安房直子のレビュー一覧

  • めぐる季節の話

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    ネタバレ

     安房直子さんのファンタジーの世界、大好きです。お亡くなりになった後も沢山の作品が刊行されています。1943.1.5~1993.2.25(肺炎で没)。「安房直子コレクション№7 めぐる季節の話」、2004.4発行。12の童話と14のエッセイ(自伝風)が収められています。1968年、峰岸明氏と結婚、1974年、長男亨君誕生。好きな絵本は、マリー・ホール・エッツ「もりのなか」とガース・ウィリアムズ「しろいうさぎとくろいうさぎ」だそうです。ご本人は、ファンタジーのおそろしさ、果てしなさに魅かれてると。

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    2022年05月21日
  • 春の窓 安房直子ファンタジー

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    ネタバレ

    ちょっぴり不思議で、夢の中にいるような世界を描いた短編集。
    季節の変わり目にふと感じる寂しさも、ふんわり漂うそよ風や柔らかな陽射し、優しい木漏れ日に慰められる。
    寒くて薄暗かった冬を越えようやく訪れた、待ち焦がれた春。
    それは自分で部屋の窓を開けなければ気付くことのできない嬉しい瞬間。
    森野屋の美味しいジャムもおばあさんの心を明るくする黄色いスカーフも、海から届くカワイイ電話もすてきな贈りものも、ゆきひら鍋で作った温かなりんごの甘煮も、全てが春の淡いまぼろし。

    特に『黄色いスカーフ』『海からの電話』『ゆきひらの話』が好き。
    寝る前に一話ずつ。夢の世界へと優しく誘ってくれる短編集だった。

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    2022年04月14日
  • 春の窓 安房直子ファンタジー

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    安房直子さんの物語はファンタジーだけど、どこかピリリとシュールだったり、人間臭かったり、それでいて心に残る。題名の「春の窓」が好き。ジャム屋のお話も、気長な奇跡がいいね。

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    2022年03月25日
  • 春の窓 安房直子ファンタジー

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    優しいお話しで溢れていた。小さい子に読み聞かせても良さそう。心に沁みてゆっくり栄養になるようなそんな一冊。

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    2022年03月14日
  • 夢の果て

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    安房直子さんの世界は少し物悲しく、とても不思議な世界で夢見つつのファンタジーな世界に人間の寂しさ、悲しさなどが含まれた語りが文章からあふれてます。

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    2022年09月28日
  • 童話集 銀のくじゃく

    購入済み

    童話でも奥深い

    異界のものとの恋を描いた作品集。今でも色あせないどころか彩り鮮やかな物語がとても美しい言葉で紡がれた、切なくてどことなく恐ろしい物語。

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    2022年09月28日
  • なくしてしまった魔法の時間

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    なんて良質なファンタジー集なんだろう。きつねの窓は子供の教科書で初めて読んだが、他にも素敵な物語がたくさん。小さいやさしい右手が、切なく心に残った。他の作品もよみたい。

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    2020年01月14日
  • 恋人たちの冒険

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    べにばらホテルに泊まってみたい。お代は人のお金なのかな?熊の火だけが悲しい別れになっちゃったね(/_;)なんか、人が別の世界を拒んじゃう終わりは悲しいなあ。やっぱり男の方が度胸が無いのかしら(´・ω・`)

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    2019年07月15日
  • まよいこんだ異界の話

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    ほとんどの話はわりとすぐに帰れるのに、なかなか帰れなかったレースの学校。何もかも捨てるつもりで行ったわけでもないだろうになあ。神業の腕になるのと、お母さん上手くらいで留まるのと、選べたならどっち選んだの、かなちゃん?

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    2019年07月12日
  • なくしてしまった魔法の時間

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    目当ては「きつねの窓」で、やっぱり何度読んでももの悲しい話だけど好きだなあ。この本の中に親を撃たれた子狐と熊とがいて、現実だと害獣なんだろうけど、やっぱり悲しい(/_;)忘れられちゃう精霊や、手を切られた魔物や、この子たち、この後幸せになってくれなきゃ悲しすぎるぞ(´;ω;`)小鬼と魔女の娘の話もなんか好き。こえだちゃんて呼ぶ小鬼が可愛いし、褒められて嬉しい魔女の娘の気持ち、わかるわ〜。

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    2019年07月03日
  • ものいう動物たちのすみか

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    「小さなつづら」が可愛かった。冬の間、のんびり出来るといいね。生き物の夢だよなあ。あったかいとこで美味しいもの食べて、ぬくぬく過ごすのって。人と他の生き物との間って、ほのぼのしてたりちょっと怖かったり、間合いが難しいわ〜(+_+)「すずめのおくりもの」小さいおいなりさん、もらいたいな〜^_^

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    2019年06月25日
  • ねこじゃらしの野原

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    働き者のとうふやさん一家が体験する動物たちとのふしぎな話。星がこおる夜に作るこおりどうふとか、安房直子らしいステキアイテムがいっぱいだしおいしそうだし。

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    2014年04月28日
  • なくしてしまった魔法の時間

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    安房 直子さんは、「春の窓」に収録されている「日暮れの海の物語」くらい毒っけのあるものが好きです。そういう意味ではやや物足りないけど、「鳥」「だれも知らない時間」「きつねの窓」「北風のわすれたハンカチ」、、好きです。
    装丁がクラフト・エヴィング商會というのも嬉しい。
    安房 直子さんのお話は、ファンシーな挿絵ではなくて、毒々しい挿絵で読みたいな。

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    2013年01月16日
  • なくしてしまった魔法の時間

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    安房直子さんの童話集

    いや~すごいなあ
    面白い話ばっかり

    けっこうすごく好き

    「さんしょっ子」さんしょの木の精の女の子のちょっぴり切ないさみしい片思いな話。

    「空色のゆりいす」盲目の少女のために色を集める風の子の話。いい話だな~

    「鳥」ああこれちょう好き!寺山修司っぽい
    耳のお医者さんのところに駆け込んできた少女。耳に入った秘密を取り出してほしいとのこと。少女が好きになった少年は実は鳥で、日没までに忘れないと鳥に戻って去ってしまうという・・

    「夕日の国」魔法の水をたらすと夕日の国が見えるなわとびを売る少年の話・なんとなくさみしくていい感じ

    「だれも知らない時間」あーーこれもいいな

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    2011年06月23日
  • なくしてしまった魔法の時間

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    ネタバレ

    童話だけれど小さな毒や切ないお話が胸をチクリと刺します。
    蟲師や村上春樹好きな大人にもお勧めです。

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    2011年02月16日
  • 見知らぬ町ふしぎな村

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    [ 内容 ]
    「魔法をかけられた舌」「うさぎ屋のひみつ」「遠い野ばらの村」ほか、子どものための短編を中心に15編。

    [ 目次 ]


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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年08月01日
  • 恋人たちの冒険

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    [ 内容 ]
    恋をめぐってのファンタジー5編。

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    2010年06月23日
  • だれにも見えないベランダ

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    安房直子さんの本にハマって2冊目に読んでみた本です。
    きれいで、涼しげで、ちょっと寂しい感じのする描写がとても印象的でした。
    動物や物が各話に出てきて、
    主人公になったり、主人公と遊んだりするのが特徴だと思いました。
    また、どんな動物や物をその対象とするかにもセンスがあり、
    不思議な世界を作り出しています。
    題名にもありますが、ベランダを主体にする所など、
    とても夢があり、憧れるような話だと思いました。

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    2009年10月07日
  • 南の島の魔法の話

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    小学校の教科書に載っていた話が含まれていたので
    読んでみた本です。
    童話以上の面白さがあり、安房さんの本をもっと読んでみたいと思いました。
    短編集だったので、たくさんの話が読めたのもよかったです。
    また、その中でも「きつねの窓」がすごく印象的でした。
    童話を読んで初めて感動した話です。
    読んでいるだけなのに自分が主人公になってその動作をしているみたいで、
    物語の主人公が見ているのと違う、自分から見える景色まで想像できました。
    これからこの人の書いた本をいろいろと探していこうと思います。

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    2009年10月07日
  • 見知らぬ町ふしぎな村

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     大好きな童話作家です。
    この中では「ふしぎな文房具屋」「青い花」の2編が好き。
    小学生のころはじめて読んで、いまだに忘れることができず何度も読んでます。
    巻末に安房さんのエッセイが収録されているのも、ファンとしては非常にうれしい。

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    2009年10月04日