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Posted by ブクログ
何だこの……、ああー……、言葉が上手く出ないけどすげーよかった。
いつまでも心に残る作品。
『編者より読者へ』という部分はあとがきかと思いきや、ド本編でしたね。読み飛ばしてはなるまいね。
その『編者より〜』のところの怒涛の……よさ!
ウェルテルは憂鬱から解放されて、不思議なほどに希望で艶めいていた。この作品はメリーバッドエンドの金字塔だ。
ロッテ側からの心理描写が入るのが最高だ。ズルい女よ! でも好きだ! ロッテが埃を拭いた銃でなら自害するのも悪くないかも……いやいや。そんなことはない。
『編者より〜』の前まではウェルテルからの手紙という形だったのが、このパートから第三者目線になるのがまたい
Posted by ブクログ
「ウェルテル効果」という言葉を知らず、雑誌でたまたま知ったので。
これが300年前の話だというから、驚きです!
エキセントリックで、直情的すぎると思うべからずです。
近年の、メンヘラノンフィクションや作話に、頻繁に出るシチュエーションな気がします。
つまり、それだけ普遍的な価値観を描いているということですよね。
しごとも、こいも、何もかも思い通りにならず、絶望……いやむしろ「死」をある種の希望として命を絶つ刹那的な様が、若者に熱狂的な共感を呼んだのは、正直頷けます。
これは、受けるだろうなと。
光文社古典新訳文庫、酒寄進一さんの比較的新しい訳は、読みやすかったです。
Posted by ブクログ
まず、誰の訳で読むか迷ったが、比較記事などを参考に手塚富雄氏の訳を選んだ。言い回しに引っかかることもなく最後まで面白く読めたので、私には合っていたのだと思う。
ギリシア神話の神々や、架空の生き物も大勢登場するが、詳しい注のおかげで理解しやすく、訳者の解釈まで添えられているのも面白かった。こんなに隅々まで注を読んだのは初めてだった。
20代前半から書き始め、82歳の頃に完成させたという、ゲーテが一生をかけた作品。その歳月に思いを巡らせながら読むと、若々しい情熱や勢いが感じられる場面もあれば、長い人生を経たからこそ生まれたような重みを感じる場面もあり、一つの作品の中に異なる年代のゲーテが同居して