あらすじ
異形のモノと人は本当に愛しあえるのか。「べにばらホテルのお客」など、恋人たちの情熱と悲しみを描いた中編5編とエッセイ。
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Posted by ブクログ
異形のモノと人は本当に愛しあえるのだろうか。それは安房直子のもう一つのテーマだそうだ。境界線でとまどう恋人たちの強熱と悲しみを描いた物語をあつめた中編作品集。
愛ゆえに自ら異界へ行ってしまう人の、どうしようもない強い想いと憧れ、その切なさが胸に迫ってくる。
異界で住むことを選んだあと、故郷を忘れることができずに家族を棄てて人間界へ戻ってくるものもいる。異界のモノが愛ゆえに人の姿になり、こちらで暮らすことを選択するものもいる。
さまざまだが、どの話も美しく切ない。
Posted by ブクログ
べにばらホテルに泊まってみたい。お代は人のお金なのかな?熊の火だけが悲しい別れになっちゃったね(/_;)なんか、人が別の世界を拒んじゃう終わりは悲しいなあ。やっぱり男の方が度胸が無いのかしら(´・ω・`)
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
恋をめぐってのファンタジー5編。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
「天の鹿」「鳥にさらわれた娘」「べにばらホテルのお客」など、恋をめぐってのファンタジー5編と、作品理解の助けになる単行本未収録のエッセイを巻末に収録。
Posted by ブクログ
「天の鹿」と「あるジャム屋の話」は印象深いです。
どちらも「私も行って見たい!」とか「私も食べてみたい!」と思わせるくらい、深く想像してしまうほど、ストーリーに引き込まれました。
「あるジャム屋の話」は、内容も文章もすごくきれいだなと私は読んでいて感じました。
Posted by ブクログ
昔の漫画がアニメ化したりするけれど
こういった小説原作がメディア化することはないのだろうか。
文章だけでも素敵だが、異世界の風景がどんなか、今のアニメーションで観てみたい。
【天の鹿】
末っ子が一番なのは、情報量もあるだろうけれどこの物語は感性の差が大きかったのかな、と。
両想いだから良かったけれど、一方通行だとしたら結構な恐怖。親御さんも辛い。
(それとも鹿の肝を口にしたから、内側から変化していったのか。。)
『鹿は…あたたかく笑いました。』
当事者目線なのか、末の娘目線なのか、はたまた第三者から見てもそういう笑顔だったのか。。
【熊の火】
戻って、でも元の生活のままで、そして帰るチャンスを逃して、でもたばこに火をつけてみた、
この主人公はこういった性格だけれども、違う人だったらまた違う選択をしたのだろうか。
それとも、熊になった時、浸りきれず、違和感のようなものがずっとあったのだろうか。
【あるジャム屋の話】
本作で一番のハッピーエンドものだろうか。
お互いまず内面から惹かれあったというか。。
『レッテルというのはほんとうにふしぎなものです。あれひとつで、中の食物はおいしそうにも、まずそうにも見えるのですから。』
激しく共感。また、クッキー缶など外側の魅力で買う事もある。
【鳥にさわられた娘】
書き方を変えたらホラーになりそうな。。
不幸中の幸いなのは、娘が人間界では辛くて、シギをやさしいと感じるほどに見切りをつけていたことだけれど。。
こちらも、娘が玉に執着しなかったら違う未来になったのでは、とも思う。
【べにばらホテルのお客】
うまくおさまったけれど、事によってはこじらせまくりになったわけで。。と北村治氏にモヤモヤしてしまう(笑)
逆にきつねがそんな彼に愛想を尽かしたら、二人は意気投合して親友になれそうな、とも思うけれど
まぁ、治氏ときつねはその後もうまくいったと信じたい。
『ああ、なんというおそろしい幸運にみまわれたのでしょう。…あのときの、足のすくむような、そのくせ、胸のあたりだけ、あつくてあつくてたまらないような感じを、わたしはいまもわすれません。』
生みの苦しみ。。
【エッセイ】
旅支度で『こんなにたくさん読めるわけが無いと知りながら、…詰め込むとき、これは、どういう心理だろうかと、自分でもおかしくなります。』
分かる(笑)
読みたい、もあるけれど、素敵な場所で読書をしたい、というシチュエーション的欲求もある。。。
恩田陸氏の物語に登場するホテルのように、気ままに映画鑑賞や読書をする余暇を過ごしてみたい。