上原善広の作品一覧
「上原善広」の「カナダ 歴史街道をゆく」「私家版 差別語辞典」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
日本人で初めてWGPという陸上の世界大会シリーズで2位となった槍投げ選手、溝口和洋さんのノンフィクション本。一人称であるが、実際は10年以上インタビューした作者が書いている。
気に入らない記者を見つけて追い回してボコボコにしたり、朝まで女性と過ごしそのまま日本選手権に出て優勝したりと無頼派のエピソードが有名な選手だが、この本の面白さはそこではない。
800gの棒を如何に遠くに投げるか、を徹底的に論理的に考え鍛錬していることに面白さがある。例えば槍投げは筋肉量が多い欧米人に有利な競技と捉え、身長と筋肉量で及ばない日本人は死ぬ気で筋トレした上で助走や投げ方の技術を磨くべきと考え必死にトレーニン
Posted by ブクログ
「こうして一人で路地をまわる旅を続けていると、ふらりと一人の男が突然に訪ねてきて話を聞かれるだけでも、路地の人々にとっては、時に身を切られるように辛いことであろうと思ってしまうのだ。そう思うと、いたたまれない気持ちになる。路地をまわり始めて十○年以上になるが、あまりにも気持ちが重く、胃をいためて一年間どこの路地にも出られずにいたこともあった。
だったらこんな、傷口に塩をなすりつけてまわるような旅などしなければいいのにと、自分でも思わないこともないが、不器用な私はいつまでも、このような人の心のひだを覗き込むような旅しかできないでいた。いくら同じように身を切ったとしても、路地の人にとって、それは所
Posted by ブクログ
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上原 善広
(うえはら よしひろ)1973年大阪府生まれ。ノンフィクション作家。大阪体育大学卒業後、ノンフィクションの取材・執筆を始める。日本各地の被差別部落を訪ねた『日本の路地を旅する』で、2010年第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2012年、「孤独なポピュリストの原点」(特集『「最も危険な政治家」橋下徹研究』、新潮45)で第18回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞。『一投に賭ける』2016年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。著書に『路地の子』、『発掘狂騒史』など多数。
徳島のある駅に降り立ち、一番寺へ歩いていこうとしたとき、突然見知らぬ女が詰め寄ってきて