてます。

    0
    2022年09月28日
  • 童話集 銀のくじゃく

    購入済み

    童話でも奥深い

    異界のものとの恋を描いた作品集。今でも色あせないどころか彩り鮮やかな物語がとても美しい言葉で紡がれた、切なくてどことなく恐ろしい物語。

    0
    2022年09月28日
  • なくしてしまった魔法の時間

    Posted by ブクログ

    なんて良質なファンタジー集なんだろう。きつねの窓は子供の教科書で初めて読んだが、他にも素敵な物語がたくさん。小さいやさしい右手が、切なく心に残った。他の作品もよみたい。

    0
    2020年01月14日
  • 恋人たちの冒険

    Posted by ブクログ

    べにばらホテルに泊まってみたい。お代は人のお金なのかな?熊の火だけが悲しい別れになっちゃったね(/_;)なんか、人が別の世界を拒んじゃう終わりは悲しいなあ。やっぱり男の方が度胸が無いのかしら(´・ω・`)

    0
    2019年07月15日
  • まよいこんだ異界の話

    Posted by ブクログ

    ほとんどの話はわりとすぐに帰れるのに、なかなか帰れなかったレースの学校。何もかも捨てるつもりで行ったわけでもないだろうになあ。神業の腕になるのと、お母さん上手くらいで留まるのと、選べたならどっち選んだの、かなちゃん?

    0
    2019年07月12日
  • なくしてしまった魔法の時間

    Posted by ブクログ

    目当ては「きつねの窓」で、やっぱり何度読んでももの悲しい話だけど好きだなあ。この本の中に親を撃たれた子狐と熊とがいて、現実だと害獣なんだろうけど、やっぱり悲しい(/_;)忘れられちゃう精霊や、手を切られた魔物や、この子たち、この後幸せになってくれなきゃ悲しすぎるぞ(´;ω;`)小鬼と魔女の娘の話もなんか好き。こえだちゃんて呼ぶ小鬼が可愛いし、褒められて嬉しい魔女の娘の気持ち、わかるわ〜。

    0
    2019年07月03日