木爾チレンの作品一覧
「木爾チレン」の「貴女。」「本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「木爾チレン」の「貴女。」「本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
辛い生活の中で小説を愛し小説家になる事しか考えられず夢を叶えた主人公。そんな主人公と同じ高校の同じ同人会出身の3つ年下の天才小説家。主人公は圧倒的な実力の差を見せつけられ、デビュー年齢が同じ彼女に恐ろしい程の劣等感を抱く。彼女のデビューの後、順調だった小説家としての毎日がどんどん狂い出し主人公は書くことが出来なくなってゆく。発売時の帯にはヒューマンミステリーとか狂気とかの言葉が踊っていたようだが、実際はミステリーでもなんでもない。ただ小説の手法の問題としてラストにあれはそういうことだったんだという腑に落ちる要素はあるけれどポイントはそこじゃない、この小説は青春小説で少女小説だ。
既視感があると
Posted by ブクログ
なんて切なく優しさに溢れた物語なんだろう。2人の天才作家、冴理と天音の物語がそれぞれの章で綴られていくわけだが、冴理の章を読み終え、天音の章を読むと、今まで自分が描いていた事実が一変し、なんで、どうしてと、もどかしく思わずにはいられなかった。
天才作家、冴理は人気絶頂期の中、突然筆を絶ってしまった。30年後、冴理の元にもう一度小説を書いてほしいと編集者が訪れる。編集者に語る冴理の物語は、もう1人の天才、天音の存在に苦しめられ、天音を殺したいとまで思わせるものだった。
そして、編集者の花音から語られる天音の物語は、冴理が想像もしていなかったものだった。
誰しも苦手な人はいると思うが