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Posted by ブクログ
ノスタルジック調のジュブナイルSF。70年代くらいに朝日ソノラマか集英社コバルト文庫にあったような連作短編集。
主人公は小さいころにかかった感染症の後遺症で足に障害をもった少年、久延丕彦。人見知りで友達は少なくいつも一人遊びをしているような彼がある日海辺で病院の看護婦(時代!)を見かけたことから不思議な物語が始まる…。
ノスタルジー+不思議噺、というと日本ではもう朱川湊人が第一人者だと思うのだが、一連の朱川作品よりはSF寄りで、ホラーっぽさは少ない。天狗も小鬼も光学迷彩を施してたりとか。そこが好みの分かれるところかな。
良くも悪くも大きなドラマはなく、感情の波がざわつくところは少ない。それでも静かなさざ波を聞いて落ち着けるような、意外と居心地の良い1冊だった。
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