あらすじ
自然と命の不思議を描いた作品集。「花豆の煮えるまで」「緑のスキップ」など、11編とエッセイ。巻末には著作目録と年譜を掲載。
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Posted by ブクログ
代表作「花豆の煮えるまで」を含む連作短編を中心に、山の季節の移り変わりと命の不思議を描いた初期から後期までの作品集。
最後の巻には書作目録、著作引用、年譜も掲載されていて参考になった。
エッセーからは安房直子さんの子ども時代の様子や、どんな本を読み影響を受けたのかを知ることができた。
安房直子さんの世界に浸っていた一週間、とても良い時間だった。忘れていた好きだった世界を想い出した。大人になって読むのも良いものです。
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これで、「安房直子コレクション」が終了です。
ちょっと、本読んで幸せな時間をもてました。
でも、わたしのお気に入りの話が入ってないんですよねぇ。
そのうち、この続きが出て、全集にならないかなぁ。
緑のステップ
これも、あとの「初雪のふる日」もなのですが、去っていく時間や季節に、一抹の悲しさと残酷さがあります。
その悲しさは、時間を止められない悲しさなのかもしれません。
もぐらのほったふかい井戸
これは、物語の法則に則ったお話ですねぇ。
落ちるぞ、落ちるぞと思っていると、やっぱり落ちていきました。
実は、子どもって、ハッと驚くお話も好きなのですが、こういった、思った通りの動きにも、ドキドキするものなのです。
そして、欲望の果てにあるのは、孤独。
このラストが、納得のいく救いなのかどうかは、人によってそれぞれだと思います。
初雪のふる日
なんというか、ハーメルンの笛吹男の様に、魅惑的で残酷です。
自然の移り変わりというのは、そういうものかもしれません。
安房直子の童話は、現代物なんだけども、あんまり時代を感じさせなくて、フッとバスなんかがでてくると、ちょっと、ビックリします。
エプロンをかけためんどり
この残酷さはなんだろうと思います。
でも、この残酷さを、見ないふりをしながら生きているのが、日常なのかも。
しかし、飛ぶ雌鶏。すごいイメージだなぁと思います。
花豆の煮えるまで-小夜の物語
安房直子にはめずらしい続き物です。
続き物ということで、エピソードが、あんまりまとまりのない日常的な風景のような作品になっています。
そして、この味は、けっこういいなぁと。
他の安房直子作品に比べると、「日常」と「ファンタジー」で、ちょっと「日常」の方に傾いている感じの作品です。
なんていうのだろう、ファンタジー的な物語なんだけれども、解釈によっては、日常のなかのエピソードともとれるような感じです。
うさぎ座の夜
あれ?なんで?これ、宝温泉の小夜ちゃんの話でしょう。なんで、「花豆の煮えるまでに」のなかに入ってないの?
という疑問からはじまって……、
これ、ファンタジーよりすぎてる。確かに、同じシリーズには入れられないよなぁ。
でも、小夜ちゃんの話は、ファンタジーによっていないからいいのに……。
になって、
手袋がどこへいったかの話になったかに気づいたあたりから、メチャクチャ楽しくなって、顔がニコニコしてしまいました。
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[ 内容 ]
「緑のスキップ」「初雪のふる日」「花豆の煮えるまで」ほか、闇から光への幻想11編と著作目録。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
シリーズとしてはこれが最後の一冊
「いつか読もう」「いつか読みたい」そのまま終わってしまいそうで 今回改めて読み返したけれど 寂しい
巻末年表があって 養子に出されていた事に驚いたけれど 小さい頃は人見知りで一人遊びをしていたそうなので 知らなかったのが 養父達に遠慮せずありのままで過ごせていたのか
峯岸明氏と結婚とあるが 婿養子?それともペンネームとして安房?
作品自体も好きだけど 作者本人も掘り下げたくなるので 特集とか組まれないかなぁ。。
◇緑のスキップ
既読だったので懐かしい そんな気もしてたけど そりゃそうなるけど と切なくもあり
来年も会えるのだろうか それとも会えたとしても違う子なのだろうか
◇もぐらのほったふかい井戸
世の男の子達は 偶然良い方に転んだから助かっているだけで 大抵子供時代命に関わるような無茶をしている説があったけれど
重みで沈むって 何か昔話でよくある設定なのは
教訓として残っているから ということなのだろうか
◇初雪のふる日
蟲師の抜け出せなくなった女の子の話を思い出した
自分は予想外に弱いので
実際そうなったらパニックになって 機転利かないタイプだな
◇エプロンをかけためんどり
三十郎さんはまだ若くて にわとりのいる日々では欲求不満だったのかなとか下世話な勘ぐりをしてしまった
◇花豆の煮えるまで 小夜の物語
山んばのお母さんが なぜ風になったのか
何故人の姿で戻ってはこられなかったのか 不思議
◇風になって
小夜も風になれるっていう。。
そうしたらお母さんの声も聞けるっていう
予想外
◇湯の花
おばあさんが小夜の味方で 信じてくれる存在なのが凄い お父さんは出てこないなぁ
◇紅葉の頃
不思議な存在が泊まりに来る地域なのか 小夜がいるからなのか。。
◇小夜と鬼の子
お父さん登場 10より上の人間とは付き合わないという鬼の子
鬼の子自体は何年生きているのだろう それとも周りの鬼にそう言われているのだろうか
紅葉では小さい女の子 今回は小さい男の子 小夜は兄弟が欲しいのかなぁと思ったり
◇大きな朴の木
前作で12歳ということだから 知恵を付けているというか いろいろ知恵を絞るというのも分かる。。
山んばは本当に風になった娘を呼び戻せるのだろうか?
小夜は今回の選択を 後悔し続けるのかな
◇うさぎ座の夜
今作で終わり
1993年で、亡くなって これは1992年掲載なので 本当は山んばやお母さんと会える続編があったのでは とも思ってしまった
◇エッセイ14つ
この母というのは養母だろうか? エッセイにはそういった事は特に書かれていなかったと思うので
「大きくなったら母親のようになりたい」という、作者の答えは は母親にとっては嬉しかっただろうなぁ
「子供の話をよく、聞いてあげる母親になりたい」
日本の長時間労働や長距離勤務 なんとかならんかなぁ。。
八木重吉の詩 読んでみたい
しろいうさぎとくろいうさぎ 今読むとどうだろう?子供時代はちょっとよく分からなかった
Posted by ブクログ
安房直子さんのファンタジーの世界、大好きです。お亡くなりになった後も沢山の作品が刊行されています。1943.1.5~1993.2.25(肺炎で没)。「安房直子コレクション№7 めぐる季節の話」、2004.4発行。12の童話と14のエッセイ(自伝風)が収められています。1968年、峰岸明氏と結婚、1974年、長男亨君誕生。好きな絵本は、マリー・ホール・エッツ「もりのなか」とガース・ウィリアムズ「しろいうさぎとくろいうさぎ」だそうです。ご本人は、ファンタジーのおそろしさ、果てしなさに魅かれてると。
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「緑のスキップ」「初雪のふる日」「花豆の煮えるまで」など、闇から光への幻想11編と、作品理解の助けになる単行本未収録のエッセイ、巻末に年譜・著作目録を収録。全7巻完結。
Posted by ブクログ
今回は安房さんらしくて良かったです。鶏が自分の卵を料理するシーンはちょっとびっくりしましたが、このシリーズを通して安房さんの世界観に触れられ、人柄も分かり、読んでよかったです。他にも沢山作品を残されてるのでこれからも読んでいきたいです。