【感想・ネタバレ】だれにも見えないベランダのレビュー

あらすじ

やさしい娘のために、気のいい大工さんがつくったのは、だれにも見えなくて、新鮮な野菜やいちごのできる、すてきなベランダだったのです……という表題作。老人が貸してくれたセミが、美しくはかない若者の心を見せてくれる「夏の夢」や「カスタネット」「日暮れの海の物語」など、ふしぎなきらびやかな世界へさそう殊玉のファンタジー童話11編を収録。

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Posted by ブクログ

心やさしい腕のいい大工さんのところに一匹の白い猫がやってきて「ベランダを一つ作ってください」と頼みます。
猫がベランダを欲しがる訳とは……。

表題作を含め安房さんの作品は「大人」が出会う不思議な話が多いです。
すでに現実をいやというほど見てきた大人だからこその心の動きがたまらないのです。

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2011年07月10日

Posted by ブクログ

安房直子さんの本にハマって2冊目に読んでみた本です。
きれいで、涼しげで、ちょっと寂しい感じのする描写がとても印象的でした。
動物や物が各話に出てきて、
主人公になったり、主人公と遊んだりするのが特徴だと思いました。
また、どんな動物や物をその対象とするかにもセンスがあり、
不思議な世界を作り出しています。
題名にもありますが、ベランダを主体にする所など、
とても夢があり、憧れるような話だと思いました。

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2009年10月07日

購入済み

との話も気がついたらどこか別の世界にいってしまったような錯覚に陥らせる。たいよう、木の葉、木の実の朱。そして装束のしろ。影こいあお。色、としてことば作られたモノだけが持ち得える童話としての嚇とした闇が、ここにある。目をそむけることを許さない、しかし優しさに満ちたまぼろしたちの書

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2023年04月28日

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