作品一覧

  • 暴落 上――金融危機は世界をどう変えたのか

    暴落

    ビジネス・実用

    -
    1~2巻4,950円 (税込)
    「1914年と2008年について、私たちが発する問いは驚くほど似ている。大いなる安定はどのようにして終わりを迎えるのか。理解もできず、制御不能に近い莫大なリスクはどうやって積み上がるのか。世界秩序の大規模な構造転換は、突然の大変動のなかでどのようにして起きるのか。「時刻表に従って次々と到着する列車」のごとく登場する巨大な技術システムは、どのように組み合わさって破滅を引き起こすのか。時代錯誤で旧態依然の枠組みは、いかに私たちが身の回りの出来事を理解する邪魔をしているのか。私たちは、夢遊病者よろしく危機に突入してしまったのか。それとも、闇の勢力が私たちを危機へと押しやったのか。その後に発生した人為的な大惨事は、誰の責任なのか…」(最終章より)上巻ではサブプライム危機の前史から、大西洋を挟んだ欧米間での金融構造の生成、リーマンをはじめとする金融危機の勃発、その救済と世界への波及、オバマ政権による刺激プログラムまでをあつかう。
  • 土地と権力 経済を支配する「世界最古の資産」

    土地と権力 経済を支配する「世界最古の資産」

    小説・文芸

    -
    1巻3,960円 (税込)
    資本主義の真の主役は、株でもITでもなく“土地”だった! 世界の実物資産の35%を占める「土地」。植民地時代のアメリカの土地収奪から始まり、日本のバブル崩壊、そして中国の不動産危機まで。「土地」が、その国の経済に及ぼす多大な影響を明らかにし、格差の拡大や金融危機を招く存在であることを警告する一冊
  • 若い読者のための心理学史

    若い読者のための心理学史

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻3,520円 (税込)
    複雑すぎて面白い。心のしくみも、それを探る営みも。 さまざまなアプローチ、 方法論あり、 学説、 流派あり。 けっしてひとすじ縄ではいかない「こころの科学」史 「心理学発展の通史はえてして退屈で読みづらいものだが、本書はその対極にある傑作だ。心理学の世界へ魅力的で楽しい入門を求めているすべての人に心から推薦する」——ロバート・スターンバーグ(米国コーネル大学心理学教授) パブロフの犬から、ミルグラムの電気ショックの実験、CIAによる精神支配の秘密プロジェクト、さらには心理学界に新風をもたらしたポジティブ心理学まで……心理学のガイド役として英国を中心に活躍するヘイズが、東洋や世界各地にも目を配りつつ繰り広げる、心理学発展の物語。ユング、フロイト、ファノン、カーネマンといった主要な思想家にくわえ、劣等感、PTSDといった心理学の主要概念への理解も深まる一冊。 心理学はその歴史をつうじて、より豊かに、より意味深く、より多様なものになった。手法の多様性こそが心理学の力である。 そして、その力は、受容性を高め、人間の多様性を取りいれることによってのみ、さらに強化される。(本書 最終章=第40章より)
  • 若い読者のための哲学史

    若い読者のための哲学史

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻3,520円 (税込)
    哲学は「現実の本質」と、「私たちがいかに生きるべきか」から始まる。これらはソクラテスの懸念だった。古代アテネの市場で厄介な質問をし、人々に人々自身が真に理解したことがほとんどないことを示すことによって、彼は会った人々を困惑させていた。 本書では、ソクラテスやプラトン、アリストテレスから、現代の哲学者ピーター・シンガーまで、平易な文章でわかりやすく、バックグラウンドについても触れながら、西洋哲学史における偉大な思想家たちの、世界と、最良の生き方についての主要なアイデアを案内する。 また、チャールズ・ダーウィンについて扱っていることも本書の特徴のひとつだ。 ダーウィンは哲学者ではなく、「進化論」の発見者として著名だが、『種の起源』の発刊によって、神や人間についての思索に大きすぎる転機を与えたことから章をさいて触れている。
  • 若い読者のための経済学史

    若い読者のための経済学史

    ビジネス・実用

    4.6
    1巻3,520円 (税込)
    イギリスには子供たちを教育するための建物や本があり、また、教師がいる。それなのに、なぜ、ブルキナファソはそうではないのか。これはとても難しい質問で、だれも原因をつきとめることはできない。 だが、経済学はそれを説明しようとする。ここにこそ、わたしたちが経済学に魅了され、そうした問題について考えようとする、より大きな理由がある。 イギリスの経済学者アルフレッド・マーシャルは、経済学者には「冷静な頭脳と温かい心」が必要だ、と言っている。 経済学者たちは、経済発展の一方で置き去りにされた人々の苦境を見過ごしてきた、と批判されることもある。 21世紀初頭、銀行の無謀な行いのせいで、深刻な経済危機が起こった。それを予測できなかったために、多くの人が経済学者を責めた。経済学者の多くは、金融や巨大銀行が支配する経済で利益を得ている人々から影響を受けている。危機を招いたのはそのせいだ、とも考えられた。 おそらく、経済学者には“冷静な頭脳と温かい心”以外に必要なものがあるのだ。それはたとえば、自己批判的な目や、自分の関心や習慣的なものの見方を越えた観点などである。経済の歴史を学ぶことは、その助けになるだろう。 過去の経済思想家たちがそれぞれの関心と環境のもとで、どのようにその考えにたどりついたかを知れば、わたしたちの考え方がどうであるかを、より明らかにできる。だからこそ、経済思想を歴史とともに考えるのは興味深いことであるし、それはわたしたちがより豊かに生きることができる世界を創造していくためにも不可欠なのである。
  • 「良い投資」とβアクティビズム MPT現代ポートフォリオ理論を超えて

    「良い投資」とβアクティビズム MPT現代ポートフォリオ理論を超えて

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻3,080円 (税込)
    すべての投資家の「合理的な判断」が、「良き社会」を求めるファンドを肥やす--。 押さえておきたい最新知識! 証券投資の未来を先取りする斬新な理論が読みやすい邦訳で登場。 知っておいて損はない!ESG投資が増えている理由、ESG重視は必須の経営課題と言われる背景にある“カラクリ”を、MPT(モダンポートフォリオ理論)の課題とともに解説する。
  • 「沈黙」は最強の戦略である

    「沈黙」は最強の戦略である

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻2,970円 (税込)
    静かで控えめなのに、自然と周囲を惹きつける人がおこなっていること しゃべりすぎで、これまでの人生で失敗を繰り返してきた著者は、騒々しい現代社会において、「沈黙」を守る術を知っている者こそが真の勝者であると気付く。職場、家庭、オンライン、そして恋愛関係といった様々な場面で、黙るという行為で得られる多くの成果とは
  • ビジネスの兵法 孫子に学ぶ経営の神髄

    ビジネスの兵法 孫子に学ぶ経営の神髄

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻2,750円 (税込)
    がむしゃらに努力するのもいいが、ライバルから奪えば20倍もうかる??Netflix、マイクロソフト、任天堂など、世界的大企業が採用した経営戦略の根底には『孫子』の兵法があった! 百戦錬磨のビジネス・ジャーナリストが読み解く、不撓不屈の経営伝説27篇
  • ビジネス・クリエーション!

    ビジネス・クリエーション!

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    【毎年900の新会社をうみだすMIT式の起業プロセスの決定版】 あなたのアイデアや技術が、お金をうむビジネスになる鉄板のプロセスがあるんです! 具体事例もたくさん盛り込んだ実践的な教科書です。
  • LEADERS リーダーズ

    LEADERS リーダーズ

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    誤解だらけの「リーダー」と「リーダーシップ」を解き明かす 「リーダー」にふさわしい資質とは何か──。部下を持つ人なら、一度は考えたことがある問いだろう。 だが、そう簡単に答えは出ない。例えば、リーダーにふさわしいと思われている資質と、実際にリーダーとして大成功した人の資質はあまり一致しない。 ウォルト・ディズニーは専制的かつ、執拗なまでの完璧主義で周囲を振り回したからこそ、類いまれな創造性を発揮できた。一般に「良い」資質、「悪い」資質と呼ばれるものは、単独ではなく混ざり合って効果を発揮するものだ。   リーダーシップは状況(場所、時代、体制、フォロワー、運など)に大きく依存し、常に左右される。たとえある時代の英雄と同じ資質を持っていても、時代が違えば成功するとは限らない。つまり、リーダーシップの理解のために、過去の成功者や偉人の資質をリストアップするのは、ほとんど意味がないということだ。 こうした誤解だらけの「リーダーシップ」と「リーダー」を丁寧に解き明かし、「リーダーシップの再定義」を試みたのが本書だ。著者のスタンリー・マクリスタルは米国陸軍大将(退役)で、かつてアフガニスタンで司令官として多国籍軍を率いた。自身がリーダーを経験して、「リーダー論として座学で学んだことと、現実に大きな乖離がある」と感じたことが本書の執筆動機になった。13人の歴史的リーダーを題材に、リーダーシップの本質に迫る。
  • 秘録 CIAの対テロ戦争

    秘録 CIAの対テロ戦争

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻2,420円 (税込)
    9.11、イラク戦争、ロンドン同時爆破事件、ビンラディン暗殺……。15年間アルカイダを徹底的に追跡してきた元CIA長官代行が諜報活動と対テロ作戦の内幕を明かす。イスラム国やシリア、イラク、アフガニスタンの今後も鋭く予測する。
  • 14歳から考えたい セクシュアリティ

    14歳から考えたい セクシュアリティ

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻2,200円 (税込)
    わたしたちが誰であるかを示すのに《性的なこと=セクシュアリティ》が重要だと考えられるようになったのは、なぜでしょうか。 きわめて個人的な《性/ジェンダー》の問題がいつも政治に結びついていることに目覚めた人たちがとった行動とは? 差別や分断、偏見や誤解にまみれた過去をふりかえり、そこから多様性にあふれた未来をえがく。 現在のわれわれの立ち位置を把握するためにも重要な《性》と《アイデンティティ》の歴史。
  • 14歳から考えたい アメリカの奴隷制度

    14歳から考えたい アメリカの奴隷制度

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    まだ終わっていない。«自由»を奪われた人々の歴史は現在の«人種差別»にもつながっている。 17世紀から19世紀半ばまで、アメリカの発展は奴隷の労働力を搾取することでもたらされた。その傷は癒えることなく、奴隷廃止から160年がたつ今も、社会の分断を引き起こす――。 ヨーロッパによる奴隷貿易の始まりから、北アメリカ大陸に奴隷制度が定着するプロセス、そしてアメリカ合衆国の成立と南北戦争を経て奴隷制度が廃止されるまでを、多くのエピソードとともに具体的に描く。
  • 迷いを断つためのストア哲学

    迷いを断つためのストア哲学

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻2,200円 (税込)
    人はいかに生きるべきか? 古代ギリシャ・ローマ時代にこの問いを考えぬいた人生哲学の元祖、ストア哲学。「コントロールできるものとできないものを区別せよ」「富や名声に価値はない」……現代人をストレスから救う、どんな自己啓発書にもまさる哲人の教え
  • 評価の経済学

    評価の経済学

    ビジネス・実用

    3.4
    1巻2,200円 (税込)
    フォルクスワーゲン、英BP、トランプ、クリントン、タイガー・ウッズ、シャラポワ……。 評価研究の第一人者が最新の事例をもとにネット時代に「評価ゲーム」の勝利者となる方法を解説! 評価をつくる最強戦略とは? ・評価を決定する3つの要素 ・行動によるメッセージ ・評価の危機管理 ・「評価ゲーム」で伝説を残す 他人からどう評価されるかはあらゆることに大きな影響を及ぼす。企業、個人、国家など誰もが「評価ゲーム」に参加しているからだ。 評価ゲームとは何か? どうすればゲームの勝利者となれるのか? レピュテーション研究の第一人者が評価のしくみと評価を築き、回復させ、後世に残すための戦略を初めて解き明かす!
  • 最高の仕事ができる幸せな職場

    最高の仕事ができる幸せな職場

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    遊び、運動、休憩を組み合わせることで創造性が高まる。 オフィスに日光が入ると、満足感と生産性が高まる。 会社・仕事に不満を持つことで、より幸せを感じられる。 社会心理学者の著者が具体例をもとに、予算が少なくても、どんな業界でも実践できる職場づくりのコツを解説。 幸福な職場は業績アップのカギとなる! 洞窟での生活が心の安定を高める? ゲームを仕事に取り入れるためにすべきことは? 社内に親友をつくるのが素晴らしい理由とは? 企業も従業員も幸せになる、最高の職場のつくり方。
  • 「企業2020」の世界(マグロウヒル・エデュケーション) 未来をつくるリーダーシップ

    「企業2020」の世界(マグロウヒル・エデュケーション)

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,200円 (税込)
    企業が今日のような存在になったのは、おもに1820年代初期から20世紀にかけてである。この間、企業の法人格と有限責任が確立され、企業は社会的責任を免れるようになった。本書では今日の企業を「企業1920」と呼ぶ。「企業1920」の成功とは、拡大、イノベーション、低コストによるものである。そのような成功は限定的なものにすぎず、GDPという概念は、社会がめざすものを達成するための評価基準ではない。しかし、現在の企業リーダーたちの考え方は1920年代のままである。 新しいリーダーは、2020年の世界経済を考えた企業を作らなければならない。2020年には、地球の資源の多くは境界に達する。本書では新しい企業を「企業2020」と呼ぶ。新しい企業のDNAは地球の環境を守り、社会の目標をともに達成するものでなければならない。新しい資本主義は、自然資本を中心とするものになるだろう。変化を起こすためには、企業の成功の定義を変えるだけでは不十分である。情報開示、透明性、新しい基準の採用に対するインセンティブも必須だろう。
  • ディズニー 「感動」のプロフェッショナルを育てる5つの教え

    ディズニー 「感動」のプロフェッショナルを育てる5つの教え

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻2,090円 (税込)
    顧客に感動経験をもたらすにはどうすればいいか。従業員のモチベーションを高め、顧客満足度を上げるための人材育成プログラムをディズニー本家で開発した著者が明かす。最高のサービス精神を育てる原則「ICARE(アイケア)」とは。
  • イギリス諜報機関の元スパイが教える 最強の知的武装術―――残酷な時代を乗り切る10のレッスン

    イギリス諜報機関の元スパイが教える 最強の知的武装術

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    ◎佐藤優氏 推薦! スパイのテクニックを ビジネスに応用せよ ◎イギリス諜報機関の元トップがスパイの心得を伝授 スパイ(情報分析官)が、どのように論理的な決断をくだすか。 その考え方を学び、より良い意思決定ができるようになることは、個人の人生に大いに役立つ。 スパイというと映画『007』の印象が強く、華やかでカッコいいイメージがつきまとうが、実際のスパイの仕事は一般のビジネスと同様に、とても地道なもの。 コツコツとデータを集め、確実性や不確実性を推し量り、ネットワークを構築し、それを手繰り寄せる。 膨大な手間と労力を要する仕事であり、それはビジネスにも役立つノウハウが詰まっている。 世界の重要事項の陰には、いつもスパイがいる。 そして、その重要決定事項は、スパイが整理し検証したデータに基づいている。 そんなスパイが担う重要な仕事を垣間見ることができるのが本書であり、集まってくる生データをどう活用するのか、そしてこうした一連の手法をどう応用し、交渉などによって目的を達成するのかをノウハウとして学べる。 著者は、イギリスのGCHQ(イギリス政府通信本部=国内外の情報収集・暗号解読を担う諜報機関)に勤務した後、防衛省を経て、GCHQ長官を務めるなど、"スパイの親玉"だったともいえる人物。 マネジメントを含めた大所高所の視点を持ち合わせている点も魅力だ。 ◎どんな苦境も乗り越える10のレッスン 【レッスン1】状況認識 【レッスン2】事実説明 【レッスン3】状況予測 【レッスン4】戦略的警告 【レッスン5】認知バイアス 【レッスン6】強迫観念 【レッスン7】偽情報 【レッスン8】相手の立場で考える 【レッスン9】真の信頼関係を構築する 【レッスン10】デジタルメディアという"脅威"
  • 気まぐれ消費者 最高の体験と利便性を探求するデジタル時代の成長戦略

    気まぐれ消費者

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,980円 (税込)
    神出鬼没で実体の見えない消費者を獲得せよ! ブランドへの忠誠心が低い、デジタルを駆使して情報を収集する、移り気だが気に入った製品・サービスは積極的に広める――神出鬼没で気まぐれ、つかみどころがない「液状消費者」。 そんな新時代の消費者が市場を圧倒し、今後の消費動向のカギを握る。「液状消費者」の行動特性・心理特性を深く捉え、企業経営やブランディングに及ぼす影響・対応を提言。 なかでも特徴的な日本の「液状消費者」と対峙するための考察を追加章として収録。 激変する「消費者主役」のデジタル時代を生き抜く指南書 ――水野明人氏(ミズノ代表取締役社長) 「液状化する消費者」を捉えた企業が市場を制する。そのヒントが詰まった必読書 ――泉谷直木氏(アサヒグループホールディングス代表取締役会長兼CEO) 日本での消費者動向や企業事例を考察した特別章を収録
  • WORK SIMPLE がんばらずに成果が上がる働き方

    WORK SIMPLE

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    <4タイプ別のメール管理法> ●「質よりスピード重視」の人は?→プライオリティ型 ●机に私物がほとんどない人は?→プラン型 ●同僚と話すのが大好きな人は?→アレンジ型 ●繰り返し作業が苦手な人は?→ビジョン型 好きなこと、話し方、机の状態などから 4つのタイプで診断。あなたはどのタイプ?! 人によって、仕事で成果が出る方法は全く違う! 書類の整理の仕方から同僚とのコミュニケーションの取り方まで あらゆる角度から、あなたに一番合う生産性の上げ方を詳細に紹介します!
  • ストイック・チャレンジ 逆境を「最高の喜び」に変える心の技法

    ストイック・チャレンジ 逆境を「最高の喜び」に変える心の技法

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    シリコンバレーが熱狂する、2000年前の思考法 「禅」「マインドフルネス」に連なるかたちで注目されている、古代ストア派の哲学。その思考法と20世紀後半の心理学の成果を組み合わせ、感情をコントロールすることによって、よりよい人生を送る方法を具体的に記した一冊。創造性を発揮するための、究極のメンタルフィットネスプログラムがここにある! 序章――ある日空港で 逆境をゲームに変える/不変の楽観主義者/現代によみがえるストア哲学/ほか 第1部 基礎編 試練に対処する  1章 ものごとはうまくいかない  原因のリスト――トップは自分/意外に大きい感情的コスト/起きた問題にどう対応するか/逆境と創造力/ほか  2章 怒りは事態を悪化させる  共感はマイナスの感情を増幅する/怒りの役割とは/ほか  3章 回復力(レジリエンス)が決め手  サメに襲われた少女/立ち向かう方法はコントロールできる/「不運」を「不屈」に変える/生来のストア主義者/今あるもので、今いる場所で/悲劇を勝利に変える/ほか  4章 回復力(レジリエンス)は習得できる  悲しみからの回復の理論/「徳」は奪われない/ほか 第2部 理論編 感情はコントロールできるか  5章 プラスの感情とマイナスの感情  潜在意識のはたらきを知る/「ストイック・テスト戦略」とは/ほか  6章 「アンカリング効果」で「感謝」が芽生える  ネガティブ・ビジュアリゼーション/「あたりまえの今」は恩寵だ/ほか  7章 「フレーミング効果」で「楽観的」になる  顕在意識と共闘する/実践―─フレーミング効果/ほか 第3部 実践編 「ストイック・テスト」に取り組む  8章 「逆境」を冷静に受け止める  怒りと情熱を区別する/悲しみを乗り越える/ほか  9章 「逆境」=「テスト」である  採点の基準とは/「試練」の意味とはなにか/評価するのは自分/ほか  10章 「5秒ルール」で対処する  脳のOSを改造する/ほか 第4部 応用編 ストア哲学者として生きる  11章 「ストイック・テスト」のための日常トレーニング  逆境を歓迎する/「怠け者のビル」との対話/自信はあとからついてくる/ほか  12章 「失敗」を進んで受け入れる  自分に対して失敗を隠さない/ほか  13章 胆力を鍛える――心地よい領域(コンフォートゾーン)を拡張する  心地よい領域(コンフォートゾーン)とは/あえて状況の悪化を願う/身体を鍛える/喜びを味わう能力を鍛える/ほか  14章 「順境」も冷静に受け止める  絶好調でも浮かれない/幸運も不運も同じ/ほか  15章 死――卒業試験  「この瞬間」を生きる/死後ではなく、今を変える/「人生」という本をどう書くか/死は最大の冒険だ/セネカの崇高な死/ほか
  • 成功する人は偶然を味方にする--運と成功の経済学

    成功する人は偶然を味方にする--運と成功の経済学

    ビジネス・実用

    3.2
    1巻1,760円 (税込)
    「努力と才能は報われる」という考えは、幻想である。 「FT & マッキンゼー ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤー」候補の話題作! 世の中には、がんばっても成功しない人もいれば、がんばらなくても成功する人もいます。 経営者や成功者に関するストーリーの多くは、成功の背景にはこんな努力があった、こんな才能があった、と個人の能力を強調しますが、実はそれはまちがっていると著者は言います。 才能と努力なしに成功するのは難しいですが、才能があり努力をしても、経済的に成功する人は一握りで、その明暗を分けているのはささいな「運」や「偶然」でしかないのです。 本書は、経営者からアスリート、さらには著者自身の驚くべき実体験まで、さまざまな事例や実験結果を引きながら、就活から映画・音楽のヒットにいたるまで、「偶然」や「運」がいかに大きな役割を担っているかを考察します。 著者はニューヨークタイムズの名コラムニストで、名門コーネル大学の人気教授。軽快で読みやすい書き口とともに、しっかりとした経済学の裏付けから、どうすれば偶然や運を味方につけ、より「幸運」な社会をつくることができるのか、政策にまで踏み込みつつそのヒントを提示します。
  • 【新訳】積極的考え方の力

    【新訳】積極的考え方の力

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    エジソン、アイゼンハワー、レーガン…各界著名人に多大な影響を与えた世界2000万部のベストセラー完全版、ついに復刊! デール・カーネギー、ナポレオン・ヒルと並ぶ自己啓発の御三家、ノーマン・V・ピールの古典。「ポジティブ・シンキング」はここから始まった。
  • やせる経済学―――経済合理的に「スマート」になる6つの原則

    やせる経済学

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,584円 (税込)
    「経済学×ダイエット」実践書! 希少性、需要と供給、収穫逓減の法則、均衡の概念、囚人のジレンマなどの経済学的なトピックに加えて、経済史、行動経済学、エコノミストによるデータ分析の知識などを織り交ぜて考案された減量法を紹介。気鋭のエコノミストたちが教える経済学を学びながらみるみるやせていく方法。
  • 営業の赤本 売り続けるための12.5原則

    営業の赤本

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,540円 (税込)
    全米ベストセラー。著名な営業コンサルトである著者により、営業で成功をつかむ12.5の秘策が明らかにされる。単なるノウハウ論にとどまらず、人間的成長を前提としたコミュニケーション指南書、自己啓発書となっている。主たるターゲットは、20代から40代のセールスマン・ウーマンだが、対人コミュニケーションのスキルを高めたいすべての人に効果的な内容。
  • 僕は人生の宿題を果たす旅に出た

    僕は人生の宿題を果たす旅に出た

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,496円 (税込)
    誰もが抱えている心残りや後悔。失ってしまった昔の人間関係を取り戻す勇気をくれる奇跡の実話。出しそびれた手紙、失ってしまった大事な人との絆、果たせなかった約束――。日々の生活に追われる中で取りこぼしてきてしまったことはもう修復不可能なのか。 雑誌の編集長として仕事一筋の生活を続けていた著者(リー・クラビッツ)は、ある日突然リストラにあう。自身の来し方を振り返るなかで気付いたのは、忙しさにかまけて自分がこれまでいかに大切な人との関係にいい加減だったかだ。職探しをする代わりに1年かけてその不義理を償い、関係を修復しよう。そう決めた著者は30年来の借金を返済し、言えなかったお悔やみの言葉を伝え、消息不明の叔母を見つけ、守れなかった約束を果たす。10の「やり残した人生の宿題」を果たすなかで彼が気付いたものはとは……。本書は、誰もが抱えている心残りや後悔、失ってしまった昔の人間関係を取り戻す力を与えてくれる実話です。最初は1通のメール、1本の電話をかけるのも躊躇することでしょう。本書の著者もそうでした。 でも、気まずさを捨て、勇気を出せば奇跡は起こります。長年の肩の荷を今こそ下ろして、人生で一番大切なものを取り戻しましょう!
  • 戦争と人類

    戦争と人類

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,144円 (税込)
    約1万年前のアフリカで起きた「人類最初の戦争」から核兵器の発明と使用、ドローンなどの最新技術が投入されたロシア・ウクライナ戦争まで。文明の進歩に伴い急速な変化を続けてきた戦争の歴史を一冊に凝縮し、その発生と激化の普遍的なメカニズムを解明する
  • 夢をかなえる時間術。

    夢をかなえる時間術。

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻1,031円 (税込)
    本書では、「外資系OL」と「翻訳家」という二足のわらじを履いていた著者が、これまでにない新しい時間との付き合い方を紹介します。ゆるくて早い「ゆる早」時間術を習得すれば、仕事をガンガンやらなくても、自分の夢をかなえるための時間をつくり出したり、ハッピーな時間をつくり出すことができるようになります。 「自己管理」は苦手だけど、「時間管理」はしたい!という人にオススメの一冊です!
  • ストア哲学 強く、しなやかに生きる知恵

    ストア哲学 強く、しなやかに生きる知恵

    ビジネス・実用

    -
    1巻847円 (税込)
    ◎限りある人生を輝かせる、ストア派三哲人の教え名著『生の短さについて』を残すも、皇帝ネロから自害を命じられたセネカ。皇帝ハドリアヌスをはじめ、高名な知識人がその学校を訪れたエピクテトス。ハドリアヌスと同じく五賢帝の一人で、『自省録』で有名なマルクス・アウレリウス。ストア派を代表する三哲人による、「良き人生」を送るための考え方は人間関係のつまずき、思いもよらない逆境、愛する人の死──などに苦しみ悩む現代の私たちを、「正しい道」へと導いてくれる。・他人の感情をコントロールすることはできない・災難か好機かを決めるのは自分・歴史書や文学書を読み、自分のために時間を割くロンドン大学の人気講師による、ストア哲学の格好の入門書!「生き方のヒントを超えたこの世界中の真実を、ストア派の哲学は教えているのではないか」(解説・橋爪大三郎)

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ユーザーレビュー

  • ビジネス・クリエーション!

    Posted by ブクログ

    特にスタートアップを念頭に、顧客の理解〜収益の算定〜製品設計〜事業の拡大までを、24のステップに細分化して説明した書籍。

    足がかり市場でやるべきことを、ステップ毎に説明してくれているので流れのイメージがつきやすい。
    説明されているのは、実用最小限のビジネス製品(MVBP)の検証までの流れなので、新規ビジネスの最初のステップについて重点的に説明してくれている。

    自分が所属しているのはJTCなので、スタートアップのやり方や流れとは異なる(その通りに実践しにくい)部分も現実的にはありそうだが、所属母体と関係なく全てに共通する考え方なので、できるだけその通りに実践していきたい。

    巻末で書かれている通り、行動あるのみ、だと思う。

    0
    2026年09月04日
  • 若い読者のための哲学史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    哲学者がやっていることは難しい質問をし、理由や根拠について考え、実在の本質について、また、いかに生きるべきかについて自分自身に問いかけ、そうした重要な問いに答えを出そうとすること
    プラトンのイデア(概念)論
    例 完璧な円を考える時、人々は目で見た綺麗な円を考えるが、その現象は実体ではなく不完全であり、哲学者ならば円のイデアを理解しなければならない

    ソクラテスは偉大な語り手、プラトンは並外れた書き手、アリストテレスは好奇心の塊
    アリストテレスはプラトンのイデア論を拒んだ
    猫を理解するにはイデアについて抽象的に考えるのではなく、本物の猫を見る必要があると
    人間には最もふさわしい生き方があり、それは理性の力を使って生きることだと結論づけた
    アリストテレスは賢すぎるあまり、多くの人がそれを真実としてしまい疑うこともなかった、それは権威による真実であり哲学の精神にも反する

    懐疑論者ピュロン
    人は何も知らず、知らないことさえわかっていないから真実と思い込んでいることに頼るべきではない
    現象が人々を欺くと考えるピュロンはどんな危険に直面しても落ち着いて無関心でいられた
    真実がわからないのなら、心配する必要はない
    世界がどのようなまであるのか、実存の本質を知ることはできない。そして、どんな見解にも固執すべきでない。幸福になるには欲望を忘れ、結果を気にかけるのをやめるべき。重要なものなど何もない。
    本能さえも無視すべきだと言うピュロンは人が生きていく上で難しいが定説(ドグマ)を疑うと言う点では偉大な哲学者の共通点である

    エピクロスは苦しみを取り除き、幸福感を高めれば人生はもっと良くなると考えた。よってライフスタイルを簡素にし、周囲の人々に親切にして、友人に囲まれて暮らすのが最良の生き方だ。
    死とは単に物質からなる肉体の個体が存在しなくなるということで生まれる前と一緒である、罰を受けることがないと信じれば死を恐れる必要はないと納得できる。

    ストア派の理論
    何が起こるかはコントロールできないが、それにどう対応するかはコントロールできる、責任が生じる。感情の抑制。
    セネカは人生が短いと腹を立てるのではなく、短い人生を最大限に活用すべきだと考える。コントロールを失い、意味と価値のある経験をする時間を見つけることなく、日々の出来事をやり過ごしていくのは、真に生きることとは違う
    ストア哲学は心理療法として不満を軽減してくれる一方、薄情で冷淡で大事なものを失われたように思えてしまう。

    アウグスティヌスは日々哲学を考えるうちに、なぜ神は悪の存在を許しているのかと考えた
    神は悪を防ぐ力があるが、神は人間に理性、自由意志、選択の余地を与えたため私達は自由であり、倫理を欠いた悪は私たちの選択の結果である。

    哲学の慰め
    ボエティウスは死を待つ身でも哲学をここに記した。真の幸福は富や権力といった運によって巡るようなものを拠り所としてはいけない。もっと堅固で、奪われることのないものから生まれなければならない。ボエティウスは神が全知全能で私たちが何をするのかを自由に選べているようでそれは神が予定していて知っていることだと考える。これは複雑な問題でパラドックスと呼ぶ。独房にいる女性[哲学]は言う、人間の自由意志は存在していて神は何が行われるかを知っているが、神は過去、未来、現在を時間超越して一つのものとして捉えているから私たちがどう行動するか、何を選択するかによって、私たちを見極めていることを忘れてはいけない。

    アンセルムスは神の概念抱く時点で存在を証明しているという存在論的証明を主張した。想像の神のが実在する神よりも偉いわけがなく、だから神が存在するに違いない。しかし、これに説得力はない。
    アクィナスは神学大全の中で第一原因論を唱えた。全ての原因を作り出し出す原因があり、それを遡っていくと全て神に辿り着くという考え。

    マキャベリの君主論
    権力の座にとどまるためにはどんなことも許され、いかに善をなさないかを学ぶべきである。
    ボルジアは敵の殺害や指揮官の殺害をもって望んだ結果を引き出し、それ以上の流血を阻止した。残酷とはいえ、すばやい行動によって権力の座にとどまった。マキャベリにとっては手段よりもこうした結果が大事だった。

    ホッブズは穏やかな性格の持ち主だったが、マキャベリ同様に人間は自己中心的であると低く評価した。無法の自然状態であれば誰もが盗み、殺すと。
    リヴァイアサン
    聖書に出てくる巨大な怪物に対して、主権者を頭部とした小さな人々が集まった巨人が戦うという内容。
    主権者がいなくなれば崩壊し、人々はばらばらで生き残るために傷つけ合うようになってしまう。だから自然状態の安全を守るために個人には、他者と一緒に働き、平和を求める理由ができる。
    しかし、ホッブズの理想は独裁主義国家であり、個人に多くの権限を与えるのもまた危険である。

    デカルトの方法的懐疑
    もし真実でない可能性がわずかでもあるなら、受け入れないということ。デカルトはピュロンのような確かなものはないとないという懐疑主義ではなく、懐疑論でさえ揺るがすことのできない信念があることを示したかった。
    感覚を通して得られる証拠は感覚に欺かれた経験があり、確信が持てない。
    今目覚めた状態でこれを読んでいるということも方法的懐疑に当てはめると、完全に確かなものではないので受け入れられない。
    どんなに馬鹿馬鹿しくても悪魔が欺いている可能性を証明するのは不可能なものばかり。そして辿り着く、私が思考しているのだから、存在しているはずだと。
    神が私たちの心に神という概念を植えつけたのだと神を確信した。

    パスカルはキリスト教擁護者であり、自分を神学者と捉えていた。自由意志もなく、運命によって天国に行けると信じた。
    パスカルの賭け
    神の存在に賭けるべきである。もし神がいれば死後、永遠の至福を得られる可能性があり、もしいなかったとしても、いないと思っていていた場合に地獄に落ちて永遠に拷問を受けるよりは損失が少ないという考え。

    スピノザは神が無限であるならば神でないものは存在しえず、神がいるならば石も人間もアリも神の一部である。
    伝統的に信者は神を擬人化し、人間的特質を当てはめている。しかし、スピノザは神は人間に無関心で神からの愛を期待してはならないと考えた。神が人間を愛さないのは無視論しかありえないが、スピノザは理性によって神を愛した。
    私達は何をするのか自由に選択し、コントロールしていると思っているが、それは選択や行動がどのように起こるかを理解していないからだ。つまり、自由意志など幻想であり、自由などない。
    スピノザは決定論者であったものの、人間の自由は限られた範囲では可能かつ望ましいと信じた。最悪なのは感情に支配されること。感情が外的出来事ではなく、自分自身の選択によって生まれるのがもっとも良いとした。これは完全に自由でないものの受動的であるより能動的である方がいい。
    神は自然である。

    ロックは何を持って赤ん坊の頃と同じ人物と言えるのか悩ませた。動物として人間であり続けるのは事実。
    しかし、人格は以前とは同じではない。
    人格同一性についてのロックの姿勢は同じ記憶があれば同じ人格であるということ。
    老兵士は勇敢だった若い士官だった頃を覚えていて、若い士官だった頃は果樹園からりんごを盗み殴られた少年の頃を覚えていて、老兵士は少年の頃を覚えていない。
    これをロックの理論で言うと老兵士=若い士官、若い士官=少年、しかし老兵士≠少年というように破綻してしまう。
    人格の同一性はロックが考えたような完全な記憶ではなく、部分的に重なる記憶を拠り所としているだろう
    ロックは人間知性論で世界は私たちの観念の表れであるが、世界が自分に見える通りであるのは一部分に過ぎないと唱えた

    バークリーによれば誰にも見られなくなったものは存在しなくなる。外の世界に関するあらゆる概念は不合理である。
    ジョンソンはそれに対してこう言う。石を蹴ると、石は動くし、石は存在している。つま先に痛みも感じた
    それに対してバークリーは足の硬さを足に感じたからといって物体が存在する証拠にはならない。ただ硬い石という観念が存在する証拠でしかない。つまり、そこに実体はなく、私たちの観念の背後に実体は何もない。
    ロックは第一性質(形や大きさなど)と第二性質(色や知覚器官によるもの)と分けて第一性質は実態の世界にあると考えた。
    バークリーは世界とその中にある全てはわたしたちの心の中だけに存在すると考えた。存在するとは知覚されること。だが物体が存在したり無くなったりするのが変だとはわかっていた。そこで神が常に世界にある物体を知覚しているのでそれらが存在し続けると考えた。

    ポープやライプニッツは神は最善の世界を作った。最小限の悪を用いて、善が最大になるようにしたのだと楽観主義を唱えた。
    ヴォルテールは小説カンディードによって楽観主義を嘲笑った。ライプニッツの主張が真実というには世の中の苦しみはいくらなんでも多すぎると。
    物語の結論として抽象的で哲学的な問題についてただ話し合うのではなく、人類にとって有意義なことをするというメッセージが「ぼくらの畑を耕さなくちゃなりません」と表現された。ヴォルテールが情熱を燃やしたのは不正の根絶であり、冤罪の人を助けることがぼくらの畑を耕すことであった。
    ヴォルテールは無神論者というわけでもなく、既成の宗教を嫌っていたものの、神の存在と計画の目に見える証拠が自然界にあることを信じる理神論者だった。

    ヒュームはデザイン論(複雑な自然や動物の器官などをデザインする力を有するのは神しかいない)を批判した。全知全能で善なるものが存在するという結論にいたる十分な証拠を示していないと。

    ルソーは人間は本来、善なる存在であり、自分のしたいように森で暮らせれば大した問題は起きないと考えた。都市に身をおいた途端、嫉妬と強欲が生まれ、文明が人間を堕落させたと感じた。
    社会契約論で設定した課題は国の法律に従いながらも、誰もが社会の外にいた時と同じように自由でいられるような共生の道を見つけることだった。一般意志という概念。
    一般意志とはコミュニティ全体にとって最善のもの。税金を例に挙げると低ければ低いほどありがたか感じるのは全体意思であり、私利を忘れ、社会全体の利益に注目して、良いサービスを提供するのに十分な高さであるべきだということになる。
    一般意志に同調できないならそれは真の自由ではない。…拘束しているようにも見えてしまう…

    カントは現実とはどんなものなのか、物事のありようの全貌を見ることは決してできないと考えた。物自体の世界は直接認識できず、現象の世界が見えてるだけ。カント以前の現実の本質を研究した哲学者たちは、現実とは経験がもたらすわたしたちの存在を超えたものだと考えていた。しかし、カントは理性の力によってあらゆる経験を着色する心の特徴を知ることができると考えた。

    カントは道徳的行為と感情は無関係であると考えた。困っている人を助ける時も気の毒だから助けるのは道徳的行為ではない。殺人鬼に追われた親友を家に隠しておってきた殺人鬼に公園に逃げたと嘘をつくのも道徳的ではない。真実を述べて道徳的義務を果たすべきだと考えた。
    カントはアリストテレスのように理性の力で生きるのは問題を曖昧にするものであると考え、感情ではなく、冷静な論理に基づき正しいか正しくないかを考える。

    ベンサムは功利主義であり、快楽だけが本質的に良いものであると考えた。快楽から苦痛を引いて残った幸福値を功利と呼ぶ。功利を比較して最大の幸福をもたらす行為を選ぶようにすれば良い。カントのように嘘をつくなと義務付けるのではなく、嘘をついてでもより大きな幸福を得られるならそれは道徳的に正しい行為である。
    幸福な擬似体験のできるバーチャルの世界に繋がれ続けるのが正しい行為?という批判

    ヘーゲルはカントの考え方を否定し、心が形作る現実がまさに現実であり、その向こうには何もないと考えた。
    ヘーゲルは真理とは常に自己理解という目標に向かって進み続ける、歴史は決して偶然のものではないと考えた。例えば主人と奴隷の関係だと主人は自意識を持つ個人として承認されたいと思い、そのために奴隷を必要としている。だが、奴隷も同じように承認されるに値することに気づかない。こうした不平等な関係は片方が死ぬといった争いにつながり、それは自己破壊である。結局主人と奴隷は互いを必要とし、互いの自由を尊重しなければならないとわかるようになる。
    ヘーゲルはプラトンのように哲学者が特別であり、国家を統治すべきであると考えた。

    ショーペンハウアーはわたしたちは表象としての世界にしか存在することができないと考えた。人を傷つければそれはすべての人々を結びつける生命の力の一部を壊すことになる。つまり、他社は自分の外部にあるのではなく、他社は意志としての世界の一部であると。願望の循環に折り合いをつけるには禁欲主義者になること。東洋の多くの宗教的考え。
    実際にショーペンハウアーがそうすることはなかった。

    ミルはベンサムの功利主義に賛成したが、幸福を快楽とするのは単純すぎると考え、低次と高次の快楽を区別した。しかし、この区別に基準がない。
    最大限の幸福を実現するには他人を干渉せずにおくことだと考えた。天才は風変わりと思われることが多いが、その成長を阻害すれば社会に大きな損失となる。
    もちろんそれは人を傷つける可能性がない場合にのみであり、不快と傷つけることは違うとはっきり区別した。
    しかし多くの人がミルに反対で個人主義的すぎる、偏っていると。人はどう生きるかの選択肢が多すぎると自滅的な決断をする人が多いと。

    ダーウィンは人間が神の創造ではなく、猿の子孫であることを提唱した。人間は特別でなく、自然の一部であると。今では当然だが、当時は驚くべきことだった。
    これにより、神は存在しないと考えるのがこれまでにないほど容易になった。
    しかし、ダーウィンは神が存在するかどうかについて柔軟に考えた。人間の知恵で解くには深すぎる、結論を出す時ではないと。

    キルケゴールはキリスト教信者だったが、信仰のために倫理を捨てるべきではない場合もあると信じていた。

    マルクスは資本家階級と労働者階級の大きな格差に憤りを感じ、共産主義を到来することを望んだ。宗教を抑圧されているという真実に気づかせないための麻薬と考えた。
    マルクスはこれまでの哲学者が世界について説明しただけだと考え、自分は暴力革命により世界を変えたいと考えた。
    しかし、人間は競争を望み、欲深くなるから、共産主義国家で十分に助け合う可能性はなかった。

    ジェームズは実質的に違いがなければ、真理などないと考えた。真理とは役立つもの、生活に有益な影響力をもたらすものだった。
    従来は真理とは事実と一致すると考えられていた。
    神が存在するというのは真理だろうか。
    パスカルと似ているがジェームズは神が存在することで人間に良いことが多いから存在することが真理になる。
    しかし、この論理だと真理とは主観的なものであり、実際に世界がどうであるかではなく、わたしたちがどう感じるかの問題になってしまう。

    ニーチェは神は死んだとして神の死後の世界を考えた。いかに生きるべきか、基準を失い、何をしても良くなる。一方利点は、独自の生き方を追求し、人生を芸術作品に仕立て上げることができる。
    弱者を憐れむキリスト教の道徳より、強く好戦的な英雄を称えることを好んだ。
    ナチスの手助けに。

    フロイトは無意識の発見をした。神を信じる人は日々神の存在を感じ、神が存在するから神を信じると思っているかもしれないが、それはあなたが幼い子どの頃に感じたような保護を必要としているために神を信じている。大事にしてもらいたいという無意識の欲望がもとにある。
    これに対してポパーは反証可能性がないと批判した。
    どんな観察をしてもすべてが理論を裏付ける証拠とされ、その理論が間違っているという証拠が存在する可能性がないなら、その理論は科学的ではないと。

    ラッセルは神は存在せず、宗教は人に不幸をもたらすと考えた。
    ラッセルは集合論と呼ばれる数学と倫理学の一分野に魅了された。集合論でパラドックスを発見した。
    例 この文は間違っている 
    上の文が間違っているなら上の文が言っていることは正しい。つまり、真であり偽であるのだ。
    第一原論の神の存在の原因のように。

    エイヤーは意味の有無を区別する方法、検証原理を見つけた。その方法は
    1それは定義によって正しいか
    2それは経験的に検証できるか
    どちらでもないならそれは意味がない
    兄弟はみんな男だ 1にあたる
    哲学者の何人かは口髭がある 2にあたる
    この部屋には痕跡を残さない見えない天使がいる
    1にも2にもあたらないから意味がない
    エイヤーは道徳的な判断は全く馬鹿げていると結論づける
    例えば 拷問は間違っている 1ににも2にもあたらない 意味がない
    神は存在する というのも同様に意味がない

    サルトルは人間は自由であると考えた。人間に本質はなく、あるべき特定のあり方はない。どうなってもその人のせいである。人間であることに伴う責任の重さから逃れる術はない。
    人間の実存は無意味なものであり、わたしたちそれぞれが自分の選択によって意味を作り出すしかない。

    ヴィトゲンシュタインは言葉が様々な意味で使われること、哲学者は全ての言葉が同じような働きをすると考えるせいで混乱していることに対して注意を促した。 

    アーレントはナチスの党員のアイヒマンに悪の陳腐さをみた。アイヒマンはただ命令に従い、法律を守っただけではあるが非倫理的な命令に従った。ここで恐ろしいのは、アイヒマンがあまりにも平凡に見えたことであろう。

    帰納法は観測結果の選定から包括的な結論に到達するという立証法
    4週連続火曜日に雨だったら火曜日は雨が降るという結論に至る。しかし、次の週雨が降らなかったら覆される。帰納の問題。
    ポパーは科学は帰納法に依存しないと考えた。仮説の重要な特徴は反証可能性あるということ。反証可能性がないならそれは科学ではなく、知識をもたらさない。
    通常科学とパラダイム
    地球は平面が通常科学であったなら丸いと考えることはパラダイムシフトとなる

    フットのトロッコ問題では多くの人がレバー引くべきと考える。しかし、一人を線路に突き落として五人を使う場合は多くの人は突き落とさないと答える。
    なぜか。二重結果の原則がひとつの説明になる。
    一つ目の例は容認されうる意図があって、実行の結果相手が死ぬだけ。
    二つ目の例は相手を殺す意図があり、容認されない。

    ロールズは共存社会を目指し、自分本位なバイアスの力を弱める思考実験を思いつき、それを原初状態と名付けた。自分がどのような立場や人物であるのか知らない状態ならばより公正な方針を選ぶだろうと。自由と平等の原則。人々の能力は運だからそれが報酬の格差を生む理由にならない。

    サールは中国語の部屋の例からチューリングテストからコンピュータが理解していることを否定した。コンピュータは考えて、意味を理解しているのではなく記号処理をしているだけで記号に意味を与えていないと。

    シンガーは池の子供は助けるのに貧しい子供のために寄付をしないのかを問う。動物は苦痛を感じる能力あり、人は植物を食べるだけで生きれるのだから肉を食べる必要がないと考える。ラットを実験に使うなら脳を損傷した人間も実験に使えるのか。
    シンガーはソクラテスのようにリスクを負って、議論をしてきた。これこそが哲学発展に必要なことであるる。

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    2025年12月16日
  • 【新訳】積極的考え方の力

    購入済み

    幸せの作り方

    幸せは自分で作っていける、これを改めて自覚でき、方法が学べます。
    わかりやすく実例で教えてくれるのと、著者が牧師さんでとても優しい方なのでそれだけでもホッとします。
    他責思考の方に特にお勧めします。

    #タメになる #深い #ハッピー

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    2025年11月16日
  • 迷いを断つためのストア哲学

    Posted by ブクログ

    私はもうすぐで節目となる年を迎える。それもあってか最近、「もう人生の●分の1くらいは終わってしまったのだな」と感じ、死ぬのが怖いという気持ちになりがちだった。

    時間潰しに立ち寄った本屋でこの本が目に止まった。哲学については素人で、有名な哲学者の名前なら知っている程度だったが、パラパラとめくったページにあった
    「わたしがストア哲学を信奉するようになった最後の理由は、死が必然であり、それにいかに備えるかについて、ストア哲学がもっとも直接的に、説得力をもって論じているからだ。」
    の一文が気になり、買ってみることにした。

    結論から言えば、読み終わった今、死ぬことへの恐怖は薄まったと感じる。ただそれは、死ぬことへの解像度が上がったとか、死後の世界に何か見通しが持てたとかではなく、「いつか自分は死ぬ、周りの人も死ぬ。それはどう頑張っても変えられない。逆に、誰かの存在がなくなり、居場所を譲ってきてくれたからこそ、いまここに自分は存在していられる。」という当たり前の事実を、この本がまっすぐに、ただし悲観的でないように教えてくれたからだと感じる。

    読み終わって新幹線の窓から風景を見た時、夕日が見えて、毎日のように見ている太陽にも寿命がある、と教わったことを思い出した。頑丈に見えるビルも、文明の結晶みたいに輝く都市も、例えば地球の薄皮1枚めくれてしまえば、簡単になくなってしまうようなものなんだなぁ、とも思った。だから悲観的になろう、という訳でなく、だからこそ、家族や友人、自分自身に対して「今が最後かもしれない、今が大切」と、ある種の緊張感を持って接するように、というのが、この本が教えてくれたことだと感じる。

    当たり前だが、現代社会によってうまく包み隠されているような感覚を思い出させてくれる良書と感じる。また死ぬのが怖くなった時、自分の人生に対しての緊張感が緩んでしまったとき、この本に戻ってきたいと思うし、同じような思いを持つ人におすすめできる本だと感じた。

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    2025年05月11日
  • 若い読者のための経済学史

    Posted by ブクログ

    経済学の歴史が網羅的に書かれてあり、読みやすい。
    「若い読者のための」のタイトルにある通り、経済学を知らない人が、「経済学とは何なのか?」を掴むための本だと感じた。
    大学の一般教養科目の受講を終えた時のような読後感。

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    2025年04月20日

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